3コマブリッジのテレキャスターはオクターブが合わないのに6コマタイプより売れる理由♪

あなたはストラト派? それともテレキャス派?
エレキ多様化の現代には実に愚問ではありますが、なんだかんだ言ってもこの2つのタイプでギターの好みって判りますよね~
勿論、エレキといえばこの他にもギブソンのレスポールなんかもありますが、今回はフェンダー系、それもテレキャスにターゲットを絞ってお話させてください♪  m(_ _)m
僕はフェンダー系のギターではストラトよりテレキャスの方が好きなんです。若い頃は「断然ストラト!」って感じだったんですが年と共に何故かテレキャス好きになってきましたネ~♪
テレキャスといえば基本的にはトレモロレスですからストラトのように器用なエレキじゃありませんが、なんかそこがイイんですよね~ アームを使う曲の場合はテキトーにアレンジして演るしかありません。まぁ~エレキのフレーズをアコギで演るのと同じ感覚ですね! テレキャス用にアレンジする際、偶然イイ感じのフレーズが浮かんだり曲が出来たりもするんで結構オモシロいんですよ~ 「不便」って意外に楽しいんですよネ♪
そんな不器用なギター、「テレキャスター」といえばエレキの元祖。必要最低限のパーツだけで構成されてるんですよ~ ブリッジ・サドルもビンテージタイプ(50S)なら弦2本に対して1つ。
テレキャスが苦手な人は、このサドルのニコイチ構造を嫌うんですよね~ 確かにオクターブチューニングが合わせ難いですからネ♪ っていうか、絶対に合いません!! でも、そんなこといったらアコギ↓はどうなのよ~って
そもそもギターなんて構造上ピッチが完全に合うなんてことは絶対にありえないと思うんです。 ※主観レベルのお話です。

もしギターそのものピッチが完璧に合っていたとしても演奏する人の押さえ方や弾き方、弦高やポジションの違いで絶対ずれてくると思うんです。「いや、オレのギターはそんなことない!」っておっしゃる方は、たぶん意識していないだけで微妙なズレをご本人が補正しながら弾いているんだと思いますよ~
そう、あなたはテクニシャンなんですよ! 同じタイプのギターでも他人のギターって何か弾き難く感じません? ギターは工業製品といえども1本ずつ微妙に違いますし、長年弾き続けることで持ち主との相性がよくなってきますからネ♪ でも、そのギターとのイイ関係性が出来上がる前に手放してしまう人が多いんですよね~ 楽器屋さんの中古コーナーなんかで見かけるでしょ? 「新同品」とか「ちょいキズ品」みたいなヤツ
僕は全くの新品より、そんな感じの中古が好きですね~ 「お前、可愛がってもらえんかったんか~?前のオーナーさんに」ってな感じで見ていると、「私をお家に連れてって!」って聞こえる瞬間があるんです。そんな時は大体一緒に帰っちゃいますね~ 結構そんな出逢いをしたギターは、ず~っと一緒にいますネ♪
ちょいと話が脱線しちゃいましたが、テレキャスの3コマサドル
こんなのもあるんですよ~↑ これは僕の自作テレですが、ブリッジ・サドルはやはり3コマタイプを載せてます。よ~く見ると判るでしょ? そう弦が乗っかる部分が左右違うんです。(前後)そのおかげでストレートタイプより微妙なピッチ調整が可能なんです。この写真では判り難いかもしれませんが、各弦のピッチに合わせて一応ヤスリで削ってあるんです。勿論それでも完璧に合うことはありませんが、僕的にはOKレベルなので全く問題ないのであります。
そんな面倒なことしなくてもテレキャス用の6コマタイプのブリッジプレートあるじゃんか!っておっしゃる方もおられると思いますが、、 イヤ、僕は3コマサドルが好きなんです♪ なぜか?
それはまずコマの材質。そう「真鍮」、武骨で荒々しいテレキャスサウンドには絶対欠かせない部分なんです。それも3コマタイプじゃないとダメなんです。同じ真鍮製だとしても6コマタイプだと弦に対してのコマの質量が少な過ぎるんです。やはりこの弦2本ずつを担当しているこのコマの容積が重要なんです。さらに土台のプレートも薄い鉄板製じゃないとダメなんです。
6コマタイプのやつは厚いプレートを採用していることが多いんですよね~ それだと弦振動から発生するプレートの微妙なビビレが無いんです。つまりテレキャスならではの「トゥワンギー」感が薄れちゃうんです♪ 勿論、正確なピッチを優先される方なら6コマタイプの方がいいと思います。
でも知ってます? テレキャス買う人のほとんどは3コマサドル好きが多いんですよ~ そう実際売れているのは3コマのビンテージタイプなんです。なぜか? その答えは実にシンプルで、3コマタイプの方が見た目がイイからなんだそうです♪
人はなぜ扱いずらくて手間がかかるのに価格設定が高いビンテージ仕様のギターをわざわざ選ぶのか、、、
新しいモノがすべてイイとは限らないってことですね~♪♪♪

これ↑は僕が長年愛用している83年製トーカイのストラト
このギターはライブで使うことが多いので実用性重視って感じですね~ 弦が当たる部分はローラー、おかげでチューニングの狂いはかなり抑えられます。ナットも真鍮製にしてあるので開放弦の響きがフレットを押さえた時とほとんど同じ感じで出せるんですよ~ 本当ならストラトもビンテージ感を前面に出したいトコロなんですが、このローラーサドル、右手を載せた時いい感じなんですよ~ 全く痛くないし、、、
ハイ、それでは本日のまとめ
オクターブピッチやチューニングの微妙な狂いは練習の妨げになってしまう恐れがありますから、これからギターをやろう!って方はテレキャスなら6コマサドルを選んだ方がいいかもしれませんネ~ それに3コマタイプのビンテージ仕様の方が値段が高いことが多いですから♪ でも最終的には自分が気に入ったギターを買うのがイチバンだと思いますネ~♪



ロレックスじゃないよ、オメックス
今人気のギャグ腕時計のお話:2021年6月14日投稿記事


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