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ローステッド・ネックのギターは音が良い! ~バッカスが超人気

ギターが売れなくなったと言われている近年、倒産の危機に追い込まれる楽器メーカーさんも少なくないですよね。しかし今回のコロナ禍の影響で自宅で余暇を過ごす時間が長くなったコトもあってか皮肉にもその「楽器」の売れ行きがそこそこ伸びているようなんです。特に今ではオワコンとまで言われていた「ギター」を新調する人が増えているようなんです。1から始める初心者さんは勿論ですが、若い頃少しかじっていたけど何十年も弾いていなかったオジサンたちが再チャレンジしはじめているようなんです。しかし現在のおサイフ事情から高価なギターを買うなんていう贅沢は、、、ですよね~
写真のギター↑は、あのバッカス(Bacchus)が出しているストラト・タイプのエレキなんですが、今コイツの人気が爆発しているようなんです。バッカスといえば僕が若い頃、オーダーギターをメインに製造販売していた無名に近いようなブランドだったんですが、今ではギターをやっている人なら知らない人はいないんじゃないかと思う位超有名メーカーさんですよね! 特にベースをやっている人に人気があるブランドです。バッカスのいいトコロは低価格帯のモデルでも丁寧な仕事がされていることですね~写真↑のストラトも実勢価格で25,000円~29,000円程度で入手できるリーズナブルなモデルなんです。今このストラトが人気な理由は価格だけではなく「ネック」にあるんです。
このストラトのネック、今話題の「ローステッド・ネック」が採用されているんです。ローステッドは約200度の加熱処理を施してあるネックで、木材の余分な水分や油分を飛ばし適度な硬度をあたえネックとしての「音質」と「強度」を格段に向上させる製法なんです。その工程をこの価格帯のギターに採用してあるトコロが一番の人気だと思われます。実際このギターはビギナーさんだけでなく普段高価なビンテージ・ギターを弾いているようなプロの方も買われていくようです。
僕は実際このバッカスのローステッドは弾いたことがないんですが、他メーカーのローストネックを弾いた時の感想は「カ~ン」って感じにギターの音がヌケて弾いてて気持ちいい!って感じましたネ♪ ローストしたネックは見た目の色もシブいんですが、握るだけで普通のネックとの違いが誰でも判ると思いますヨ~まだ市場でネック単体売りを見かけることは少ないんですが、今後どんどん出回ってくるんじゃないかと思いますね♪ ひょっとしたら「ローステッド」がネックの定番になるかもしれませんネ~ で、このバッカスの 「BST-2-RSM」というモデル、現在どのショップでも在庫が切れていて次の入荷待ちが続いている状況のようです。 現在、コロナの第三派が懸念されている状況で今年のクリスマス会や忘年会はキビシイことになるんじゃないかと思われますから、ひょっとしたらまた長い自粛生活を迎えるにあたってこの低価格帯のギター人気は当分続くかもしれませんね♪ もし運良くショップで見かけたら買いでしょうネ~ ただ注意した方がイイことは、このギターのように品薄状態が続いているのに「即納」とか「在庫あり」ってなっているサイトでは、念のため電話で問い合わせした方がいいでしょうネ! 「詐欺サイト」の場合、メールでの問い合わせには対応してきますから安心できないんです。必ず「電話」で! さらに「電話番号」がしっかり登録されているか?「企業名・会社名」の表記があるか?
もし注文する場合も出来れば「代引き」をオススメします。クレジットカード決済は、、、 ★Youtubeでもお話しましたが、僕は今年の2月に「ネット詐欺」に遭い警察に「被害届」を出しに行った経験者なんです。。。
低価格帯のギターだけでなく「お家時間」を楽しむために「ギターキット」も今人気があるようです。僕も一時期ギターキットは買ったことがコトがあるんですが、運がイイと結構良い材に当たることがありますよ~ キット・セットはボディやネックを単体で買うよりかなり安く売ってますからネ♪ ただ木材の細部仕上げはかなり荒いですが、、、 それでも一般的に売られている安物ギターより数段良い材料が使われていることが多いんですよ~
 ※キット・サンプル画像(アマゾンから)

フェンダー等のような有名メーカーのギターでも低価格帯のボディはポリ塗装が多いので、敢えてボディだけ生材と入れ換えるギタリストさんも結構多いんですよ。フェンダーだと低価格帯のものでもボディはヤフオクでそこそこの値段で売れますから生材の分はラクにうくんですよね! で、自分でラッカーの薄塗りに仕上げるわけです♪ ※海外は意外にポリ塗装の人気は悪くないんですよ~ 特にプロギタリストさんはツアーではポリ塗装のギターを多用するようです。丈夫なポリ塗装は気候変化の影響を受け難いですからライブ用ギターとしては都合いいんでしょうね! 薄塗りラッカーとレリックが大好物なのは日本人が一番らしいです♪ レリック加工されたモデルは品質管理もラクなのでメーカーとしては「おいしいモデル」でしょうネ~ 正に日本は海外楽器メーカーにしてみれば、、、、でしょうネ!!
キズだらけボロボロの方が高く売れちゃうわけですから。。。 勿論、単にダメージ加工されているだけでなく、材・サウンドにコダワリ、それなりのパーツを使いしっかり調整されているコトは弾けば判りますが、、、  でもやっぱ「レリックギター」は高過ぎなんじゃないかと、、、♪

【ご参考話】

低価格帯のギターはどうして安いのか?
単刀直入に言えば、材料が高いモノではない!
パーツも安いモノが使われている!
ただ安い材料だから必ず音が悪い!というわけじゃないんです。個体差がありますし、運がいいとメチャ音がいい固体に出逢えることもあるんです。経年変化もあるんですが70年代の安い国産ギターはめちゃくちゃ音がイイものが多いんですよ~ それもベニアのパンケーキ・ボディでも♪ 近年の低価格帯ギターは極端に悪い材料が使ってあるものは少ないんですが、楽器製作で一番コストがかかる人件費を削減して安い価格を実現していることがほとんどなんです。つまりネックの仕上げですね~
指板やフレットの調整は熟練のクラフトマンじゃないと出来ませんし時間がかかる工程ですから。安く商品化するためにはどうしてもその部分を省くしかないんです。なので2万円以下のギターのネック周りは正直辛いものが多いですね~ でも長年ギターをいじっている僕らギターオジサンにとってネック調整やフレット処理だけで安く手に入るギターは大好物なんです♪
よく「初心者だから安いギターでいい!」なんておっしゃる方がおられますが、それは大間違いで、初心者だからある程度しっかり仕上げ・調整されたギターじゃないと良い練習が出来ないし上達に時間がかかっちゃうんですよ~ まぁ、カメラと同じで、高級機の方が知識が無くてもカンタンに良い写真が写せるんです。つまりそれなりの知識があれば安いコンデジでも高級一眼のような写真が撮れるんですネ~


ベースからギターに作り変える♪↓フロント+リアPUP


ネットの通信速度測定しました(Youtube)

後方のドライブレコーダー話(Youtube)


フルアコのネック調整完了 / 前回の記事


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