コロナ明けたらバンドやろーゼ!!
早速今日の本題に入りましょう!
●前半はギターのボディ材のお話
●後半は塗装のお話
●買うならストラトかレスポールか?
まずは本体価格は、、、
ズバリ、お値段が安いギターでもゼンゼン大丈夫ですよ~♪
ただ「安いギター」といってもいろいろありますから。
まず「新品のギターなのか?」「中古なのか?」「ショップさんの特売品」なのか?、、、
その中でも中古の場合はいろんなパターンがありますからハッキリしたことは言えないんですよね~
新品の場合で元々は値段が高いギターなんだけどキズがあったり一部不具合があるから新品として店頭では売れないものを安く売っているパターンもありますね。初心者さんの場合「一部不具合あり」と言われても、よく判りませんよね~ しかし「新品なのにキズがある」って~ことは気にされる方が多いと思います。 僕みたいに何十年もギターをやっている者にとっては「キズがあるから安い」なんていうのは大好物なのであります。ギターなんて普通に使っていればキズなんてすぐついちゃいますから。それにキズがつけばつくほど愛着や楽器としての風格も出てきますから。僕はトーカイスプリンギー↓を38年使ってます。ボロボロ
●新品が安く買える狙い目のパターン
新品なんだけど店頭でなかなか売れないギターがあるとします。お店としては特売品として早く売りたいんですが、メーカーによっては最安売価が決められていることがあるんです。もしその決りを破ったら商品を卸してもらえなくなることもあるんです。で、苦肉の策として全く問題ない新品のギターを「ちょいキズ」とか「中古品扱い」として売る場合があるんです。
ショップの店員さんと仲良くなれば特売になっている理由を教えてくれることもあるんですよ♪
ネットでも写真を見る限りどう見ても新品にしか見えないのに中古って表記されているもの見たことあるでしょ~
新品を極安で売った場合、ライバル店からメーカーにリークされることを防ぐための対策のひとつなんです。
僕はサラリーマン時代(電機メーカーの営業マン)、自分の担当商社で簡易的に刷ったチラシを使って特売セールを企画したことがありました。そのチラシの情報が他の商社に漏れ、、、
自分の会社の営業所から呼び出しをくらい「始末書」を書かされました。そんな感じで売価って結構シビアなものなんです。
ということで今日は「新品」にターゲットを絞ってお話することにしますネ♪ まず近年のビギナー向けギターについてですが、正直よく出来ていると思います! 同じ価格帯なら四半世紀前のギターとは月とスッポンのハイクオリティーのモノが多いですね。ヘタすればプロの現場でも問題なく使えそうな初心者さん向けのギターもありますよ。
★バッカスが低価格帯のギターにも採用しているローステッドネックっていうのがあるんですが、正直これはかなりイイです。ローステッドネックとはネック材を強制的に加熱処理し木材に含まれる余分な水分や油分を飛ばす製法
これにより経年で得られるような音ヌケ感を新品のギターで手に入れることが出来るんです。ただ、音ヌケが良くなることでローストしていないネックと比べると若干音が硬質になるので、柔らかめの音が好きな人はローストしていないモデルをチョイスした方が良いかもしれません。
そもそもギターの「値段の違い」ってどうしてあるの?
