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ベースをギターに改造する♪ ~エレキDIYモディファイ術

値段が高いギターやベースってやっぱ良い木材やパーツが使われていますよネ~ 特に輸入できない希少材を使った楽器はホント高値になっています。近年はメーカーさんも特性が似た代用材を積極的に使い楽器としての基本性能をキープしつつコストを抑える努力をされているようです。中には木材と樹脂を混ぜ合わせて作った人工材を指板に採用したギターもありますね♪
「人工材」って聞くと「え~」って感じになっちゃいますよね~   しかし実際弾いてみると全く違和感を感じませんしハズレの木材を使ったギターの数十倍弾きやすいと感じましたよ。人工の樹脂材はシッカリ目が詰まったエボニー(黒檀)のように適度な硬さもあって安定したフィンガリングが可能なんです。ただ楽器に使われるようになってからの年数があまり経っていないので「何年位」という寿命面のエビデンスが無いんですよね~ でも間違いなく木材のような経年劣化は少ないと思いますネ。その劣化がおいしいと思う方には「無機質な指板」ととられるかもしれませんが。。。
これは僕が中学生の時始めて買ったベース↑ 1975年当時2万円
つまりもう40年以上昔の楽器です。安物のフルアコベースですからボディにはふんだんに合板が使われています。フェフナーの500/1でも初期もの以外は合板ですから。ベースといってもエレキですからハウリング面でも合板の方が有利ですからネ♪ 近年は「合板」とか「プライウッド」って呼んでますが、昔は「ベニア板」って言ってたんですよ~ 「べにあばん」じゃなくて「べにあいた」ネ! ベニア板は僕が子どもの頃、金物屋さんで売ってました。親父と一緒によく買いに行った記憶がありますよ♪ なのでベニア=安い材料っていうイメージがあるためか、僕は自分が使っている楽器について話す時、必ず「合板」って言いますネ♪ ベニアだから音が悪い!ってことは全くないんですよ。楽器の音はやっぱ「個体差」ですから。古いお話ですが、昔クラプトンが使っていたストラトの塗装を剥がしたら6ピースだったことがあったらしいです。それでもクラプトンが弾けばちゃんとクラプトンの音になるわけですからね~♪
先日から続けてYoutubeにアップしている「ギター?」がこのバイオリンベースなんです。事実上僕の中では楽器としては引退させているベースなんですが、やはり何だかんだ言っても思い入れのある楽器ですから、思い切って普段使い用のギター(6弦)に作り変えることにしたんです♪ 自分がしっかりオジサンになった今、45年間一緒だったコイツともう一度やってみるのもイイんじゃないか!って。。。 ギターならほぼ毎日手にすると思いますからネ~
上の写真↑は取り敢えずフェンダーネックがはまるようにネックポケットのサイドを削ったトコロです。この時点ではまだ受け部分面の角度はつけてません。ネックの元ネジ穴は運良くイイ感じにズレたので「サクラ材」でダボ打ちしときました。これがもしニア位置の穴の場合だと結構大変な作業になっちゃうんです。 ネジ穴中心に15mm程度の穴をあけ直し同サイズの丸棒を打ち込むという作業になるんです。その場合はネック材と同じメイプルか同等の硬さの木材が必要になっちゃうんです。今回のようにある程度離れてる場合、打ち込む木材に気を遣う必要はないと思います。※あくまでも個人的な意見です。
無事装着できました! ど~ですか~、ピックアップ穴から見えるバームクーヘンのような見事なラミネート材♪
合板は力をかけ過ぎるとバリッ!といっちゃいますから削り出しは結構気を遣いました~ おかげでポケットとネックのクリアランスはバッチリになりました。あとは弦を張ってから仕込み角度を微調整していきます。→ポケット面のスラント加工+シム
ベースからギターにするためのスケール変更(ピッチ)に伴ないブリッジがリアピックアップの中央部分にくることになります。
表板の裏に12mm厚のサクラ材を貼りその下に3本の魂柱(こんちゅう)を立てました♪ サクラは適度な硬さと木材としての強度もあるのでスタッド土台としてイイんじゃないかと。上のセンは比較的柔らかめの材です。
※魂柱(こんちゅう)とは、 ヴァイオリンの表板と裏板をつないだ柱のことで、エピフォン・カジノ等にも入ってます。
今回はこの上にべっ甲のピックガードを取り付けブリッジを載せることにしました。
一応こんな感じになりました↑が、まだボディとネックがしっかり馴染んでないのでテンションが安定したらブリッジ両端にスタッドを立てようと思います。今回使ったテールピースはロングではなく一般的な長さのヤツなんですがボディが小さいのでブリッジの後ろ3cm弱のトコロまで来ちゃいました! 実はこのことがイイ意味でラッキーになっちゃいました。弾く時右手をココにいい感じで乗せれるんです♪ 残念ながらダウン・トレモロはできませんが軽くベンドできます!
今回載せたブリッジと同形状のピエゾピックアップ内蔵ブリッジが市販されてるんですが高いんですよ~ 3万円以上!!
また余裕がある時にチャレンジしてみようかと、、、
元のベース状態時もコントロールパネルとピックアップ等はグレコVB-80から移植してました♪ ※1975年購入
購入後ヘッドのエンブレムを外してしまったのでメーカーは判らないんです。たぶん「オーディション」なんじゃないかと。。。
ハードケースはお気に入りのレスポール用に入りました♪
ちょっとボディ両サイドに隙間がありますが。。。 このハードケースには、手持ちのレスポール、ミニメイトン(アコギ)、ヤマハ・バイオリンギターVG、そして今回の元ベースの4種類収納可能になりました~
★上の写真はベルキャットのアコースティック・ギター用マグネット・ピックアップを装着しています。近日サウンドチェック動画をアップしますのでおたのしみに♪♪♪


ベースをエレキに作り変える♪↓現時点でアコギ状態


ネットの通信速度測定しました(Youtube)

後方のドライブレコーダー話(Youtube)


フルアコのネック調整完了 / 前回の記事


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