ストラトはチューニングが狂い易い

フェンダーかギブソンか？ベタですがギター弾きにとって「永遠のテーマ」？　ん～、近年はそうでもないですよね～♪
フェンダーギブソン神話みたいなものは、とっくの昔に、、、
とは言っても近年の新しいブランドのほとんどのギターはこの２大メーカーのモデルをオマージュしたものばかりですからね。
コロナ禍以降、僕の周りではギターを始めた人がかなり増えました。近年のミュージックシーンを見てもギター、特にエレキは既にオワコンとまで言われています。エレキは昭和オジサンのオモチャとまで言われることもあります。そんな今、エレキを始めようと考えてくれている人たちは僕らオジサンにとってはホント有難い存在。まさに時代の継承者！
そこで今回は初心者さんからよく質問される「どっちを買えばいいの？」「どっちが弾き易いの？」にお答え致します。
まずはじめに今回はギブソンやフェンダーというブランドのお話ではなく、レスポールタイプとストラトタイプ、この2つのタイプのギターで始めるならどっちがイイか？というお話です。

①レスポールタイプ↑はミディアムスケールといって比較的弦長が短く（約630ｍｍ）弦のテンションも強くないので初心者さんには優しいギターといえるかもしれません。
チョーキングなど弦を指で押し上げるエレキ特有の奏法でも指が痛くなりにくく短期間で習得しやすいんじゃないかと思います。
ただギターの構造・デザインの関係もあり、ハイポジション（ネックの根本側）が弾き難いという欠点があります。
②さらにこのタイプのギターのほとんどはマホガニーという比較的やわらかい木材を使っているため折れやすいというギターにとっては非常に厳しいデメリットを持っています。
ネックがボディに接着（セットネック）されているためネック交換が容易に出来ない。※交換の場合、かなり高額となります。
③ネックに使われているマホガニー材は折れやすい欠点はありますが甘く柔らかいサウンドが得意な材とも言えます。
レスポールタイプのネックが折れ易いというのは、なにも柔らかい材を使っているからというだけではなく、弦のテンションをかせぐためにヘッド側にも角度をつけてあるので「倒したら折れる」と思っていた方がいいと思います。
このタイプはピックアップにハムバッカーを使ってあるので、ノイズが少なくパワーがある太い音が容易に出せるという最大のメリットがあります。
③最大の欠点→重い！　4kgオーバーの個体が多い
例えばレスポールで3.8kgだとかなり軽い個体といえると思います
①ストラトタイプのギターは基本的にフルスケール（約650ｍｍ）と弦長が長く弦のテンションが強く初心者さんには少し慣れが必要なギターと言えるかもしれません。※テンションに関しては細めの弦を使うことである程度はカバーできると思いますが、その分チューニングが狂い易いというデメリットもあります。
このタイプのギターは先ほどのレスポールタイプと違いハイポジションでもかなり弾き易いというメリットがあります。
②さらにピックアップの組み合わせパターンが豊富でフロント+センター、センター+リア、という距離が近いピックアップを組み合わせた時の枯れたサウンド（ハーフトーン）はレスポールではなかなか出せない味わい深いサウンドも魅力のひとつと言えるでしょう。
③ストラトタイプのギターにはほとんどトレモロユニットが搭載されているので、アームひとつで微妙なビブラートをかけれることはストラトタイプの最大のメリットと言えるかもしれません。ただセッティングによってはチューニングが安定しないという初心者さんには厳しいハードルが共存していることも事実です。
④比較的軽量な個体が多い！
使われているボディ材によってもかなり違いがありますが
平均的には3.6～3.8kbの個体が多いと思います。
これはあくまでも主観ですが、ストラトタイプで3.3kg以内なら軽い個体と言えるんじゃないかと思います。
一般的に重い個体の方がシッカリした低域が出し易いと云われていますが、これも個体によるかもしれません。軽い個体でもズシンッとくる低音が出せるギターもありますから。
⑤ストラトタイプギターの最大のメリット
★壊れ難い！　ネックにメイプルという硬い木材が使われていることとレスポールと違いヘッドに角度をつけていないのスタンドから倒れたぐらいでは滅多にネックが折れることは無いんじゃないかと思います。
と、いうことでグダグダ主観次元でお話させて頂きましたが、要は楽器屋さんで実際にギターを手にしてストラトとかレスポールにこだわらず好きなタイプのギターを選べばイイということだと思います♪　でもちょっとだけ参考にしてネ～