ゴーゴーエレキ | 人生をモディファイ

僕は今までかなりの人にギターを教えて来たんですが、全くの初心者には出来るだけ新品のギターを薦めてます。ただギターを始めようと思う人の中にはルックスから入る方もいるんですよ～　まぁ、それが普通なのかもしれませんが。。。
特に若い男性はそのパターンですネ♪　もうかなり昔の話になるんですが、70年代のジャパンビンテージ・アコギをオークションで入手して、、、「ギター買ったんで教えて下さい、、、」って！ギター好きの人ならお判りだと思いますが、70年代の国産アコギは弦高がメチャ高いヤツが多いんですよ～！　で、その人が買ったギターはヤマハのFG-180、そう赤ラベル♪　どうも知り合いからヤマハの伝説の名器！って聞いてチョイスしたらしいんです。確かにFG-180は間違いなく名器ですよ～　個体差はありますがメチャ鳴るギターですからネ♪　僕は以前、復刻版のヤツですが180は持っていたので判るんですが、あのギターは鳴るというより「激鳴り」＆「鳴り過ぎ！」（笑）。マジでそんな感じのギターなんです。で、僕が持ってた復刻モデルは鳴りに関しては当時の180、評判の悪かった弦高については現代風にアレンジされていたので超弾き易いギターでしたよ～　しかし所有してたのは半年位だったと思います。その理由についてはまた今度お話しますネ♪
で、そのFG-180を買った人にギターを教え始めたんですが、、　もうお判りだと思いますがFG-180は初心者がカンタンに乗りこなせる代物ではないんですよ～　スチューデントモデルといいながら超じゃじゃ馬のフェンダー・ムスタングみたいなギターなんです！　勿論、個体差がありますから一概には言えませんが。　とにかく弦高の高さで断念！　結局、180は売却し新品のギターを買わせました♪　弦高が高いならサドルを削って調整すればイイじゃん！って思うでしょ～　勿論、それでOKのギターもありますよ！　しかし70年代当時のジャパビンのほとんどはアウトなものが多いんです。それはネックの仕込み角度が関係してくるんです。仕込み角度が浅い角度のギターはサドルを下げていくとビビっちゃうんですよ～　アコギは基本セットネックですから、直すならニカワを溶かしてネックを仕込み直すしかないんです。フェンダーのエレキみたいなディタッチャブルネックなら簡単にいくんですが。。　初心者以外の人にも時々質問されるんですが、アコギの弦高はどれ位がいいのか？　ズバリ、これは好みです！・・・と言っても程度はありますが♪
僕は普段、6弦12フレットで2.2mm位に調整してあるんです♪　どちらかといえば低い方ですね～　単純に鳴りを重視するなら、もっと上げた方がイイんですが僕はこの位がベストなんです。ビビるちょっと手前ぐらいって感じかな～　確かに強くストロークするとビビるんですが、そのパーカッシブなところが僕にはオイシイんです♪　プロギタリストさんにも超低めの弦高設定や意図的にネックを逆反りさせてパーカッシブなサウンドにして使ってる人も少なくないようですよ！　有名な話では吉田拓郎さんの「リンゴ」で聴ける石川鷹彦さんが弾いてるギター（Gibson J-45）の音ですね♪　あのJ-45は拓郎さんのギターなんですが、当時ネックがかなり逆反りしてたらしいです。
まぁ～弦高が低かろうが高かろうが、それなりに対応できるのがプロなんですが、初心者は必ず自分が弾き易いと思えるギターを使うことが上達への早道だと思いますよ♪ これ、ホント！　で、ギターもメーカーによって得意な音って～のがあるんですが、個人的に初心者さんにはいつもヤマハを薦めてるんです。とにかく音がクリアですし廉価モデルでも弾き易いヤツが多いんです。特に弦高に関しては70年代当時のヤマハさんとは真逆ですからオモシロいですね♪　ただある程度ギターが上達してくるとヤマハの音では物足りなくなってくるかも知れませんネ♪　どういうことか？と言いますと、ヤマハのアコギのサウンドは全体のバランスがめちゃイイんです♪　悪く言うと「クセが無い！」って感じ。だから先ほどお話したように初心者には向いてると思うんです。勿論、ヤマハのアコギでもある程度のクラスからはめちゃイイ音で鳴りますよ～　普及モデルでもキラ！っとしたキレイな音が出せるのがヤマハの特徴。やさぐれた乾いたサウンドのギブソンとは対照的な音ですね～♪　もし2本持つなら、ヤマハとギブソンがいいと思います。ヤマハとマーチンだと、音の質は微妙に違うんですがサウンドの方向性は多少似てるので。。
※勿論、これはあくまでも僕の個人的な意見ですので、参考までとしてくださいネ！