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ギターのペグのネジ穴補修 ★クルーソンとロトマチック【初級ギター講座】

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今回はペグを交換した後の処理のお話です。
交換はクルーソンからロトマチックにするのか、ロトマチックからクルーソンにするのかで多少工程に違いはありますが、「ペグ」の交換って~のは結構「その人の性格」が出るんですよ~ それは、元のペグのネジ穴をしっかり埋めるか?埋めないか?ということです。勿論、ペグを交換しても穴位置がピッタリなら必要ありませんが、同系のペグでない限り滅多に無いコトですね~ では、ペグを外した後に使わなくなったネジ穴は必ず埋めた方が良いのか? 特に何もしなくて良いか? 答えは、、、
これは長年ギターをやってる僕の経験上の回答ですが、「穴はそのままでも特に問題ありません!」 ただネック(ヘッド)の材質や経年劣化の度合いで「穴埋め」しておいた方が良いコトもあるんです。 ↓穴埋め補修済み↓
ストラトの場合ほとんどメイプルネックが多いので、そのままにしておいても湿気等で穴やその周囲が崩れるなんてことは無いと思いますが、ギブソン系のネックはマホガニー等の柔らかい材料を使ってあることが多いので個人的には埋めておいた方がイイと思います。ネジ穴部分に亀裂が入ったネックを何本も見て来たので、、、 単純に「穴」があいたままの部分の強度は落ちますからネ~ しかし、穴があいた部分をシッカリ埋めた場合は逆にその周囲の強度が上がる場合もあるんです。勿論、それは単純に穴に木をつめただけではダメですよ! ちゃんと接着剤を流し込んでから木材を打ち込まないと意味無いですから。単純に木材を打ち込むだけなら穴が拡がる方向にチカラを加えてるだけですからネ! 「接着」させるコトが重要なんです。木の材質にもよりますが、単純に「無垢材」より数本貼り合わせて作られた「集成材」の方が丈夫ですからネ~♪ 厳密に言うと、もし使わなくなったネジ穴部分の強度を上げたいなら、そのネジ穴の2倍以上の大きい穴にしてから補修用材を打ち込む方が強度は上げれるんです。ネック折れの修理も同じで、単純に折れた部分に接着剤を流し込んで結合させるより折れた箇所の周囲を敢えて大きく削り取り、それに合わせた材を噛み合わせことで強度を上げれるんです。個体差、修理技術にもよりますが、ギブソン系の柔らかいマホガニーネックの場合、「ネック折れ修理アリ品」の方が丈夫な場合もあるんです。ギブソンギターのに「ネック折れ」は特に珍しいコトではありませんからネ♪ ネック折れ修理歴があるため格安になってるギターはある意味かなり「おトク」なんですよ~ ただ「ネック折れギター」=「バツイチギター」のように考える人が多いんですよね!
まぁ~ペグのネジ穴程度ならそこまで深く考える必要はありませんが、少しでも気になるようならシッカリ「穴埋め処理」はやっておいた方がイイと思いますよ~♪
一般的にペグのネジ穴程度ならネジ込む木材は「爪楊枝」でイイと思います。爪楊枝は柔らかい材を使ってることがほとんどなので、ネジ穴(キズ部分)に馴染み易いんです。で、流し込む接着剤は木工用ボンドでいいと思いますが、出来れば「耐水性」タイプをおススメしますね~ よく文房具店なんかで見かける黄色い容器のボンドは水に弱くて、シッカリ固着した後でも長時間湿気に触れると基の「白色状態」に戻っちゃうんです。まぁ~楽器の場合はそこまでになるシチュエーションは滅多に無いとは思いますが♪
ネジ穴への「埋め木」をせずに強度をキープしたい場合は、アロンアルファ等の液状「瞬間接着剤」を穴に流し込むという方法もあるんです。穴が小さい場合はかなり有効なんです。ストラトのピックガード穴がガバガバになっちゃった場合「瞬間接着剤+爪楊枝」は最強のコンビですね~ 瞬間接着剤は数秒でかなり硬化しますからちょっとしたネジ穴程度なら元の状態より強度が上がるコトが多いんです。ただ瞬間接着剤は金属等へ塗布した場合、硬化後でも「衝撃には弱い!」んです。これは瞬間接着剤の欠点でもあって利点でもあるんです。僕は若い頃からギターケースには必ずアロンアルファを常備していて、ライブ当日使用するギターのパーツトラブル(トレモロ等の金属パーツ)があっても結構対処できちゃうんです♪ 金属パーツの場合はあとで衝撃をかければカンタンに剥がせますから! 注意するコトは塗装面や木部へ「瞬着」をつけないようにする!ということです。ラッカー塗装の場合は最悪の状態になるコトもありますからネ~
それだけ「瞬着」は材にシッカリ馴染むというコトなんです。つまり修理用の接着剤に向いてるんです。2液混ぜ合わせて使う「エポキシ接着剤」は「瞬着」より衝撃には強いんですが、材との馴染みがあまりよくないんです。これはあくまでも個人的な意見なんですが、近年のエポキシ接着剤は昔と比べると確実に硬化度合いが落ちていると思うんです。僕の周りでも同意見の人が多いんです。そんなことで、僕は若い頃よりエポキシ接着剤は使わなくなりましたネ~ それとは逆で「瞬間接着剤」はホント日々進化してるんじゃないかと思います♪
「瞬着」はギタリストの必需品と言ってイイんじゃないかと。。僕は右指の「爪保護」にもアロンアルファの「釣り名人」を愛用してます。あれは高いだけのヘタな「ネイルケアセット」より使えますよ~ 最近はホームセンターでも「釣り名人」をよく見かけます♪
グローバー等のロトマチックからクルーソンペグに載せ換える場合は、「コンバージョンブッシュ」をおススメします♪

【バックナンバー】—–
クルーソンとロトマチック、どっちのペグが、、
ストラトのブリッジ調整


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ピッチ調整の方法(2018年11月12日投稿記事)

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カンタンにリードギター、、( 2018年10月2日投稿記事)
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「ハスラー1年点検と新型ジムニーの納期のお話」


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SH-1bのサウンドチェックは、近日またYoutubeチャンネルで動画上げますからよかったら覗いてやってちょ~だいm(_ _)m


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