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アコースティックギターのピックガード貼り替え♪ ~Stafford SLG-360

これ↓は15年ちょっと前に作ったお気に入りのアコギです。作ったというよりモディファイですね~
当時手に入れたGibson(ギブソン)のビンテージLG-1の代役といいましょうか。。。いくら気に入ってるギターでも、流石に宴会なんかへ持って行くのは勇気要りますからね~ そのLG-1とは多少サウンドは違うんですが、かなりのレベルでコピーされていたすたスタッフォードのSLG-360Eってヤツを安く入手できたので、それをベースに大改造したんです。当時、同じくギブソンのJ-160Eも持っていたんですが、このスタッフォードのLG、ギブソンLG-1より160Eの方に音が近かったんです♪ なのでさらに160Eっぽくなるように、トップ裏に数本のブレージングを追加したんです。勿論、鳴らなくするためですよ~(笑) 冷静に考えればかなり邪道な改造ですね~ まぁ~その辺りのお話は僕が今さら説明しなくても、、、ですね~
【SLG-360E  モディファイ内容】————-
1. パッシブタイプPIEZOピックアップの撤去
2. ピックガード剥がし
3. ボディ全体をラッカー塗装でリフィフィッシュ
トップ以外は完全に下地まで剥がしラッカー塗装。トップはクリア部分まで削り出し。ブラウン系のスプレーニスを数回吹いてブラック感を強調。仕上げに十数回のラッカークリアで仕上げ。 元のボディ裏全体はネックも含めかなり赤がキツい感じの塗装だったんですが、ネック裏は濃い目のブラックサンバースト、バックとサイドは濃い目のこげ茶って感じで仕上げました。
4.  ネックエンドにマグネットピックアップ装着、Vol・Toneポットのコントロールを配置。 ジャックはボディサイド。
5. J45タイプの厚手のピックガード貼り付け
で、今日のメインのお話はタイトル通り、ピックガードの貼り替えで一番大変な「ピックガードの剥がし方」について少しお話することにします♪ 例外もありますが、ほとんどのアコギのピックガードは表板に両面テープで貼りつけられているんです。「じゃ~剥がすのなんてカンタンじゃん!」ですよね~ しかしその剥がし作業も気をつけないと取り返しのつかない事態になってしまう場合もあるんです。元々貼られているピックガードが薄めのタイプの場合は比較的トラブルは少ないんですが、厚めのタイプで強力な両面テープで固定されているヤツを力任せに剥がすと、塗装によっては「ぺリッ!」と一緒に剥がれちゃうんです。最悪の場合はトップ材まで剥がれます! 今までたくさん見てきましたからホントの話でなんです。廉価ギターのポリ塗装はほんとカンタンにイキますよ! 90年代ヤマハの5万円前後のサンバーストフィニッシュのアコギは特にお気をつけください。。。
上の写真↑が経験上 一番トラブルが少ない方法だと思います♪ これは自動車のエンブレム剥がしなんです。
裁縫用の糸でも出来ないことはないんですが、ピックガードの接着状態によっては途中で糸が切れてイライラすると思います。レザークラフト用の糸なら結構イケます。
糸はピックガードの角部分から入れてくんですが、コツは糸を引っ張るのではなく左右にコキコキすると結構カンタンに入れ込めます!  あとは同じ要領でコキコキ。。。 間違っても引き剥がそうと持ち上げたりしないことです。慣れると十数秒で剥がせるんです。コキコキすることで糸周辺に熱が発生し接着剤が柔らかくなるので力を入れなくても大丈夫なんです。で、ピックガードが剥がれれば、お約束の「両面テープねっとり」ですね~
これも、コイツ↓を使えばカンタンに除去出来ちゃうんです♪
そうです、ZIPPO(ジッポー)オイルです♪ 僕は10年位前にタバコはやめたんですが、ジッポーオイルだけは自動車やギター改造の必需品なので大きいヤツを毎年買ってますね~
さっきの両面テープの残りカスはこのオイルをしみ込ませたタイルで拭き取っていくだけなんです。剥がしよりこの作業の方が結構時間かかるんです! これも慣れで、コツをつかむと速くできるようになるんです。ただジッポー燃料はかなりキツいので、拭き取る素材へのダメージは判りません。 僕は今までピックガード以外でもかなりの数の両面テープカスを拭き取って来ましたが、塗装面にトラブルが発生したことは一度もありませんでした。知り合いの話では、ジッポーオイルは自動車関係のプロでもよく使うようです♪ クルマのシール跡なんかイッパツでとれますからね~。。。 ※ご使用は個人責任でお願いしますネ♪
このメインアコギ↑のミニメイトンも塗装を剥がしてリフィニッシュしてあるんですが、やはり両面テープの跡処理にはジッポーを使いましたよ~ それにこのメイトンの場合はピックガード交換ではなくリフィニッシュ後また同じピックガードで貼り直しですから、ピックガード裏の両面テープ除去にはジッポー大活躍でしたよ~♪ このメイトンのように剥がしたピックガードを再使用する場合は、先ほどの糸コキコキ作業は特に慎重にやってくださいネ~♪


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