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ストラトのレリック加工~やり方【質問回答編】ラッカー塗装

有名メーカーのレリック・ギター、相変わらず高いですよね~♪と、いうことで今回はエレキのレリック加工のお話をちょっとだけ。。 僕のブログへのアクセスで結構上位にあるのが「レリック加工」に関しての記事なんです。先日も他のサイトでレリック加工に関してのご質問メールを頂いたんです。みなさん、やはりテカテカのポリ塗装より鈍い照りのラッカー塗装がお好きなんですよね~ しかしラッカー塗装のギターは高いし、、さらにレリック加工が施されたカスタムショップ物なんかは目玉が飛び出ちゃいそうな値段ですもんネ!
これ↑は僕が12年使ってるストラトなんですが、基はサンバースト♪ そう、ちょうど10年前にブラックでオーバーラッカーしたんです。ホームセンターで売ってる不通のラッカー塗料でね。勿論、成分詳細はニトロセルロース系のやつです。この写真だとよく判らないと思いますから↓↓
しっかり塗装表面にクラックが入ってるでしょ~ このクラックは塗装してから2年位で入りました。入りましたっていうより入れました♪ 2年位経って部分的に小さなクラックが出て来たので「そろそろイイかな~、、」って感じで加工してこんな感じになったんです。前回も少しお話しましたがポリエステル塗装と違いラッカー塗装されたギターのウェザーC入れはそんなに難しくないんです。必要なのは冷却スプレードライヤーだけ! まずは塗装面をドライヤーで徐々に温めます。この時必ず離れたトコロから様子をみながら慎重にやること! 問題無さそうならそのまま温め続けボディ表面が「熱い!」と思うまで温めます。次に冷却スプレーで霜がはるまで急激に冷やす(凍らす)。噴射を止めた瞬間から冷えが戻りますから、その時点でパキパキ音が鳴り始めます。冷えが戻るスピードに塗装面の縮むスピードがついていけなくなるためにヒビが入るんです。勿論、ラッカーですからポリエステルのようにこのクラック部分が剥がれ落ちるなんてことは滅多にありません。※あくまでも今までの経験が基の話です。
これ↑もピックガードを載せ換えただけで同じストラトです。自分の中で「クラプトンブーム」と「ピンクフロイドブーム」が時々入れ替わるんです。。
これ↑は別のギターですが、コイツは下地から全てN.ラッカーで塗装しました。もう15年以上経ってますからクラックだらけです。コイツは冷却スプレーの処理は一切してませんがさすがに下地のシーラーからラッカーの薄塗りなのでパキパキです♪
ポリ塗装のギターでもラッカーのクリアーでうまくオーバーコートできればウェザーCは入れれますヨ! ポリエステル塗装のギターは何年経ってもウェザーC.は入りません。ただ直線状にパキッとガラスが割れたように線が入ることはありますが、、 エステル塗装のギターは古くなっても磨けば新品の時と同じ様にテカテカになります。テカテカがお好きな方もおられますから、エステル塗装がダメなんてことは言いませんよ♪ 人それぞれの好みですから。。 古くなったラッカー塗装のギターも磨けば照りは復活するんですが、ラッカーの場合はその時の照りが「鈍い照り」に変わるので何とも言えない味わい深い感じになるんです。よく誤解されてる方もおられますが、塗装表面をヤスリで削って照りを無くせばラッカーみたになる!って、、 ラッカー塗装された本物のビンテージギターを持っておられる方ならお解かり頂けるかと思いますが、ラッカー塗装はしっかり照かってますよ!ただ「テカリの種類」がポリとはゼンゼン違うんです。僕はギブソンのLG-1(1967年)を15年以上愛用してますが、経年劣化したこのラッカーの鈍い照りは僕がどう頑張っても再現出来ませんから。。
1967 Gibson LG-1


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