●一番解り易いのは「材料/木材」ですね。
ボディやネックに使われている木材が「希少材」なら当然価格は高くなります。近年、楽器に使われる木材の枯渇で輸入禁止になっているものが増えていますから仕方がないお話です。有名メーカーさんはそんな希少材を長年のストックからちょっとづつ使っているわけです。しかしそれも限界って~ものがありますから、近年は「代用材」を積極的に取り入れているようです。
勿論、代用材といっても悪い材料ではありませんよ! 木材として繊維構造や音響面が酷似しているモノを採用しているわけです。ただ極端にお値段が安いギターの場合、使う代用材が特定されていなく、その時入手した木材を使うなんていうこともあります。その場合はギター本体のスペック表に「HARD WOOD」と表記されていることが多いですね。「ハードウッド」ですから「硬い木」ということですいね♪ あのマーチンでも一部「セレクトハードウッド」で表記されているものもありますよ。
つまり、あなたが極度に「木材フェチ」でない限り木材料を気にしなくてもいいんじゃないかと思いますよ。
これ↑は先ほどご紹介した僕が38年前に買ったトーカイのストラトタイプのボディ材。当時5、6万円台の安いモデルですが、もし今この目の詰まり具合の柾目材を使ったストラトなら少なくても3倍以上のお値段になると思います。
これは一般的なアルダーで中音域がシッカリした感じの音です。ギターも長年やってると判ってくると思いますが、同じ種類の木材でも目の詰まり具合や目の方向で音の違いが出てくるんです。▲写真↑のように真っすぐに線を引いたような木目を「柾目」
柾目材はネックに使った場合、「反り難い」というメリットもあります。
▼そして下の写真↓の木目を「板目」と呼びます
これ↑も僕が愛用しているムスタングですが、こいつは「アッシュ」が使われています。サウンドの傾向としては先ほどのアルダーとはちょっと違って高域と低域の出方がハッキリしたドンシャリした感じですね。このように使う材料によって音の感じが微妙に異なります。それが「良い音」か「悪い音」かということではなく、「好きな音」か「嫌いな音」かということです。音の好みは人それぞれですから♪ あとは演奏する曲「ジャンル」に合うかどうかってことですね~
●廉価モデルによく使われる木材に「バスウッド」があります。
といっても、バスウッドは悪い木材ということではありません。バスウッドは先ほどのアルダーやアッシュのように主張してくるようなサウンドの個性が無いのが特徴です。
別の言い方をするなら「素直な音」とでも言いましょうか。つまり木材そのものに変なクセがありませんから取り付けるピックアップの特徴がもろ前面に出てくるギターが作れます。僕も大好きなベンチャーズが使っていたモズライトもバスウッドボディなんです。あとはエディ・ヴァンヘイレンが使っていたウルフギャングもそうですね~
★どうしてバスウッドは低価格帯のギターによく使われているのか? それはバスウッドが木材としてはかなり柔らかく加工がし易いことが一番の理由です。切削用NCルーターのビット消耗も他の木材と比べると少なくできるのでメーカーにとっては有難い木材なんです。ひとくちにバスウッドといっても色んな種類がありますから「バスウッド=安い木材」とは限らないわけです。
基本的にバスウッドは成長が早い材なので他の希少材と比べるとお値段が安いことには間違いありませんネ。
バスウッドは単に値段が安く加工がし易いから使うこともありますが、そのクセが少ない特性を生かし他の木材と組み合わせることにより独特なサウンドのギターを作ることも出来るんです。例えばバスウッドの表面に硬質なメイプルを貼ったボディは、メイプルのパリッとした音ヌケにバスウッドの甘味がプラスされるので非常にバランスの良いサウンドになるんです。
ボディトップをメイプル材などでカバードしていないモズライトはバスウッドの特性がもろ反映されますから、モズライトファンはピックアップにこだわられる方が多いんですよね~
僕も若い頃はモズライトのピックアップにかなりお金を遣いましたよ♪
これ↑僕が20年近く愛用している63年仕様のレプリカ
一時期ブラックにオーバーラッカーしてたんですが最近剥がしたんです。元々ニトロセルロース・ラッカー塗装なのでイイ感じに傷だらけになっています。オーバーラッカーしたブラックを剥がした際にも新たにいっぱいキズがつき所々サンバーストも剥がれちゃいました。
これ「ラッカー塗装」だからこんな感じのビンテージ風に仕上がるんです。一般的な廉価ギターによく使われるポリエステル塗装の場合はこうはなりません。ポリエステル塗装は塗膜も分厚くガラスのようになっているので磨けば新品の輝きが復活します。経年変化を起こし難い塗装なので、いつまでも新品のようにテカテカしていた方が好きな方はポリエステル塗装のギターを選ぶのがいいかもしれません。
ただ何年経っても楽器としての貫禄や風格は出て来ませんし、音が育ってくる感じがなかなか得られないのがこのタイプの塗装です。じゃ~どうして廉価モデルにポリエステル塗装が採用されているのか?
