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ギターヘッドのデカール作り♪ ~ウォーター・スライド・シール【オリジナルギター製作】

先日Youtubeチャンネルにもアップしましたが、ギターのデカール作りに関するご質問って意外に多いんですよ~ 近年は作りの割りに価格が安いお値打ちなギターが多くなってきたこともあってか、自分だけのオリジナルモデルを製作される方が多いようなんです。勿論、1から製作するわけではないので、あくまでも簡易的なモディファイって感じですが、自分の手で改造したギターって安いヤツでもなんか愛着がわいてくるんですよね~♪
毎度お馴染みのコイツ↑、僕が長年愛用している1968年製アライ1702Tを改造したギター♪ もう15年以上使ってますが手持ちのギターの中では一番信頼してますね! 昭和40年代、当時販売されていた価格も1万円台という超安物。ベンチャーズブームの当時はこんな感じのモズライト・コピーギターが沢山存在してたんです。そんなコピーギターの中でもアライ1702Tは今でも結構人気があって当時OEM版ユニヴォックスのハイフライヤー / Hi-Flierとして海外で販売されていました。このギターの愛用者として有名なミュージシャンがニルヴァーナのカート・コバーンですね~ 僕が持っていた「エレキのボディ材」に対する固定概念が完全に覆されたギターと言っても過言ではないと思います。
なんたってボディは普通の「ベニア」ですから! それもボディ厚はたった3cmですよ~ だからボリュームポットも一般的なサイズのヤツは無理なのでミニサイズを使ってるんです。ミニサイズのポットって質の良いものがなかなか無いので、モディファイする前のパーツ集めは結構苦労しましたネ♪
僕がコイツを手に入れた時、フロントピックアップは既に死んでました。現在載せてあるのはテレキャス用のフロントPUP。載せ換えた時あまりにも高域がキツい感じだったので各ポールピースの上にアルミのリベット加工したプレートを接着したんです。おかげで僕の中ではパーフェクトなサウンドに仕上がりました。リアピックアップはしっかり生きていたので分解・クリーニング後ウレタンとエポキシでしっかりハウリング対策しました。それから15年以上以上経ちますが今も全く不具合は起きていませんネ~
このボディのスゴいトコロは、どのピックアップを載せてもコイツの音になっちゃうトコロなんです。フロントに載せたテレキャスのピックアップも元々少し音ヌケが悪かったから長年使ってなかったモノだったんです。こいつのピックアップカバーにバッチリはめれたから取り敢えず使ってみた!っていうだけだったんです。ところが音出ししてみたら、、、「あれ~、このピックアップってこんなに音ヌケ良かったっけ~?」
これはたぶん安物ベニア材を使った薄いボディと載せ換えたネック(メイプル1P)との組み合わせ、314から324へスケール改造したことによるテンションUP等すべての条件が良い方向にいった偶然の産物だったんでしょうね~♪ 今では「迷ったらコイツを持っていく!」って感じの存在になりました。
この1702T↑からですね~ 僕が自分がモディファイしたギターに名前やオリジナルブランドのロゴを貼るようになったのは♪
ということで長くなりましたが今日の本題「ヘッド・デカール」のお話。僕が貼るロゴシールは2パターンありまして、名前の「hayashi」とオリジナルブランドの「akkunguitar」、この1702Tにはご覧のように「hayashi」を貼ってあります。この時のロゴ貼りはかなり時間をかけて仕上げたので文字周りの余白は完全に見えなくなってるんです。勿論、フェンダーのようにシンプルに余白がクッキリ見えるようにする方が数倍カンタンですよ~ なんかこの時は余白を完全に消したかったんです。ヘッドに文字だけ印刷されているように見えるので「これ、どうやってやるの?」ってよく訊かれますネ~ 僕も以前は「プリントゴッコ」のシルクスクリーンでやってたんですが、やっぱこの水シール方式の方が文字がクッキリ出ますからね♪
今でも下地がブラックでホワイトロゴにする場合はプリントゴッコを使いますよ! プリントゴッコでやる時のコツは必ず土台に薄くクリアを吹いておくことですね~ プリントゴッコでのシルクプリントは慣れてないと必ず失敗すると思いますから、その都度インクを拭き取るわけです。で、その際下地のカラーも一緒にやられちゃうコトがよくあるんです。その対策として数回クリアを吹いておくと安全なんです。もしヘッドが無着色(ナチュラル)の場合でもクリアを軽く吹いてあるだけで水シールの定着もかなり良くなりますからおススメです♪
今回もウォーター・スライド・シートを使いました。今回、ついでにヘッド形状も少し変えてみました。(ペイサー風)
形状加工後、マホガニー系ニスで着色してから薄くクリアラッカーを吹いてあります。塗装に使う塗料にもよりますが、最低でも1~2日寝かせてからロゴ貼りした方がいいと思います。特にラッカーの場合、完全に乾燥するまで塗膜の沈み込みがありますから、キレに仕上げたい方はこの寝かせ時間が後々重要になって来るんですよ~ ビンテージフェンダーのようにロゴ貼り後、オーバーラッカーしない場合は寝かしを短縮しても特に問題ないと思います。逆に短期間でロゴ表面にシワやクラックを発生させたい時は寝かせを短縮する方が良い結果になることも多いですね。
今回は1702Tの時と違い見る角度によってロゴ周りの余白が微妙に見えるようにしたかったので濃い目のマホガニーで仕上げました。勿論、ロゴとヘッドとの段差は無くしてありますよ~♪ 結構手間がかかります。。。 ビンテージ仕上げの場合は、あの段差がアジなんですがね~♪ ★今回仕上げに使ったクリアのラッカースプレー:アスペン300mℓ

ストラト・ブラスナット
ゴトー6連ペグ(ニッケル)
フェンダーMEX純正ネック
フェンダー純正TEボディ
SCUDジャズマスタイプボディ材

FホールTEタイプボディ材

Gタイプダブルカッタウェイ材
レスポールJrやスペシャルの1ピックアップタイプのコピーモデルの良いモノは市販でもなかなか無いので、ダブルカッタウェイのボディ材で自作される方が多いようです。イエロー系のTVカラーで仕上げるのもカッコいいですね!
※ちなみに、どうしてあの黄色いボディを「TVイエロー」とか「TVカラー」と呼ぶのか? それは昔TVがモノクロだった頃、ホワイト(白)やイエロー(黄)ボディの映像をそのままモノクロテレビで観ると光の反射でオーバー露出ぎみになっちゃうんです。そこでイエローやホワイトをテレビ(TV)映えするような発色を抑えた色合いに塗ったんです。なのでTV用のカラー、TVイエローとかTVホワイトって呼んでたんです♪


サウンドハウス


MXR Distortion+ は音量が下がる(2020年5月2日)
アコギ用マグネットピックアップ(2020年4月27日)
ウイルスの恐怖(2020年4月21日投稿)



TS9 + MXR micro amp


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