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ストラトの頑丈なメイプルネックでもこの猛暑で反る!?★ビザール・ジャパンビンテージ

正直、近年の夏の暑さは異常過ぎますよね!
2025年、特に今年の夏はホント長く感じました。やっとこのニ、三日朝晩過ごしやすくはなって来ましたが、、
久々に手持ちのギターやベースをチェックしがてらメンテナンスしている今日この頃であります。特にネックをね!
一番心配してたのは、やっぱ50年の付き合いのコイツ↑
Youtubeや当ブログで何度も登場しているバイオリンギター
正式には元バイオリンベース♪ ちょうど5年前に45年間ベースとして生きて来たコイツをギターに作り替えました。
みなさんもお判りだと思いますが、ベースをギターに改造するのって結構大変なんです。スケールは勿論、ネックの仕込み幅・深さ・ピッチetc.とにかく大変なんです。特にこのバイオリンボディは完全なフルアコ構造なのでブリッジ位置移動に伴うセンターブロック製作など外からは見えない下準備が超大変でした。
ギターに作り直すために使った現在のネックは25年モノで、その間一度もネック反りを起こしたことが無かったので、コイツには一番安心して着けれると確信できたんです。装着してから5年ですが、その前の20年間は普通のストラト用ネックとして生きて来たコイツも、ある日突然「俺、フルアコのネックになるの?」って思ったでしょうね。
この夏の暑さで特に心配していたことは、このギター最初に改造した時はブランコテールピースだったんですが写真↑でお判りの様に現在はビグスビータイプのトレモロを載せています。
このトレモロを着けるために内部の補強にまた一手間かかったんです。ブリッジ下部分にはしっかりセンターブロックを組付けしてありましたが、箱モノとしてのボディ鳴りを出来るだけ生かしたかったのでテール付近の中は空洞状態にしてあったんです。つまりそのままではトレモロをガッチリ固定して強度を持たせるビスが打ち込めなかったんです。コントロールパネル下の周囲にはブロックを組付けてあったのでトレモロ下辺りにブロックを設置するにはボディへの穴あけが必須な状態だったんです。
で、どうやってやったのか?っていうと
まずトレモロのコンパネ側のネジ位置下の魂柱はコンパネ穴からなんとか針金を使って設置できました。木工用ボンドを塗っての魂柱設置ですからホント大変でした。
ネジ穴位置に魂柱が見えた時はホント「やった~!」って感じでしたね。で、トレモロの6弦側のネジ穴は結局トレモロのボールエンド側の下に最小限の穴をあけネジ位置に2本魂柱を設置したんです。あけた穴はトレモロで塞がれますから外からは判らなくなります。この作業で半日かかったんですよ~
そんな感じでこのバイオリンギターには今まで過激な構造変更を行って来たので近年の猛暑で何某の変化が起きるんじゃないかと心配していたんです。しかしコイツは今年もシッカリ耐えてくれました。この調子でイケばおそらく今後も大丈夫なんじゃないかと考えます。その他の手持ちギター、特にマホガニーネックのヤツはこの夏わずかに反りが出たネックもありました。反りといっても演奏に支障が出る程ではありませんが。
しかしそれにしてもこのバイオリンボディに載せたネックは「ホント強い!」 やっぱ芸能人は歯が命!、ギターはネックが命!
ちなみにこのローズ指板メイプルネックは2000年にギターパーツ専門店で未塗装生材で購入し入手後ラッカー塗装しました。
※当時24,000円 ★フレットは一度打ち直してあります。
みなさんもお手持ちのギターのネックチェックを一度してみることをおススメ致します。
★ヘッドデカール製作の必須アイテム:水転写シート


JB64に牽引フックにD型シャックル取り付けました。
2025年9月18日投稿記事↓





■世田谷ベース公認「おりこうなハサミ」2025年8月25日投稿