ラダーブレージング | 人生をモディファイ

アコースティックギターのピックガードについてよく質問されることがあるんです♪　「厚いピックガードは良くないの？」とか「ピックガードはつけない方が良い音がするの？」、この他にもピックガードに関してはいろんな質問をされるんですが、まぁ～基本的な質問の内容としてはほとんど同じです♪
毎度お馴染みの回答になっちゃいますが「個体差です！」
僕が愛用している上の2本、ヤマハFG-110のピックガードは一般的な厚み（薄め）、下のギブソンLG-1はめちゃ厚いヤツが着いてます。どちらもオリジナルのままで一度も剥がしたり交換したことはないので、この状態の音しか知りません。僕は若い頃から基本的にフルオリにそんなにこだわりは無いので、ビンテージギターであろうが自分が気に入らない箇所がある場合は躊躇無く交換するんです。勿論、希少価値がめちゃ高いモノの場合は話がベツですが、、　その時は手を入れずに売却しちゃいますネ♪
つまり上の2本、僕がピックガードを交換してないってことは現状の音や見た目に不満が無いってことなんです。
ズバリ、これが質問の「回答」なんです♪
ピックガード本来の役割は、その名前の通りにピックからボディを保護するためのガードですよね。専門家に言わせればピックガードが貼ってあることでトップ（表板）の振動に影響が出る！ってことだと思うんです。勿論、僕もそう思いますヨ♪　ただそのピックガーを貼ってあることが音に悪く影響しているとは限らないじゃないですか～　そもそも「良い音」の定義なんて～のは、人それぞれでしょ！
以前、Youtubeチャンネル（GOGOAKKUN）でもお話しましたが、単板だから、、、合板だから、、、なんてものは個体差だと思うんです！※あくまでも経験に基づいた主観です。
僕が思うアコギの音はピックガードが厚かろ～が薄かろ～が、その固体の現状の音がそのアコギの音だと思うんです。で、単純にその音が好きか？嫌いか？ってことなんじゃないかと、、
もうし半世紀前の話なんですが、ヤマハのSJタイプのアコギを愛用してたんです。お値打ちに買えたギターだったんですが、ちょと音ヌケがイマイチだったのとピックガードの見た目がどうも馴染めなかったので他のモノに交換する目的で剥がしてみたんです。★ここで問題です！　一般的に言われてる「アコギはピックガードが貼ってない方が良い！」が正しいのであれば、その時イイ音になったはずですよネ～　しかし実際は、音ヌケがさらに悪くなっちゃったんです！　その時、思ったんです「ピックガードってボディの一部なんやな～」って♪　で、交換用に買ってあったヤツに貼り替えたんです。しかし？？？音がイマイチだったんです。交換した新しいピックガードは元のヤツの2倍位の厚みがあったんですが、それでも何も貼ってない状態よりはマシでしたよ～　で、結局その厚いヤツも剥がして他の薄いヤツに貼り替えたんです。
このことからも判るように、「貼ってある、貼ってない」「厚いか薄いか」の問題ではなく、その状態の音が好きか嫌いか、、ってことが重要だと思うんです♪　なので愛用のFG-110もひょってしてピックガードを剥がしたらもっと好みの音で鳴ってくれるかもしれませんネ！　ただ現状の音と見た目がメチャ好きだからやらないだけなんです。
当サイトやYoutubeチャンネルでも度々登場してる↑大改造アコギのSLG-360E（STAFFORD）、もう15年使ってますが改造前の新品時は薄めのピックガードが貼ってありましたネ～　このSLGは小ぶりなボディでも鳴る！って～のがウリでしたからピックガードの厚みもそれなりに考えられていたんだと思いますよ！　ギブソン系のラージピックガードは面積もかなりありますから厚みが表板に及ぼす影響は大きいと思うんです。それも先ほどのお話のように「悪く」か「良く」か？どう影響するかってことなんですよね～　僕のSLGの場合は「良」と出ましたが。。　このSLGに貼ってあるヤツはギブソンのビンテージLGに使われてるピックガードとまったく同じ厚みなんです。当時、こだわってちょっと高いヤツにしたんです♪　このSLG-360Eは、鳴らないJ-160Eみたいな音にしたい！をコンセプトに改造したので、厚いピックガードは僕にとっては「良い方向」に影響してくれたようです。