ビブラミュート | 人生をモディファイ

—– スポンサーリンク —–

僕のテレキャスは数年前に生材から組んだモノなので、いろんなトコロにこだわって組み上げてあるんです。詳細は以前にご説明させて頂いたので今回は割愛しますm(_ _)m
現在はステッツバートレモロ(STETSBAR)を搭載してるんですが、組み上げ当初は一般的な52モデルタイプだったんです。ボディとネック、ピックアップ等全ての相性が良かったようで、予想以上の音で鳴ってくれたんです。その後、ステージ用実戦ギターとして使うためにトレモロを載せたんです♪（最初はビグスビーB5）トレモロを載せる＝多少鳴りが落ちる！、、は以前にも経験済みだったんですが、強行突破しました。
結果は何とか許容範囲だったのでヨシとしました。ただビグスビーから現在のステッツバーに載せ換えて、ネックポケットに挟んでいたシムを取り除いたんです。★シムとはネックとボディに仕込み角度をつけるための薄い板です。
勿論、構造的に標準的なテレキャスターの弦高でトレモロを載せるだけではギターとして使い物にはなりませんよ～　で、シムで角度をつける代わりにネックポケットの底に傾斜をつけたんです。ビグスビーの時と同じ様にシムを挟めば済むことなんですが、許容範囲とはいってもボディ鳴りの違いが何か気に入らなかったんです。それから約3年経ったんですが、ボディがライトウェイトアッシュということもあってネックとステッツバー両者の微妙なボディへの沈み込みがあり最近少し弾き難くなってきたのと、ネックを握った時に伝わってくる微妙な振動が以前より少なくなったように思えたんです。これはいかん！ということで今回シムを挟み込むことにしたんです。ただ今回はポケットが水平なノーマル仕様にへシムを入れるわけではなく、ある程度角度をつけたポケットへの挟みこみなのでビグスビーの時とは違うんじゃないか？って思ったんです。
今回は0.25mmを2枚入れることにしました。2枚で5mm、大したコトないじゃん！って思うでしょ？　シムの0.5mmって結構角度つくんですよ～
こんな感じ↑、このシムを挟み込むことでブリッジをかなり上げることになると思いますから、、　実は今回の狙いはソレなんです。ポケットの傾斜＋ブリッジの高さ変更でトレモロ無しの時の状態に近づけることが出来るんじゃないかと。。
今回のネック取りつけは普段の数倍慎重にやりましたよ～　何度も取付け直しました。で、コレだ！ってトコで仮締め。そしてしばらく時間をあけてから増し締め。
今回0.5mmということもあって外からボディとの隙間はほとんど判りません♪　で、肝心のボディ鳴り＆ネック鳴りは、、、も～自画自賛！ネックを握った左手が痺れる位の弦振動なんです。勿論、生鳴りの違いは歴然♪　ただエレキはボディ鳴りがイイからといってピックアップから出る音もイイ！とは限らないんです。勿論、全く関係がないわけではありませんよ。音のヌケとかコシとかには微妙に影響しますから。ビンテージレスポールで判ると思いますが、単純にボディの生鳴りだけで言えばボディがホロー構造に近いストラトの方が音の伸びとかもイイことになっちゃうでしょ！　勿論、実際にそういうストラトも世の中には沢山ありますからネ♪　しかし、ほとんどのレスポールはアンプラグド状態で弾いたらパシャパシャの音ですからネ～　なのにアンプにつなげば、、、でしょ！　つまりエレキは何だかんだ言っても弦の振幅をマグネットで拾って電気信号に変えてるわけですから、「生鳴り」＝「エレキ音」ではないんです。ボディの材質や重さ、ネックの太さ、フレットのタイプ、電気パーツ、ギターシールド、、と、いろんな要素や条件が組み合わさって「エレキの音」なんです。だからギターは出来る限りお店で実際弾いてから買う方がイイんですよ～　取り敢えずお店で弾いてみて、買うのはネットっていう場合もあると思いますが、エレキも楽器！　個体差がありますからね～　僕も長年ギターを弾いてますが、ある程度サウンドの違いが判る年齢になってから出逢える「イイ音で鳴るギター」って～いうのはホント大事な出逢いだと思いますよ～　正に一期一会ってやつですよ♪
僕が昔から自分でギターを組むのは、単にせっかちだからかも知れません。自分の好みの音がするギターとの出逢いを待ってるより、自分の好みの音で鳴るギターを自分で作った方がゼンゼン早いですからネ～　それにイイ材料を使っても安く組めますから。。