「フィギュアのダメージ塗装」タグアーカイブ

ギターもプラモデルも汚しが重要! ~エフェクターもレリック加工

レリック・ギターが流行り出してからもうどれ位になりますかね~? レリックとは少しコンセプトが違いますが数十年前のギターが弾かれないまま押入れで眠っていた状態を再現した「クローゼット・モデル」なんて~のもありますね~ どちらのモデルもカスタムショップで作られているのでレギュラー・ラインのギターと比べるとかなり高価になりますね♪ まぁ~確かに手間がかかりますから。。。ギターに興味がない人からすれば「なんでボロボロにしたギターの方が高いの?」って思うでしょうネ! 解り易く言うなら、ジーンズのダメージ加工みたいなものですね~♪リアルな経年ダメージを再現する専門業者さんもあるくらいですから、みんな「ボロ」が好きなんですネ~ ボロというより「貫禄」とか「風格」みたいなものを手に入れたいってコトなんでしょうネ♪ ギターの場合は見た目の「ダメージ」だけではなく「経年変化」によるボディ(木)の乾燥や振動からくる極上の鳴りまで再現してあるので高くてもしょうがないかもしれません。でもちょっと高過ぎのような。。。
僕はレリックギターは自分で↑加工するのが好きなので、もう四半世紀以上やってますね~♪ 40万円前後するカスタムショップ製のレリックでも「これはないでしょ~、、、」みたいなのもありますからネ。いかにも「サンド・ペーパーで削りました!」的な、、 よく投稿動画でもそんなストラトを「どうだ、俺のレリックギターは!、、ワイルドだろ!?」と言わんばかりの方おられますよね♪ 正直あれはキツイ! あれならまだ普通のレギュラー・ラインのギターを弾いてた方がよっぽど、、、と思うのは僕だけでしょうか? そんなレリック・ギターを仲間内ではイタギター(痛ギター)と呼んでます♪ よくあるパターンは右腕が当たるボディエッジをザックリ削ってあるヤツですね~
正直、普通の使い方をしている程度なら、あんな感じに塗装は削れませんから。そう、ラッカー塗装でも! 勿論、塗装の薄さなど個体差もありますから一概にはいえませんよ。ただ、厚塗りのポリエステル塗装なら絶対ありえませんネ! 一応ポリ塗装でもなんとかやり方(レリック加工)はあるんですが非常に面倒なんです。逆に薄塗りラッカーのレリック加工は意外にラクなんです。 とはいっても自分のギターに趣味でダメージをあたえるのと製品にするのとでは気の遣い方がゼンゼン違うとは思いますが、、、♪
これ↑は僕が材料(スワンプ・アッシュ)選びから自分で組んだテレキャス♪ 勿論、ラッカーで極薄に仕上げてあります。
約10年使ってますからボディ全体のキズもレリック加工して作った部分と自然についたキズや削れがイイ感じに融合してきたのでかなり気に入って使ってます。写真↑の右腕が当たる部分は作った時に予め特に薄塗りしておいたおかげで3年経過した頃から削れが始まりました。ラッカーは汗にも弱いですからネ♪
レリック加工し易いボディ・カラーって何だと思います? 意外にブラックなんです。※ラッカーの場合に限る。
ブラックに限らず基本的にはトップカラーの下には発色を良くするためにホワイトが吹いてあるコトが多いんです。経年変化で劣化したラッカーのブラックボディは塗装の削れや打痕部分から覗くホワイトがかっこいいんですよね~ 勿論、市販のギター(ラッカー塗装)でも下地処理後いきなりブラックを吹いてあるモノも少なくないですよ~ これは好みもありますし、ビンテージではサンバーストの上にソリッド・カラーを吹いてあるモノもありますから、細かいコトはどうでもいいと思いますネ♪ 僕も普段使ってるブラックのストラトもサンバースト(ラッカー)の上からブラック吹いてあるんです。
【いきなりブラック塗装したギター限定のお話】
このパターンのギター、勿論ラッカー塗装前提のお話ですよ! このブラックギターを短時間間で違和感無くレリック加工するには、、、 まずレリック加工したい部分をやり過ぎない程度にペーパーで削ります。この状態がさっきお話した「ワイルドだろ!?」のヤツです。その状態を自然なレリックに仕上げるには「マッキー」1本あればOK!なんです。ただ多少コツが要るんですがネ♪ まず塗装を削ってムキ出しになったボディ材にマッキー(油性マジックペン)を塗り込みます。完全に乾いたら荒めのタオルや布で擦ります。そう、今塗ったマッキーを落とす勢いで。マジックはある程度ボディ材にしみ込みますから完全に拭き取ることは出来ません。そう、これがミソなんです。コレと同じコトを数回繰り返します。僕は途中オイルも使います。
せっかく塗ったマッキーを落とすんです。これを繰り返すことでギターの塗装と下地(木)のわざとらしい切れ間が自然になってくるんです。マッキーが軽くしみ込んだボディ材は何ともいえない木材の経年劣化を再現できるんですよ~
注)実際やられる方は個人責任でお願いします。

これ↓判り難いかも知れませんがオーバーラッカーしたブラックの塗膜がヤセてきたことで下地のサンバーストが薄っすら見え始めてきました。ウェザーも年々ハッキリしてきました♪

もうこのストラトはボディ・トップ↓にコインやメダルをネジ留めしてた時期もあったのでキズだらけなんです。
仲間に時々貸し出すほどウケがいいんですコイツ!

ネックは今までに数回交換したんですが、現在のヤツが一番長いですね~ 汚しはボディ・キャビティ用の導電塗料を利用してあります。フレットは3年前に打ち直しました。特に高価な材でもないんですが、なんかシックリ手に馴染むんですよ~こいつ♪
で、少し長くなっちゃいましたが今回の本題はギターのレリック加工ではなくコンパクト・エフェクターのダメージ加工(汚し)のお話なんです。
これ↑は僕の超お気に入りボスのオーバードライブ(BOSS OD-3)。ご覧の通り過激に汚れてます。実はコレ、汚れじゃなくて「汚し」でつい最近施したばかりなんです。勿論、触って汚れが手につくコトはありませんよ~♪
製作コンセプトは大好きなバンブルビー(B-127)なんです。
※映画「バンブルビー」の1シーンをイラストにしてあります↓
イラスト↑なので判り難いと思いますが「ビー」はかなり汚れてるんです。だから僕のOD-3はかなり寄せてあると思いますヨ♪ ちなみにバンブルビー/BUMBLUBEEは2019年3月に日本でも放映されたトランスフォーマーのスピンオフ映画のこと。ご自分のクルマに思い入れのある方には絶対観て欲しい映画ですね! 僕はアマゾン・プライムでも10回以上観てます。
(字幕・吹替半々) 元々、トランスフォーマーの中でもバンブルビーが一番好きだったんですが、この映画ホントいいですよ~ シンプルで! とにかく主演のヘイリー・スタインフェルドの演技力はスゴイと思いますよ~ バンブルビーそのものはCG映像なので実際の撮影で彼女は「テニスボールが刺さった棒」相手にあの演技をしてたわけですからホントすごいですよね~
しかし今のCG技術ってホント素晴らしいですよネ♪ 今(2020年1月15日現在)、映画バンブルビーはアマゾンプライムでタダで観れますから、プライム会員の方は観ないと損ですよ~! ご存知だとは思いますがプライムビデオはある程度経つと有料レンタルになりますからね~ ※不定期で無料になります。

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