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マルチエフェクターTECH21 RIG5 V2買ってみて分かった

2022年今年もよろしくお願い致します m(_ _)m
年明け一発目の今日はマルチエフェクターのお話です♪
僕が若い頃「マルチエフェクターの歪みはほとんど使い物にならない!」って言われていました。 かく言うワタクシもそう思っていました。僕は基本的にコンパクトエフェクターの方が好きなので今までライブでマルチを使った回数はホント少ないんです。
使ったのは荷物を極力減らしたい時ぐらいでしたネ。でも最近はちょくちょく使ってますね~ やっぱベンリですし「歪み」も近年のマルチは良い音出ますしね。
ということでコイツ、Tech21のFLY RIG5
このRIG5はチューナーが搭載されたバージョン2の方。このマルチは特に新しいモデルではないんですが、以前ちょっとだけ使わせてもらったことがあって操作がラクで音も良かったので当サイトでもおススメしてたんです。昨年末に知り合いから3日間借りれる機会があったので改めてジックリ使ってみたんです。
で、その結果、年明けに買ってしまいました♪ やっぱメチャ使い易いことと何よりホント軽いんですよ~!  FLY(ハエ)というネーミングにも頷けます。
昨年末Youtubeでお話したエフェクターボード↑に早速パターンBとしてセットしてみました。 木製の下駄をハメ換えることで現場に合わせて色んなパターンに模様替え出来るようにしてるんです。今回のFLY RIG5をセットしたBパターンがこちら↓
普段、ギター側のボリュームでクリーンとクランチを切り替えているので敢えてバッファードバイパス仕様のマクソンOD808を経由してからFLYにつないでいます。あとはFLYのセンドリターンにエレハモのオルガンマシンとドナーのトレモロをつなぎ、FLYのOUTから最終段のDITTOルーパーにつないであります。
Aパターンセットよりかなり軽量になったので、こっちのBパターンがメインボードになりそうです。
※一般的にオーバードライブ系ペダルはOFF時に回路を一切通らないトゥルーバイパスが好まれることが多いようですが、僕は普段ギターのボリュームをフル10で弾くことは少ないのでOFF時でもバッファーが働いてくれてた方が都合いいんですよ~
OD808は通すだけでボリュームを絞り気味にしたギターでも音ヌケを良くしてくれるから助かるんです♪ 僕が20代の頃、コンパクトエフェクターのバッファーって通すだけで音瘦せしちゃってONの時以外はホント使えない音になっちゃってたんですよね~
バッファードバイパスにこだわるメーカーさんといえば、なんといってもBOSS(ボス)ですが、近年のボスコンのバッファーも明らか昔と違って音イイですもんネ! そんなこともあってか近年はバッファードバイパス仕様のペダルが見直されているような気がします。★コンパクトエフェクター本来の性能ってギターのボリュームを絞った時に初めて判るんじゃないかと僕は考えます。ボリュームを絞った際の高音域の曇りを解消する方法としてはハイパスコンデンサーが最もポピュラーですが、ハイパスの音は確かにヌケだけでいえば良いとは思いますが、ギター本来のパンチ感が無くなって無機質なサウンドになっちゃうんですよね。でも使いどころによってはメチャ活かすことが出来ますから完全に否定することは出来ないんですよネ♪
そんなことで僕は普段よく使うトーカイのスプリンギー↑にはハイパスコンデンサーを入り切り出来るスイッチを付けています。

