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自作ピックガード完成しました♪ ~ARAI 1702T ・UNIVOX HI-FLIER

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以前、お話したアライ 1702Tのピックガードが完成しました。 まずは1702Tといってもご存知ない方もおられると思いますのでカンタンにご説明しますネ♪ この写真↓は数年前の状態なんですが入手後すぐフルスケールに改造したのでストラトの324ネックに交換してあります♪ 1702Tは基は314でモズライトとかレスポールと同じミディアムスケールなんです。 アライ(ARAI)とはアライ貿易のこと、つまり現在のアリア・プロ(ARIA)のことです。1960年代はARAIダイヤモンドブランドとして販売していたんです。1702Tというこのモデル名を知らない人でも、何かどっかで見たような、、、ってことないです? 見ての通りベンチャーズの看板ギターであるモズライトのデッドコピーなんですが、もうひとつ忘れちゃいませんか?? そう、ニルヴァーナ(Nirvana)のカートコバーン(Curt Cobain)ですよ! 彼が愛用していたUNIVOX(ユニボックス)のHi-Flier(ハイフライヤー)は、この1702Tの輸出モデルなんです。アライダイヤモンドがマツモク工業に作らせていたギターなんです。そのハイフライヤーにはいろんなタイプがあるんですが基本は全てこの1702Tと同じなんです。低価格帯のスチューデントモデルでボディもベニヤが使われているので超軽量なんです。なのに音がイイんです!僕はこの1702Tに出逢った時一目惚れして買ったんですが、入手した時は内部の配線もボロボロ、フロントピックアップは死んでました。ネックも反りとネジレでかなりキツイ状態でした。でも何とかして実戦で使えるギターにしたかったんです。 これ↑が今まで着いていた当時のべっ甲ピックガード。これはこれで結構気に入ってたんですが、ネックになってたのが元々のピックアップセレクタースイッチ(四角い穴)。入手した時搭載されていたタンブラスイッチっていうか オルガンスイッチ?はぐらぐらで使い物にならないレベルだったんです。 これ↓がオリジナルのピックアップスイッチ。 スイッチを取り外した角穴に合わせて塩ビ板でステーを作り小さいスライドスイッチを載せ15年使ってきました。この元々のスイッチ穴のおかげで自分が思い描くデザインに出来なかったんです。ピックガード製作をショップに頼むとストラトのような基本パーツではないので1からの製作になってしまうので、2万円以上かかっちゃうんで長年躊躇してたんです。値段だけじゃなくてオーダーだといろいろ面倒ですからネ~ ということで今回自分で作ることにしたんです。カットに少し時間がかかるんですが仕上げ処理が一番ラクにできるホットカッターを使いました。せっかくなのでカーブも自分好みに微妙に変えて製作しました。
カーブとネジ位置を変更するためにボディ加工も必要になりました↓
角材を加工してネジ受けの土台を打ち込みました♪

ピックガードを留めるネジ穴も自分好みに減らしモズライトと同じ本数にしました。全体のデザインも以前からやりたかった位置に集約できました。イメージはストンプボックス的な見た目にしたかったんです。 基本的なワイヤリングは今までと同じなんですが、良い機会なので内部配線は全て新しいシールドに交換しました。勿論、ポット関係も! トーンはCTSの500kΩ(A)でトルク固めの固体を使い、ボリュームはバイオリン奏法がやり易いようにトルクの柔らかい国産500kΩ(A)を載せました♪ オーバードライブ回路は今まで通りBLACK ICE を使ってます。フロントPUP用のプリセットトーンには0.002μFのコンデンサー入れてあります。マスタートーン用のコンデンサーもフルに絞った時しっかり実戦で使える数値にしてあります。一般的な0.047μFは個人的にあまり好みではないので。。。 ノイズシールド用のアルミテープはピックガード側だけにしました。1702Tはボディがかなり薄いので現状でギリギリなんです。なのでキャビティに導電塗料を塗ったりアルミテープを貼ると接触する可能性が高いので今回敢えてピックガード側だけにしたんですが、おかげさまで気になるノイズの発生はありませんでした。フロントピックアップは今まで通り入手時に載せ換えたテレキャスのピックアップのままです。サウンドを柔らかくしたかったので各ポールピースにアルミリベットを加工して載せてあります。 はい、こんな感じ↑です♪ アームは握って弾き易いようにフォーンプラグのカバーを加工して長年使ってるんです。フルスケール(324)に改造してあるので基の1702Tよりテンションはかなりキツくなってます。スケールの調整はネックポケットとブリッジの位置を変更して合わせてあります。 ※ナットから12フレットまでの寸法と12フレットからブリッジの寸法がほぼ同じになってます。現時点で1弦(E)の駒はギリギリなのでネックの状態で変更が必要な場合はブリッジ台座の位置変更が必要となりますネ~ 載せてあるメイプルネックは生材に自分でデカール(ウォータースライド)を入れ塗装したもので、ストラト用のネックとしては結構太い方です。木目は敢えて派手ではない板目材を使ったおかげで15年間無調整で反りはまったく出ていません。フレットのエッジ処理は組み込んだ時かなり念入りにやったので現在でもエッジの引っかかりは一切無いんです! 一番心配なのはオリジナルのリアピックアップがいつまで持つかですネ~ フロントの様に新しモノと交換すればラクなんですが、1702Tのオリジナルピックアップの音が好きなんですよ~ マニアの間でも有名な話なんですが、このピックアップはターン数の割りにパワーがあるんです。その代わりハウリングもスゴイんですが。60年代ファーストマンのアベンジャー(モズライト)みたいな感じですね♪ サウンドインプレッションは近日Youtubeチャンネルにアップしますネ♪
★今日の第2ブログは、今年風邪で寝込んだお話♪
・・・日別の症状をご報告してますので、よかったら参考にしてください! 今回の風邪はマジで辛かったです。。。


【 バックナンバー / 初級ギタ講座 】—– クルーソンとロトマチック、 どっちのペグが、、

ストラトのブリッジ調整


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↓【バックナンバー】↓ 意外に知らない人が多いピッチ調整の方法(2018年11月12日投稿記事)

初級ギター講座 カンタンにリードギター、、( 2018年10月2日投稿記事) 「スケール」っていう呼び方がギターを難しくしている!自分でやるギターのレリック加工(時間短縮編)ギブソンのヘッドを少しイメージチェンジ♪アコギのピックガード貼り替え♪ ~慎重に!!バイオリンベース HCT500/1のコンパネ加工DITTOルーパーを使って「マイティジャック」を演奏♪セイモア・ダンカン・ハムバッカー・サウンドチェック♪実戦向き・ストラトの配線改造♪


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