ハイパスコンデンサーは無い方が音は作り易い!バンドで埋もれない前に出るギターサウンド

以前もご紹介したことがある僕が30年以上やっているギター配線(プリセットトーン回路)について、もう一度わかり易くご説明させて頂きます。これ、結構お問い合わせ多いんですよ~♪
・・・ ありがとね m(_ _)m
配線といってもゼンゼン難しくなくて誰でもカンタンにできちゃうものなんですが、その効果はバツグンなんです。勿論、これは主観レベルのお話ですが、僕は手持ちのエレキのほとんどに今回ご紹介する配線を施してあるんです♪
配線に使うのはお馴染みのハイパス用0.001μFのコンデンサー
コイツをピックアップのサウンドに合わせて1~3個位使います。ご存じの方が多いと思いますが、コンデンサーの組み合わせ値は抵抗と逆になります。例えばコンデンサーの数値を0.002μFにしたいのであれば、0.001μFのコンデンサーを2つパラレル(並列)につなぐだけ。これがもし抵抗の場合、同じ数値を2つパラレルにつないだ場合は半分の値になってしまいます。
つまりコンデンサーの数値を半分の500PFにしたいのであれば、2つをシリーズ配線(直列)すればいいんです。
以上のことを理解できれば何種類ものコンデンサーを用意しなくても組み合わせ方次第で色んなサウンドが作れちゃうんです。
お手持ちのピックアップと組み合わせて好みのサウンドになるように配線するだけ♪
★まず僕はこのコンデンサー配線を毎回フロントピックアップだけに働くようにしています。理由は単純で、フロント以外のピックアップでは好みの音が作れないからです。
ただ、「フロント+リア」にかけた場合はもう最高!※主観
いつもYoutube動画で「フロント+リア」のセッティングで弾いている時はほとんど今回の回路が働いています。フロントだけにコンデンサーがかかるようにしてあれば、ピックアップをミックスした時点でリアにも働きますからネ♪ 僕が普段メインで愛用しているトーカイSTはセンターありませんし、たまに使う3PUPのノーマルSTもフロント+リアでも鳴らせるようにしてあるんです。★フロントPUPに小さな数値(0.001~0.003μF)のコンデンサーをかけると、高域のオイシイ成分をキープしながミッドが少し張り出すようなサウンドになるんです。勿論、回路的にはパッシブですので微妙に高域がカットされているわけですが聴覚上はかなりリッチなサウンドになるんです。ただ高域のキレや鈴鳴り感が重要になってくるフロント+センターの「ハーフトーン」にはあまり向いていないと思います。なので常時接続ではなくスイッチでON-OFFできるようにしています。
もう1つこの回路配線のオイシイことは、マスターボリュームを下げた時の音の曇りを微妙に緩和してくれるんです。ボリュームに対してシリーズ(直列)に配線される一般的なハイパスコンデンサーのようにパキパキした電気的な音ではなく自然な感じで音ヌケをキープしてくれんです。なので僕は以前お話したようにマスターボリュームに働くハイパスコンデンサーは使わないんです。ただ、敢えてそのパキパキ感が必要になる状況に備えてONできるようにスイッチは付けています。
★一般的なハイパスコンデンサー配線↑は、ボスBD-2(ブルースドライバー)のようにギター側のボリュームに対しての追従性が良いエフェクターのメリットを活かせなくなってしまうので、個人的にはあまり好きではないんです。※主観です。
僕がこのフロントピックアップに対してかかるコンデンサーを使い始めたのは20代に買った国産のモズライトからなんです。
当時「モズライトクラブ」っていう集まりに所属していたんですが、周りの先輩方のほとんどは60年代当時のビンテージモズライトを使われていました。僕が使っていたモズライトも当時国産としては高いモデル(18万円)で確かVMG-1800っていう型番だったと思います。まぁ65年モデルのレプリカですね♪
国産で初めてのビブラミュート搭載モデルでした。しかしそのサウンドは高域寄りの甲高いもので先輩たちの本物とは比べ物にならないものでした。当時、まだピックアップを載せ替えるなっていう発想もありませんでしたし、USAパーツなんて出回っていませんでしたから。。。 そこで当時の僕は色んな配線改造を試したんですよ~ その中の1つが今回ご紹介したフロントPUP用のコンデンサー配線だったんです。実際、当時はコンデンサーだけではなく「コンデンサー+ダイオードクリッパー」という配線でやっていました。これが結構イイ感じだったんです。勿論、クリッパーといってもパッシブですから大して歪まないんですが微妙に高域成分だけがつぶれ凹む感じと小さな値のコンデンサーとの組み合わせが絶妙にマッチしてたんですね~
今回の配線改造方法はすべてのギターやピックアップに当てはまるわけではありませんので、実際やられる際は個人責任でお願い致します。ただ40年以上エレキをやって来た経験に基づいてお話させて頂きましたので何かの参考になれば幸いです。m(_ _)m
あの時の自分としては初めてのモズライトはその後本家の63年リイシューを購入するために手放してしまいました。当時、娘が生まれたばかりでギターを何本も所有する余裕はありませんでしたからネ~ 上の写真のモズライトはライブ用に改造した国産エクセレントですがピックアップをはじめほとんどのパーツを交換しています。こいつも今までのアイデアを盛り込んで色んな配線改造を施してあるんですよ~ 勿論、フロントPUPコンデンサーもネ♪ ビブラミュートもUSAですが、今ではホント入手困難で高価なパーツのひとつですよね~ 現在、モズライト本体とパーツは兵庫県のモズライト株式会社で購入可能となってますネ。


古いボスエフェクターの電源改造:2022年1月29日投稿記事


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・・・2021年11月29日投稿記事


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▼18年愛用している1968年製1702T↓
このギターも今までのアイデアを盛り込んでモディファイしてあるんですよ~  輸出用モデル名はユニヴォックスのハイフライヤー


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