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ギターが上達しない人のギターの共通点♪ ~ネック調整すればメチャ弾き易くなるのに。。。

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僕は2年前にギター断捨離(だんしゃり)をしたので一時期よりはかなり減ったんですが、それでも現時点でベース、アコギ、エレキ合わせて23本あるんです。 ビンテージものや、そこそこするものもありますが、目ん玉が飛び出るような超高価なギターなんかは1本も持ってませんよ~♪  基本的に安い中古ギターを入手して自分の思うようにモディファイして使うのが好きなので。。。 今までヤフオクやハードオフなんかで買ったギターだけで200本以上はあると思いますよ~ パーツ取り用とか修理して友人にプレゼントしたりとか、、、で、その都度処分してきましたから勿論家の中が「ギターの山」になんてなってませんよ~ といっても現時点でバラした状態のネックやボディ、パーツで5本位のギターを誕生させるコトはできますが。。。
で、今回はそんなギターの「ネック」のお話をしますネ♪ 写真↑のギターは、僕が21歳の時に友人と名古屋の楽器店(近鉄ビル内の愛曲堂)へ買いに行ったTokai(トーカイ)のストラトコピーモデルST50、Springysound(スプリンギーサウンド)っていうエレキ。もう30数年のお付き合い♪ で、現在着けてあるネックは確か5本目だと思います。このトーカイは今までに数十回の改造手術を繰り返しいろんなカタチに変化させて来たのでボディは傷だらけ&座グリだらけ!って感じなんです。しかしライブなんかはコイツで演ることが結構多いんです♪
この写真↑の右端で首にタオルを巻いてバイオリンベースを弾いてる仲間と最後に出演したライブでもこのトーカイを持って行ったんです♪ この仲間は2009年の11月天国へと旅立ちました。。一緒のステージに立ったのがその3ヶ月前で、この写真は最後のリハーサルの時のものなんです。夏のライブが終わってすぐ秋のステージ予定が入った数週間後にヤツは逝ってしまいました。。。ヤツは喫茶店のマスター(豊橋駅前 いちらく)、僕もヤツもヘビースモーカー&酒好きの同い年♪ そんな大好きなタバコが吸えなくなってしまったヤツに付き合うため僕も2009年12月31日でタバコをヤメました。早いもので8年が経ちました、、、ヤツの店に行けば誰かが居る!って感じだったんですが、残念ながらその店は今はもうありません。バンドもそれから活動休止、各メンバーそれぞれ別々に活動している状況なんです。ちょっと話が長くなってしまいましたが、その仲間が僕のこのトーカイを触った瞬間に「これ、めちゃくちゃ弾き易いギターじゃん!」って。。。彼はクラシックギターの名手だったのでネックには特にうるさかったんですよ~ そのヤツも生前言ってたことなんですが、ギターが下手な人が使ってるギターはホント弾き難いヤツが多いんだよね~って。。。「ちゃんと調整すれば上達できるのにな~」ってよく言ってました♪
ということで今回ネックの調整方法(反りを直す)をカンタンに説明することにします♪ ネックの反りと言っても、いろんなパターンがありますが今回は一番多い「純反り/じゅんぞり」の直し方を説明します。まず純反りって~のは、ネックが弦側に反ってくるパターンのヤツ♪ つまり弦高が高くなっちゃって超弾き難いアレのことです。
これ↑が僕のトーカイ。弦高がかなり低いんですが全くビビリ無しで、ハイポジションもラクラクなんです♪ 弦高の高いギターで全音チョーキングするとだいたい上の弦にもぐり込んじゃうから速弾きとかの次元の話じゃないですから。。。弦高が低くてもビビらなくするには単純にネックの反り調整やブリッジの高さ調整だけではなくネックのボディへの仕込み角度調整も重要になってくるんです。勿論ここでのお話はストラトのようなディタッチャブルタイプのネックのことですよ。。。 レスポールのようなセットネックの場合は仕込み角度を変えるのは素人にはムリなんです。といっても単純な反り調整はセットネックでも大丈夫ですからご安心ください♪


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ストラト(ビンテージタイプ)系の場合はネックエンド側にトラスのネジがあることが多く一般的にはネックのジョイントボルトを緩めないとピックガードに隠れてネジの頭は見えないと思います。僕のトーカイはネックを緩めなくても調整できるようにピックガードを加工してあるんです。
なぜか?っていうと、ネックの反り調整は弦をある程度緩めた状態でトラスロッドを回すので、ネックボルトを緩めてトラスを露出させる→弦を緩めてからトラスを締める→ネックボルトを締め直して再度弦を張って反りの戻り具合を観察♪ この作業をネックが真直ぐになるまで繰り返すわけなんです。つまりトラスを調整する時(締め・緩め)は弦を緩めた状態、反りの戻りを確認する時はネックにテンションをかけた状態にしないと意味が無いんです! だって弦の張力と逆側にネックを反らして反りを相殺させるんですから。。。 じゃぁ~弦を張った状態で調整すればいいじゃん!って思うでしょ~♪ そう思うなら、一度やってみてください!  緩めて調整する意味が解ると思います。 トラスを回すにはプラスネジ式や6角キャップスクリュー、6角ボルトタイプといろいろあるので一概には言えませんが弦を張った状態でトラスを回すのはかなりキツいんですよ~ それどころか張った状態で回すとトラス自体にかなりの力がかかりますから運が悪いとポキッ!といきますよ~
僕は試しに意図的に折ったことがありますがほんと「ポキッ!」って感じの後、「スカスカ」になりますよ~ もうこうなったらトラス交換しかないわけで。。。で、そのネックが高い修理代を出してまでトラスを交換する意味があるのか?どうなのか?ということですね。勿論、代えのきかない大事なビンテージなら考えることなくプロにトラス交換してもらいますが。。。
今回ネックエンド側のモデルでご説明していますが、ヘッド側のタイプの場合も基本的に純反り対しては時計方向(右回り)へ回して修正していきます。慣れるまではホント少しづつ回して調整してみてください。僕はもう四半世紀以上ネック調整やってますから、ネックの材質や反り状況から大体回す量が判断できるのでいつも2回でOKって感じです。僕の場合は1回目にある程度思い切った位置まで回して、弦を張り1日寝かせて様子を見て微調整って感じです。なので前後2、3日で仕上げます。今まで直したネックで期間をあけて再度調整が必要だったギターは100本中1、2本位だと思います。メイプルネックの場合は一度調整するとほとんど大丈夫でしたね~ ギブソン系のマホガニーはやっぱ放ったらかしにしておくとすぐ反りますから注意が必要ですね~
あと新品でギターを買われる時、ボディの木目(サンバーストやナチュラル仕上げ)を気にされる方は多いんですが、ネックの裏側に関しては意外に無頓着な方が多いんですよ~ このことに関しては近いうちにまたお話しますネ♪

ネックは出来るだけ「柾目を選べ!」、「板目は反り易い!」

一般的にシロートさんがギターを買う時は見栄えが派手な板目のネックを選びがちなんです♪  判り易く言うと、断面(ネック表面)が魚の刺身みたいなのが板目で、真直ぐ何本かの線を引いただけの味気ない木目が柾目なんです♪


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