ストラトのセレクタースイッチはCRLじゃないとダメ!?~廉価版に使われている箱型の欠点

僕が初めてエレキを買ったのは中学1年。6弦ギターじゃなくてエレキベース(バイオリンベース)でした。勿論、ホンモノじゃなくてHofner500/1のコピーですよ♪
6弦エレキを買ったのは高校に入ってからで、4万円のアリア・ストラトタイプでした。当時流行っていたナチュラルボディのラージヘッドタイプ。70年代後半のことですから、その仕様が現行のフェンダーストラトのカタチでしたから。。。
まだピックアップセレクターは当たり前に3接点でした。
写真↓は現在の5接点、当時この位置で止めるためにシャフトにセロテープをぐるぐる巻きにして無理やり止まるようにしてました
みんなやってましたよ~ 教本にも「並列止め」みたいな感じで載ってましたからネ♪ 5接点スイッチを買った時はもう社会人になってました。ということで今日はストラトのピックアップセレクタースイッチについてのお話です。
セレクタースイッチといっても色んなタイプがありますから、もし愛用のSTが調子悪くなってスイッチを交換するにしても、どれにするか悩みますよね~ そのセレクタースイッチですがタイプとしては写真↓のこの2つが多いと思います。
①国産ギターに昔からよく使われているオープンタイプ
仕様としてはUSAのCRLとほぼ同じような構造
②微妙に密封されたような四角い箱型タイプ
比較的廉価版のギターによく使われることが多いです。
おそらく配線組み込みの効率が良いのと、スイッチそのものの製造コストが抑えられるからだと思うんですが、どうでしょう?
★まずこの2つのスイッチ
僕はもう数十年使ったことがありません。もし入手したギターにこれらのセレクターが使われていたら迷わず交換します。
理由としては、
①の国産スイッチ、価格的にはUSA製の3分の1位で買えるんですが、個体差があり過ぎる! この方式のスイッチは接点端子の不良でおかしくなることがほとんどなんですが、一箇所でもやられるとマジで使えなくなります。他の端子が生きていたとしてもセレクターとして回転しなくなることが多いのでライブ中に壊れたら最悪です。これは僕の体験談です。その後交換した同仕様の国産セレクターも短期間でヤラレました。
※国産ものでも近年はトラブルを起こす個体はかなり少ないようですが、安心してライブで使えるか?って考えると、、、
もし価格を抑えたいとお考えの方はSCUDブランドがいいんじゃないかと思います。僕もSCUDから出ているパーツはちょくちょく使いますネ~ ただストラトのセレクターに限ってはどうしても譲れないんです。CRLスイッチもSCUDブランドで売られていることもありますよ。

※ギターメーカーF社のメキシコ製STに使われているセレクタースイッチは不良品が多いという話は聞いたことがあります。
僕も昔メキシコSTを買ってセレクターが短期間でヤラレました。
※これはあくまでも僕の体験談であり個体差の問題と考えます。

②のボックスタイプ
この仕様のスイッチは海外生産の廉価モデルに使われることがほとんど。これもコストと組み立て効率優先で使われていると思います。密封式なので外部からのホコリやゴミが入り難いメリットはあるんですが、逆にボックス内にゴミが入ってしまった場合はオープン型より厄介なのがこのスイッチ
知り合いのギターを修理したことが何度もありますが、正直スイッチ内部の作りはかなり耐久性の低いものがほとんどです。
市販パーツとしても数百円で買えるので手を出してしまう方も多いようです。
ということで僕は過去の苦い経験からセレクタースイッチには必ずCRLを使うようにしています。価格が3千円位しますから決してお値打ちなパーツではありませんが、耐用年数と長期間安心して使えることを考えれば、絶対トクだと僕は考えます。
勿論、いくらCRLといってもやはり個体差はありますから、レバーを操作した時のシックリ感みたいなものがイマイチな個体に当たってしまうこともありますネ~ 同じくボリュームポットで有名なCTSポットでもやはり同じように個体差はありますからパーツ購入については多少運みたいなトコロがあることは否めませんネ~
★ストラトのセレクタースイッチなら→CRL
※レスポール系に使われているトグルタイプのスイッチに関しては、国産品でもトラブルは少ないようです。
お値打ちで信頼性が高いので有な販売ブランドはSCUDですね。

※トグルスイッチ・・・堅牢性ならスイッチクラフト
ただしモズライト系は横長タイプでノブ取付サイズに種類ありのため要注意

★ボリュームポットなら→CTS
※堅牢な作りで有名なCTSポット、安心感はかなり高いんですが
シャフトのトルク感がかなり高いためボリューム奏法にはあまり向いていないかもしれません。ボリュームペダルを使う方なら問題ないと思いますが、、、
ボリューム奏法を多用されていた寺内タケシ先生もモズライトのボリュームポットだけは回転トルクの関係で国産ポットを付けられていたようです。
ちなみに、2001年豊橋で行われた寺内タケシ&ブルージーンズの誕生日ライブ後、寺内先生のバースデーケーキ中央に飾られたモズライト型のチョコレートを頂いたのは僕です!
ライブ準備スタッフ&スチールカメラマンとして働いたご褒美として美味しくいただきました♪♪♪

ジャック→スイッチクラフト
エレキの電気系パーツは頻繁に交換するものではありませんから、ちょっとだけ奮発してみるのもアリなんじゃないかと考えます。ちょっとだけケチったことで逆に高くつくこともありますからパーツ選びは慎重にネ♪♪♪
※ジャックに関しては国産とUSAで微妙に違いますから、シールドプラグによっては接触不良を起こすことや差し込めない場合もありますからご注意ください。

【お買い物参考】比較的安心な販売ブランド:SCUD、ALLPARTS


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