●ラッカー塗装と違い一度に厚塗りできる
※ラッカーは数回~数十回に分け薄く塗り重ねて仕上げる
完成したポリエステル塗装のギターはキズがつき難いため商品管理がラク。ラッカー塗装のように塗膜の化学反応で溶けを起こさない。ただ欠点は強い衝撃をうけるとガラスのように割れが発生する。その割れも無機質な見た目になってしまう。
●同じポリ塗装でも
ポリウレタン塗装はポリエステルと同じように塗膜の強度を持ちながらラッカー塗装ぽい風合いが出てくることもあります。ただそれはラッカーのように薄塗に仕上げた場合のコトです。
さきほどの僕のトーカイは薄塗りのポリウレタン仕上げなので38年経った今ではラッカー塗装のようにヤレが発生して貫禄ありますよ~ ただぶつけるとすぐ凹みますし塗膜も簡単に剥がれますね! ラッカーより扱い易いので個人的にポリウレタンの薄塗りギターは好きですね♪ ※スクワイアーはポリウレタン塗装
僕は一時期スクワイアーのジャズベースを愛用していましたが、音はかなり良かったですよ。ネックのフレットエッジもしっかり処理されていましたし、塗装も結構薄塗りでボディ鳴りも良かったですし、価格はフェンダージャパンの3分の1でした。
●フェンダーの日本製は一部を除きポリエステル塗装
ご存じのようにフェンダージャパンというブランドは2015年をもってなくなりました。※1982~2015.3
僕も若い頃フェンダージャパンのギターにはホントお世話になりました。今でもムスタングとジャズベースはフェンジャパを愛用しています。
モデルによってはフェンジャパギターは中古市場で価格が高騰しているようですが、中古を買う際には注意した方がいいことも結構ありますからご注意ください。
90年代のフェンジャパ、5万円クラスのストラトは極端に塗装が厚い時期がありました。ほとんど「りんご飴」状態の塗膜でした
20代の頃フェンジャパの初期モノとEシリアルを数台使っていました。個体差もあるとは思いますが正直フェンダージャパンの初期モノは価格相場の価値があるようには思いません。同じ価格帯なら同時期のトーカイをおススメします。
当時リアルタイムだったギターおじさんからのアドバイス♪
しかし近年、80年代のトーカイは本家のビンテージのような値段がついていることも少なくないんです。
海外でもトーカイフリークは多いようです。
●フェンダー傘下のスクワイアー(Squier by Fender)はポリウレタン塗装なので個人的にはおススメです。
日本製フェンダーの半分位の値段で入手できますからネ!
ただフェンダーのブランドロゴにこだわられる方はあまり選ばれないブランドですね。正直、スクワイアーのギターって作りイイですよ~ 音も! ただピックガードなどのパーツは本家とネジ穴やサイズが微妙にズレていますから購入後モディファイされる場合、パーツ選びには注意が必要です。
★ちょっとだけ値段が高くてもラッカー塗装のギターは、十数年後「やっぱ買っといて良かった~、、」って思いますよ~
※ラッカーは塗料として高いわけではありません。塗装するのに仕上げまでの工程数(時間)がポリエステルと比べ非常にかかるからお値段が高くなってしまうんです。
さらにポリエステル塗装のギターと違い商品管理が難しくなりますから、どうしてもトータルの価格が高くなっています。
★初心者さんがエレキを買う場合
ボディ形状など特にこだわりが無いなら
ストラトタイプのギターがおススメ
〇ストラトタイプはレスポールタイプのようにネックに角度がほとんどつけてありません。ヘッドに付けてある小さな金具で弦にテンションをかけています。なので床にギターを置いた場合にネックに負担がかかりません。さらにストラト系のギターのネックは硬いメイプルが使われているものがほとんどなので衝撃にはかなり強いギターなんです。
逆にレスポールタイプは床に寝かせた場合、ネックのヘッドとボディの2点で支えますから注意が必要です。さらにレスポールタイプのネックはほとんどマホガニー系の柔らかい木材が使われているので、反りが出易く衝撃に対してもかなり弱いので取り扱いには要注意。レスポールタイプのギターは倒したらネックが折れると覚悟しておいた方がいいですね~
●ただレスポールタイプのギターはほとんどがミディアムスケールといってネックがストラト系より少し短くなっていますから初心者さんには多少有利かもしれません。
ただこれも慣れですから購入の際特に気にする必要はないと思います。※チョーキングなんかはレスポールタイプの方がラクに出来ると思います。※弦のテンションが柔らかいので
●ストラトと同じようにギターとして丈夫に出来ているのがテレキャス。ネックの感じはストラトとほとんど同じような感じですが、ボディ形状がストラトのようにカラダにフィットする加工がされていないので、多少慣れが必要かも。。。
ただその武骨なスタイルのボディが作り出すサウンドはストレートなロックにはバッチリ合うと思いますよ~
▲プロも認める初心者さん向けのギターといえばコレ↑
ヤマハのパシフィカ(Pasifica 112V)
デザインに関しては好き嫌いが分れるエレキだと思いますが、正直このスペックとクオリティーで3万円以下っていうのは価格破壊もいいトコですね~ 僕も実際ショップで試奏した時、あまりの弾き易さに驚きました。ただ個人的にはデザインがイマイチ好きになれないんです。もし買ったとしてもボディを部分的にカットして改造手術を施すでしょうネ! ボディも生材仕上げなので改造マニアの素材としてはおいしいギターですね~♪
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・・・2022年2月5日投稿記事(当サイト内)
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