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ギターを再塗装♪ ~導管を生かしたリフィニッシュ! 短期間でレリック化

毎度お馴染み!愛用のミニメイトンEMD/6。今日は愛用のメイトンの塗装のお話をしますネ♪
当サイトやYoutubeチャンネル内でも既にご紹介している通り僕のメイトンの塗装は僕自身がリフィニッシュしたものなんです。いつものようにレリック加工目的でやったのではなく、サイド・バックのように導管を生かした薄塗りにしたかったんです。ルックスとサウンドで一目惚れしたこのメイトン、サイドもバック極薄に塗装されているのにトップだけは少し厚めだったんです。勿論、メーカーさんの意図するものがあってのことだとは思ったんですが、どうしてもリフィニッシュしたくなっちゃったんです♪ コイツを買ってもう6年以上になるのでリフィニッシュしてから5年は経ってるんです。このメイトン、新品からかなりイイ音で鳴ってくれたんですが、ある日「こいつ、トップを塗り替えたらゼッタイもっと良くなるぞ~、、」って思っちゃったんです♪
これ↑がリフィニッシュ前の塗装。トップ材はシトカ・スプルースでそれ以外のサイド、バック、ネックは全てブラックウッドを使ってあるんです。このミニメイトンの値段が高い一番の理由はこのブラックウッドでしょうネ! サイド、バックの塗装が極薄なのもブラックウッド特有のワイルドな木目を強調するためなのかも知れませんネ~ それとブラックウッドはかなり硬質な木材なので極薄塗装でもマホガニーと違ってキズもつきにくいですから。。
導管バリバリって感じが超お気に入りなんです♪ 手触りも年々イイ感じになって来ましたし。。 この6年でかなり酷使して来ましたからネック裏はかなりテカテカになってます↓

で、本題のリフィニッシュのお話ですが、このメイトンのリフィニッシュに関して今までかなりのご質問を頂いてたんです。このフィニッシュはオーダーですか?とか、このカラーはラインナップに無いですよね~? マニアックなところではピックガードの位置が標準と違いますね~、、 ってな感じの内容です♪ 最近はMATONもいろんなショップさんで扱っているようで、いつでも買えるギターになりましたが、僕が買った当時は市場のタマ数がほんと少なかったんですよ~ 値段も今のように特売品みたいなものはほとんど無かったですね。そんなメイトンをリフィニッシュする!って決めた時は周りに止められましたよ♪
アコースティックギターのリフィニッシュで一番気を遣うのがやっぱ塗装剥がしですね~ 厚塗りだとしてもエレキと比べればメチャ薄いですから、いい気になってザクザクやってると削り過ぎちゃうんですよ~ あとは塗装前のマスキングですね!ブリッジ周りは特に丁寧にやらないと後で後悔しますから。若い頃はよく失敗してました。。 このメイトンのリフィニッシュに使った仕上げ用のクリアはいつものようにこのラッカー↓
もう長年ギターのリフィニッシュをやってますが、いろいろ使って来てやっぱこのニトロセルロース・ラッカーが一番好きですね~ ホームセンターで普通に売ってるヤツです。特にレリック加工前提での塗装にコイツは外せないんです。今まで値段が超安いヤツもいろいろ試しましたがダメなやつはほんとダメなんですよね~スプレー塗料って! EVH塗装の場合は意図的に自動車用のスプレー缶を使ってます。 メイトンの塗装は勿論このクリアだけではないですよ~ 着色がありますからネ♪ 僕が着色にチョイスしたのがこいつ↓

これも結構長い付き合いなんです。ストラトのネック材を買った時もいつもコイツで着色してますね~ 勿論、このスプレーニスのシリーズの中にクリアもあるんですが、楽器として酷使するためにのトップコートには先ほどのラッカークリアの方がいいと思います。※長年やってきた僕の経験上のお話ですから参考までとご理解ください。m(_ _)m
このニススプレーで着色後、先ほどのクリアーラッカーで塗装する場合、注意することがあるんです。着色後、完全に乾燥させること。メイトンは着色後1週間寝かせました。ラッカーでトップコートする際、一発目は通常の塗装のやり方だとニスが溶けちゃいますからご注意ください。最初は霧吹き程度で数回に分けてスプレーします。手で触って普段のラッカー塗装の感じになったら、いつものようにスプレーして仕上げます。僕の忠告を聞かないで塗装し失敗した仲間がいますから塗装の際はみなさんも慎重ににネ♪
塗装して5年経った現在のトップの状態です↑
テカテカでいつまでもキレイでクリアーな塗装面がお好きな方にはこの風合いはご理解頂けないかと思いますが、、
MINIMATON EMD/6 Diesel special


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このLoa(ロア)LH-301T↓の着色とトップコートも先ほどのニススプレーとクリアーラッカーを使いました♪
このロアはギター仲間にも新品の時とはベツモノになったな~って言われてます♪ ラッカーはクリアーの照り方がエステル系と全く違うんですよね~ 塗装を剥がすリフィニッシュまでやらなくても、テカテカのポリ塗装面に2、3回オーバーラッカーするだけでもかなりイイ雰囲気になりますよ~ ポリ塗装のギターでも鳴りのイイ固体の場合は塗装を剥がすと音が変わってしまうこともあるので、ルックスだけ鈍い照りにしたい場合はこの方法をお勧めします♪ あくまでも個人責任でネ!
※勿論、単純なオーバーラッカーだけの場合、音響面でのメリットはありません。あくまでも見た目のビンテージ感演出のための塗装方法です。★ラッカー塗装のギターの値段が高い理由は、「ポリエスエステル塗料」と比べて「ラッカー塗料」が特に高いわけとかではないんです。ラッカーはポリのように一度に厚塗りできないので作業工程数が多くなっちゃうんです。それと塗装面もポリエステル塗装と比べて繊細なんです。キズ、溶け、スレなんかが入りやすいので店頭での商品管理も大変なんです。その塗装面の繊細さ経年劣化に気を遣わないといけないことを逆手に取ったのが「レリックモデル」なんです。キズをつけてボロボロにする方が高く売れるって~のもヘンなお話かもしれませんネ! レリック加工されたギターを一番好きなのは日本人のようです。湿気の少ない海外の方がポリ塗装を好むそうです♪ 湿気だらけの日本こそポリ塗装だと思うんですが、何か変でしょ~ レリックギターは日本で高く売れる! 冷静に考えてみてください、確かにカスタムショップのレリックギターは塗装だけじゃなくボディ材も厳選されたモノが使われていますし、電気パーツもそれなりのモノがチョイスされてますが、レギュラーモデルなら30万円で買えるのに、カスタムショップのレリックになると何で60万円? でもお金持ちの日本人は買うんです♪ 昔、アメリカの健康ブームで本国ではハンバーガーが売れなくなり日本がターゲットになった! 日本人はアメリカ大好きですから、、 その結果、肥満体型のオンパレード! 逆に海外は日本食ブームで健康に! そろそろ自国の素晴らしさに気が付かないとネ、日本は!


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