アルペジオ | 人生をモディファイ

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僕は今までにいろんな人にギターを教えて来たんですが、時々される質問の中にこんなのがあるんです。
「初心者にビンテージギターは無理ですよね～？」　これだけ聞くと「お～！」って思うでしょ～　実はこの質問、意外によくされるんです♪　ギター初心者さんは結構ルックスから入る方が多いので貫禄のあるビンテージに目が行く方が多いんですよ～　元SMAPの草彅くんもギターを始めた頃かなり早い段階から高価なビンテージ・ギターを手に入れてましたよね♪　まぁ、単純に財力が我ら庶民とは違いますからネ～（笑）　彼のビンテージ・ジーンズへのコダワリからみてもギターもビンテージにいくことは不思議なコトではないかもしれません。
これ↑は当サイトでも度々登場している僕が15年以上愛用している1967年製ギブソンのLG-1。ラダーブレーシング採用で当時としては廉価版のアコギ♪　同時期手に入れたXブレーシングの1968年製B-25は数年前に手放したんですが、コイツだけはしっかり手元に置いてるんです。何故か？　それは僕がアコースティックギターに求める全ての要素がコイツに詰まってるからなんです。なんて言うとちょっと大げさになっちゃいますが、単純にコイツが「僕がアコギを選ぶ時の基準」になってるんです。ネックの太さ・弦高・音量そしてルックス♪　挙げればキリが無いんですが「やっぱコイツになっちゃうんです♪」　このLG-1を手に入れた当時付き合ってた彼女に「こんなボロによく十数万円も出したネ～」って言われました。確かに入手した時の状態はかなり酷かったんですが、すぐにウッ〇マンさんでネック・指板・フレットをリペアしてもらい生き返ったんです。お金もシッカリかかりましたが今では僕にとって唯一無二の存在になったんです。
話を初心者さんからの質問に戻しますが、今お話したように初心者だろうがベテランだろうが、新品だろ～がビンテージだろうが「コレだ！」ってヤツに出逢ったら買えばイイんですよ～　ベテランの方が「初心者にコイツの良さは判らない！」なんて言ってる光景、あなたも見たことないですか？
確かに上級者さんはビンテージの持つサウンドの美味しい部分を引き出すことに慣れていると思いますヨ～　しかしギターに詳しくない初心者さんが「これ何かイイな～、、、」って思えるギターがあったとしたら、そっちの方がスゴイことだと僕は思うんです。
人がギターを呼ぶんじゃなくて、ギターが人を呼ぶんですよ～　正にギターとの出逢いは「一期一会」、その時を逃したらもう二度と出逢うことは無いかもしれませんよ～
近年は学生さんでも結構お金持ってますから何十万円もする楽器をポンと買われますが、昭和オジサンの経験から言わせて頂くなら、そこそこのギター（高価な）をローンで買いなさい！　そうするとギターの腕は確実に上がります！＆ギターへの愛着がめちゃ湧きます！自分の楽器も他人の楽器も大切にする気持ちが育てられます♪　勿論、安くても良いギターは世の中にはたくさんありますよ～　それでも一度でいいから自分にとって「ちょっと贅沢だな～、、、」って思えるギターを手に入れてみてください。僕がお話した意味がきっと解ると思いますから。。。
財テクとは言いませんが、ビンテージギターはもし手放す時が来たとしても多分買った時の値段より高く売れると思います♪　楽器作りに必要な種類の木材が枯渇している近年、ビンテージギターの価値は今後もどんどん高騰していくことは間違いないでしょうネ～
最後に「ビンテージギターは弾き難い！」っていう固定観念をお持ちの方も多いんじゃないかと思いますが、弾き易いビンテージは、弾き易い新品の数倍弾き易いんです♪
初心者さんがビンテージギターを手に入れるコトに僕は大賛成です！　いい相棒が見つかることをお祈り致します♪