ストラトキャスターのトレモロって人それぞれセッティングが全く違うんですよね~ セッティングの状態を見れば、その人がどのギタリストが好きなのか判る!と言っても過言じゃないレベルのお話! 勿論、有名なギタリストは沢山いますから「判る!」といっても「この中では誰?」っていう縛りの中での話♪
例えばストラト使いと言えば
①エリッククラプトン ②ジェフベック ③エディヴァンヘイレン(初期) ④ジミヘンドリクス ⑤デヴィッドギルモア
⑥スティービーレイボーン ⑦ロリーギャラガー
ま、他にも沢山おられますがクセの強いギタリストとして挙げさせて頂きました。
以上のギタリストさんで、まず一発で判るのが①のクラプトン!
何故なら、あの方のストラトはみなさんもご存じのようにトレモロがブロックされています。そう、トレモロ使いませんから!
現在はクサビを打ち込んで固定しているのかどうかは判りませんが、トレモロレスのハードテールではなく敢えて通常のシンクロトレモロを固定して使うことに意味があるようです。
スプリングもしっかり5本張りですからネ。僕もハードテールのストラト弾いたことあるんですが、ちょっと違うんですよね~
ハードテールのストラトって、独特な詰まり感がありました。
トレモロは使わないけどシッカリ張ったスプリングの共振もあのクラプトンサウンドには重要なんでしょうね~
ちなみに僕は硬めのスプリングを「川の字」で張ってます。以前は「爪」で張っていましたが近年は「川」でやってます♪
これには少し理由がありまして、、、 以前はトレモロをボディにベタ付してたんです。
そう、ダウンしか使わなかったんです。でも現在はフローティング状態にしてアップも出来るようにしています。↓
「川」が良いのか?「爪」が良いのか?判りませんが、いろいろ試してみた結果僕のストラトには「川張り」が一番シックリきました。
これはイヤな偶然なんですが2、3年前から急にジェフベックをよく聴くようになったんです。20代の頃はホントよく聴いてたんですが、30代になった頃からクラプトンにハマりご無沙汰してたんです。ヴァンヘイレン(エディ)も大好きなので、トレモロを使わないクラプトンとアームダウンしかしないエディの2人ですから僕のストラトのトレモロは常にベタ付状態にしていました。
スプリングの張りは硬めにしていましたが、一応トレモロはかけられるようにネ♪ しかし、ジェフベックやるにはどうしてもトレモロはフローティングさせていないと、、、
「♪ WHERE WERE YOU 」はいつでも弾けれる状態にセットしておきたいですからね。 心よりご冥福をお祈りいたします。
僕のストラトはもう20年近く使っていますからトレモロをフロートさせて使ってもチューニングの狂いはあまり無いんですが、まだアタリがついていない新品のストラトだと結構狂いますからね~ 特に昔ながらの6点支持タイプは接触面積が多いので仕方ないんですよね。じゃ~アメスタみたいな2点支持に換えれば、、ってことなんですが、2点タイプはどうしても見た目のビンテージ感無さが気になるんですよ~ これも好みですが僕はダメなんです。
この2点スタッドボルトタイプのトレモロも一時期使っていたのでアーミングのスムーズさは十分解っているんですが。。。
2点支持タイプでスムーズさ優先なら間違いなく僕はウィルキンソンを選びますネ~ 若い頃、自作EVHモデルに載せていました。
僕が使っていたウィルキンソンはホント狂いが少なかったですよ~ ウィルキンソンでもいろんなタイプがありますが僕がEVHに載せていたヤツは全くビンテージ感が無いヤツでしたが写真でお判りのようにこのミュージックマンタイプですから違和感は無かったんですよ。とにかくアームはダウンもアップも超スムーズ!
僕のストラトを見て気が付いた方は、なかなかのマニアですね~
そう、トレモロアームが短いんです♪
これ以前も少しお話したんですがベツに「デヴィッドギルモア」のマネをしたわけじゃないんです。勿論、ピンクフロイドは昔から好きだったんですが特にフリークではないのでギルモアさんのストラトを注視したことは無かったんです。
若い頃、セッションライブでこの自分でカットした短いアームをつけたストラトを弾いていたら「ギルモア好きなの?」って訊かれたんです。で、はじめてギルモアは短いアームを使っていたって知ったんです。そう全くの偶然だったんです♪
曲によって通常サイズのアームと差し替えることもありますが、このストラトでは短いアームを使うことが多いですね~
アームが短いと極端にかかり過ぎることがないから微妙なニュアンスが出し易いんですよ~ アーミングが少し固くなるのでちょっとだけコツが要るんですが。
※トレモロアームにはインチネジとミリネジがあります。要注意
肝心のチューニング安定についてですが、ストラトのシンクロトレモロの肝はやはりスタッドボルトですね~ これは6点支持であっても2点支持であっても同じ! 台座部分とボルトの接触部分を出来る限り鋭利にしておくことが重要ですね~ 適度なグリスアップもネ! これに関してはナット溝のグリスアップと同じ。
それと意外にトレモロの狂いと大きく関係してくるのがヘッドにネジ留めされているストリングスガイド。
僕も今までいろんなタイプのガイドを試して来ましたが、最終的に落ち着いたのがフェンダーの60年代モデルに使われている「カモメさんタイプ」ですね。そのカモメの羽根内側にグリスを軽く塗布しておくのが一番狂いが少ないような気がします。
ナイロン系のヤツも確かに滑りは良いんですが時間の経過と共にイマイチなことが多くなるんですよ~ ※あくまで主観です。
ストリングスガイド、ナット、ブリッジサドル、スタッドボルト等、摺動部分すべての接触抵抗がチューニングの狂いを発生させるわけですね。なので僕のボロストラトのようにいろんな箇所にアタリがついていると接触部分の動きもスムーズになってくるわけなんです。金属パーツの接触部分は磨いたみたいにテカテカになっていますからネ♪ 細かいナイロンヤスリやコンパウンドで意図的に接触部分を磨き上げるというのも手かもしれません。
あとは弦のテンションとスプリングの戻りとのバランスですね。いろんな強さのスプリングが出ていますから、ご自分のストラトに合ったスプリングに出逢えると必ず幸せになれると思いますよ~♪♪♪ 狂い難いストラトってホント弾いてて気持ちいいですからネ!
ちなみに僕のストラトのセンターPUPは1弦側を高くして6弦側はピックガードとほぼ面一位まで下げています。これは演奏の際センターピックアップが邪魔にならないこともあるんですが、このセッティングだと自分好みのハーフトーンが出せるんですよ~ 特にリアPUPとセンターのミックス時でネ♪
個人的な好みでセンターPUPの中低域は抑えて出したいので常にこのセッティングにしています。
最後に、これはチューニングの狂いとは関係ないんですが僕は若い頃からストラトのボリュームノブとセレクターのノブはコレじゃないとイヤなんです。ボリュームノブは下側のエッジ幅が広いタイプ、セレクターノブは円錐がキツくなくて太っちょタイプ
■【飽きが来ないギターのボディカラーは?】
・・・・・2022年12月27日投稿記事
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