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実戦向けテレキャスター★オリジナルモデル~扱い難いビンテージよりライブに強いギター

近年価格がどんどん高騰しているビンテージギター、やっぱイイですよね~ 余裕があれば手に入れたいギターは山ほどありますよ。と言っても若い頃のように「どうしても欲しい!」みたいな感覚は正直薄れてきましたネ~ やっぱ歳をとったっていうことなんでしょうね♪ 現在も所有本数は相変わらず多いんですが、仕事(自営)が順調だった40代の頃「自分へのご褒美」という名目でビンテージや高価なリイシューを買いまくっていましたが、還暦になった現在、手元に残っているビンテージは1967年のギブソンLG-1だけ。エレキはモズライトのリイシューや安ギブ、あとほとんど国産モノを自分が使い易いようにモディファイしたものばかりです。若い頃、イベント関係のライブ演奏が多かったので高価なビンテージ物より使い倒せる実戦ギターの方が正直好きなんです。自分で作ったギターやモディファイしたヤツは現場で何かあってもすぐ調整修理ができるから安心なんですよね。
コイツ↑は今まで何度もご紹介している自作のテレ♪
これは吊るしのギターをモディファイしたものではなくボディもネックも生材から選んで組み上げたオリジナルでもう約12年愛用しています。ボディはスワンプアッシュ、ネックは柾目のメイプル1Pでツバ出しの22F仕様となっています。今までに何度もアッセンブリー交換してきましたが、ここ数年この仕様で落ち着いています。って、いうかこのTL用3Pブラスブリッジとフローティングトレモロの組み合わせが実に弾き易くて気に入っているんです。みなさんもご存じのようにフローティングトレモロはFenderのジャズマスやジャガーに載っているアームですが、僕のは安い仕様でトリムロックが付いていないタイプ。そうアームアップをロックする機構が無いので演奏中に弦が1本切れたらチューニングが全滅するのであります。といっても、もう何年もライブ中に弦が切れたなんてことは無いんですけどネ。
ただやはりそれなりにトレモロやブリッジのセットアップには気を遣うようにはしていますよ~♪
写真でお判りのようにフローティングトレモロですから弦はTL本来の裏通しではなくトップ側です。
このギターで一番こだわったところがネックの仕込み部分!
僕のTLはボディのネックポケットを一般的なTLより深めにしてあるんです。初代「聖飢魔Ⅱ」メンバーのエース清水さんが「地獄より愛をこめて」の頃使われていたアリアProⅡエースモデルのように指板とボディトップをかなり近づけてあるので一般的なTLとはかなり弾いた時のニュアンスが違うんです。
さらに微妙に角度もつけてあります。フローティングトレモロでよく使われているテンションバーが個人的にあまり好きでないので僕のTLはテンションを稼ぐためにブリッジプレートに載せたアルミ板で駒に高さをつけ後方に弦通し穴があるタイプを載せています。
TLの3セクションブリッジはチューニングが合わないってよく聞きますが僕が載せているヤツは3セクションタイプでも各弦の微調整ができるヤツなので今のところチューニングで困ったことはありませんね。ただ微調整といってもネジで合わせていくタイプではなく弦1本づつに合わせて削って仕上げたので完全にベストな状態に仕上がるまでには多少時間がかかりました。
1、2弦側のコマが演奏中下にズレるのを防ぐためにアルミブロックを挟み込んでいます。ブラスの駒は強めのカッティングでも手が痛くならないように面取りしてあります。
このギターは時々知り合いにも貸すんですが評判がかなりイイんですよ~ 自分でもかなり酷使しているし塗装もラッカーの薄塗りなのでボディはもうボロボロ、だから貸す時も気を遣わなくてイイからね~!って言ってます。でも実際は酷使はしていますが結構大事に扱っているんですよ~これでも。。。
ボディサイドのブラックラインで判る方には解ると思います♪
ちなみに搭載ピックアップはリアがギブソンの490でフロントが黒雲モズのL4000(シングル)
コントロールは●マスターVolと●マスターTone
●各ピックアップのON-OFF、●リアPUP用タップスイッチ
●フロントPUP用プリセットToneスイッチ
●JC-120対策用回路スイッチ(ジャック左横の黄色のミニSW)
※本体重量3.2kg

こいつ↑も超お気に入りのボロギター
1968年製アライ1702T(現在のアリア)
60年代に流行ったモズライトのデッドコピーっていったトコロですが僕はかなり気に入ってるんです。
●マスターVol&Tone ●各ピックアップON‐OFFスイッチ
●フロントPUPプリセットToneスイッチ ●パッシブFUZZ
●フローティングトレモロ(Araiオリジナル製)
※本来1702Tは樹脂ブリッジなんですが当時の同型の金属製ブリッジに載せ替えてあります。アームは自作で握り部分はギターシールドのプラグ根本をエポキシを使って固めてあります。
もう20年近く使っていますが入手してすぐモディファイしたのでジャパンビンテージ好きの方でも基が1702Tとは思わないでしょうね~ 本来ミディアムスケールのローズ指板のギターですからね♪ 僕は324のフルスケールに改造してストラトのネックを載せています。Arai 1702Tの輸出仕様があのカートコバーンが使っていたユニボックスのハイフライヤーなんですよ~
20年前入手した時はかなりボロボロで超弾き難いギターだったんですが、今では所有ギターの中で一番弾き易いギターになりました。ネック改造してからテンションがかなりキツくなったので普段は09-42を張っています。サウンド的にもこのギターには10-46より09が合っているんじゃないかと、、、
リアピックアップはオリジナルのままなんですが、フロントは入手時すでにお釈迦状態だったのでリアと相性が良さそうなテレキャスのフロントPUPを加工してカバー内に収めました。

★僕はおそらくこの先、高価なビンテージギターを買うことは無いと思います。やっぱギターは弾いてナンボ!
気楽に弾き倒せるヤツが一番たのしい!って思います。


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