はい、では本題のFLY RIG5↓
なんといっても僕がこのFLYで一番おいしいと思っているのが、パネル中央部分のサンズアンプ(SANSAMP)、そうギターアンプシミュレーターですね。サンズアンプにはいろんなキャラのペダルがありますが、このFLYに搭載されているのはフェンダー・ブラックパネルをシミュレートしたBlonde(ブロンド)
僕は若い頃同社のLiverpool(リバプール)↓を使っていたので、このシリーズの扱い易さは理解していました。
僕が使っていたリバプール↑は初期型でまだキャビネットシミュレーターのスイッチが無いタイプでした。この後LEDの横にキャビネットシミュレータースイッチが搭載されたモデルチェンジ品が登場しました。しかし現在このペダルは生産終了となっていて中古市場でたまに見かけるだけの存在になってしまいました。このサンズアンプシリーズには他にマーシャルをシミュレートしたやつなんかもありましたが、個人的にはこのリバプールとブロンドが好きでした。
近年人気のストライモンイリジウム↑ほど器用なシミュレーターではありませんが、サウンドの方向性が決まっている場合はかなり使えるペダルなんじゃないかと思います。
ミキサーへダイレクトに送れるXLRからの出力に対してはキャビネットシミュレーターをOFFにすることは出来ませんが、通常の6.3mmフォンプラグ出力ではシミュレーターをカットできますから一般的なエフェクターのような使い方も可能です。
※XLRバランスOUT:常時スピーカーシミュレートされた出力
サンズアンプ(ブロンド)セクションの完成度はかなり良いんじゃないかと思います。 音が細くて硬めのソリッドアンプでも太くてしっかりしたチューブアンプっぽい音になりますね♪
スイッチ長押しでチューナーに切り替わります。解除は軽踏みだけでブロンドに戻りますから操作し易いです。
個人的にはPLEXIはオフでブロンドとブーストだけの組み合わせがイイんじゃないかと思います。勿論、PLEXIの音も悪くないとは思いますが、良くも悪くもブーストセクションの延長版という感じがしました。DRIVEは控えめの方が扱い易いと思います。

▼FLY RIG5 V2↓ドライブセクション↓
基本の歪みを作るPLEXIはCALIスイッチONで70年代ハイゲインアンプ風のサウンドも作れるようになっています。隣にあるブーストスイッチ(BOOST)はプリとポストの設置切り替えができプリ時では20dB、ポストで12dBブーストが可能。PLEXIとの組み合わせで多彩なドライブサウンドに作り込むことが出来るようです。現在格闘中です! お次は空間系↓
グリーンのツマミがリバーブ(REVERB)、SIZEボタンで広い部屋と狭い部屋の大まかな切り替えが可能。リバーブのかかり具合はシンプル操作でほとんどギターアンプ的な使い方ですね♪
隣のXLRボタンはミキサーへ送るバランスアウトのグランド切り替え。 ブルーのツマミはディレイ(DELAY)、サウンド傾向としては温かいアナログ感というよりはクルーな印象ですがクセが少なくディレイとしては使い易い方だと思います。ディレイやリバーブは人それぞれ音の好みがありますからハッキリしたことは言えませんが、うちのバンドのようにサーフロック系インストをやっている方には向いているような気がします。
★リバーブ(REVERB)スイッチは長押しでON-OFF
ディレイのタップも兼ねているので軽踏みではリバーブへ動作しません。写真下側に写っているグリーンのマイクロサイズエフェクターはドナーのトレモロ(RIPPLE)でFLYのセンド・リターンにつなぎました。うちのバンドはリバーブ、ディレイ、トレモロの3つがそろっていればあとは必要ないんです。
そして電源は勿論毎度おなじみのモバイルバッテリーです。
もうACアダプターを使わなくなってから10年近くになります。この小さな10,000mAhのバッテリーで5台のエフェクターに分配していますが、常時すべてのペダルがONになっているわけではありませんから、電池持ちは悪くないんです。スタジオリハや普通のライブなら全然余裕でOKって感じです。もうコードを引っ張り回す電源には戻れませんネ~ 電池駆動はなによりノイズに強い!
FLY購入時にコンプレッサーとファズが搭載されたリッチー・コッツェン・シグネーチャーと迷ったんですが、どうも派手な赤が馴染めなくてノーマルの方を選びました。ファズについては特に何も考えなかったんですが、正直コンプは羨ましいですね~


廉価版フェンダー系アンプシミュレーター


マクソンオーバードライブOD808:2021年12月21日投稿記事


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・・・2021年11月29日投稿記事


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