2024年夏、一時期中古市場相場が爆上がりしていたオールドコンパクトデジタルカメラの価格もやっと落ち着いて来たようです。近年の昭和平成ブームで一時期中古ショップに若い人たちが殺到し2000年代初め頃のデジカメがいつ行っても無いことが続きました。勿論、まったく無いわけではなく人気機種以外のモノやジャンク品みたいなものはありましたけどね。
そんな価格が高騰したオールドデジカメの中でも特に一時期爆上がりしたのが僕も長年愛用しているキャノンのパワーショットシリーズですね。G12だと僕が知る限りではヤフオクで5万円台後半なんていうのがありました。勿論、かなり程度が良い美品でしたけどね。それでも僕が所有しているG12より状態は良くなかったので僕も「売ろ~かな~」って考えちゃいました。
確かにG12はカメラとしての性能も作りもかなり良いモデルですが、最近流行っている「エモい写真」を撮るなら個人的にはG7かG9の方がイイんじゃないかと思います。
G12・G9・G7、全てCCDセンサーが採用されていますが、色ののり方がG9とG7は明らかに違うんですよ~ イイ意味で古ぼったい感じとでも言いましょうか、、、そう70年代のフィルムっぽさがあるんですよ~ 特に動画撮影に関してG9とG7はエモい!
勿論両者ともフルHDじゃありませんからクリアーな動画を撮りたい人にはおススメできないカメラですね。
その動画のエモさが出せる理由はフレームレートにあると考えます。G9、G7共に15fpsなんです。つまり秒間のコマ数が1秒間に15枚なんです。近年のデジカメでは動画撮影なら30fpsや60fpsがあたりまえですから15fpsのようなイイ意味でのカクカク感は出せないんです。 ↓Panasonic LC-70 ↓Canon A710
テレビのように違和感の少ない映像で撮りたいならなら30fps、映画のようなシネマチックな映像が欲しいなら24fps そうなんです映画は高いお金を出して秒間のコマ数が少ない映像を観に行っているわけです。勿論、画面サイズや音響など迫力ある臨場感にお金を出しているわけですが。。。
古い話にはなりますが人気テレビドラマ「水戸黄門」がフィルム撮影からビデオ映像に変った時(1998年)ガッカリした記憶がある方なら動画撮影にはぜひオールドデジカメを使って頂きたいと思うのです。フレームレート15fpsはほんとエモい動画が撮れますよ~ 勿論、ホワイトバランやカラー調整はオートじゃなくてマニュアルで設定することをおススメ致します。
例)キャノンG9:
カラーCモード→赤・緑・青・肌色:全て1段~2段アンダー
コントラスト・シャープネス・色の濃さ:1段~2段アンダー
※G12の場合はシャープネスを少しオーバー気味にした方がイイ感じになると思います。勿論、主観次元のお話です。
パワーショットシリーズの中でもG9のようにマニアックなハイエンド機ではありませんが僕は写真↑の「A710 IS」もかなり気に入って使っています。2006年発売のモデルですから立派なオールドコンデジといってイイんじゃないでしょうか。
勿論センサーはCCD、動画に関しては少しスモールサイズの640×480、お約束のフレームレートは15fpsと30fps好きな方に設定できるところがイイんですよ~
その他にこのA710は電源が単三電池というトコロなんです。
勿論、充電式のニッケル水素でもOK!
単三仕様の良いところは外出先でバッテリーが無くなってもコンビニで電池買えますからネ。
それとA710は「SD-HCカード」も問題なく使えることも大きいですね~ オールドデジカメを入手する際に一番ネックになることがこの記録メディアなんですよね。
注意するのは2003年頃の機種でSDカードが使えたとしても1GBまでしか読み取れない機種が多いということです。通常SDカード仕様の機種なら2GBまでのSDも使えるだろうと考えちゃいますが、当時のSDカードといえば16MBや32MBが主流、大容量のものでも128MBってとこでしたからカメラ本体がそれ以上のSDカードを想定して作られていないんですよね。極端に古いデジカメでは年月日設定も現在の2024年を設定できないものも多いんですよ。
スマホのカリッとした写真も記録するという目的だけで考えるならゼンゼンOKなんですが、近年は若い人たちもそんなクリアだけの画像に飽きてきたのかもしれませんね~
オールドコンデジで撮れば画像アプリで加工しなくても撮って出しでエモい写真がSNSにアップできますから、、、 勿論、古いデジカメにはWi-Fi機能はありませんからSDカードリーダーからスマホにデータを移さないといけないんですけどね。
サイズもスマホより小さな機種がいっぱいありますし、ネックストラップで首にぶら下げればちょっとオシャレじゃないですか~
ヤフオクなんかでよく「ジャンク品」として出品されていることが多いオールドデジカメですが、運が良いと全く問題なく使えるモノを安くゲットできることも結構あるんですよ~
ジャンクとしての理由に多いのは長年使われて来なかったことによるスイッチ関係の接触不良、充電器やバッテリーが欠品のため動作確認が出来ないモノなどですね。
接触不良なんかは分解清掃すればほとんど直ることが多く、バッテリーや充電器はアマゾンなんかで互換品が安く出ていますからバッテリーなしの本体をオークションで落札される場合、プラス2,500円前後で考えておけばいいんじゃないかと考えます。
A710 ISはグリップ部分が結構シッカリしているんですが本体は見た目に似合わず意外に小さいからベルトポーチにもスッポリ入っちゃうからイイんですよ♪
古いデジカメはSDカード1GBまで!
「俺たちの旅」風動画 【演奏】GOGOAKKUN
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