ローステッドネックでも反る!★巷には海外製なんちゃってローストも存在する!

近年、ギターのネックといえばローストされているのが当たり前って感じですよね。2万円前後の廉価なストラトタイプでもローステッドメイプルのネックが使われていますもんね。
じゃ~ローストされたネックは何がいいのか?
答は、ズバリ反り難い!
絶対反らないのか?→答は、保管状況によっては反ります!
特に湿度や温度によってはローストされていないネックと同じように反ることがあります。
これは↑僕が25年使っているローズウッド指板のメイプルネックです。勿論、ロースト処理なんかされていません!
でも今まで一度も反ったことがありません。普段、弦はチューニングした状態のままで緩めて保管したことはありません。
このネックは今まで3本のギターにセットして使ってきました。現在は50年愛用しているバイオリンシェイプのセミアコにセットして使っています。相性がいいので今後も恐らくこの組み合わせで使い続けると思います。↓
このネックは生材の新品を買い自分でラッカー塗装しました。
入手したばかりの25年前、セイモアダンカン製のストラトにセットして使ってイイ感じで使っていたんですが、ある日床に寝かせた状態のギターの上に壁に立てかけてあった大きな姿見用のスタンドミラーが倒れて直撃! メイプルネックですから折れはしないにしても相当なダメージをうけたに違いないとネックの状態をチェックしたところ、、、 そこそこ重量があるミラーの直撃ですからチューニングは勿論狂いまくりでボディにも数箇所の打跡。
心配していたネックはナットの接着が剥がれていましたが、エッジにわずかな傷が数箇所入っただけで致命傷となるようなダメージは一切ありませんでした。とはいえかなり大きな音だったので時間が経てば不具合が出るだろうと諦めていました。
しかし数日経ってもなんともないんです。それから数カ月過ぎても演奏に影響するような不具合は一切でませんでした。
「これ、たぶん大丈夫だな!」って感じでそれからライブでも普通に使っていました。で、25年問題無く使えてるんです。
勿論、フレットは減っていきますから打ち直しましたよ~
これがそのネック裏↑、どうです全く色気のない木目らしい木目もないプレーンなメイプル!
このネックの感じが現在僕がネックを選ぶ際の基準になっているんです。勿論、目の詰まった感じの「柾目」なら言うこと無いんですが、近年なかなかそんな上質な柾目ネックには出逢えませんからネ~ このネックの後からも数本のメイプルネック材を買って来ましたが全て色気の木目ばかり。そのおかげか僕が使っているギターのメイプルネック↓は、ほとんど反りません!
ど~です、ホント全く色気の無いネックばかりでしょ!
しかし、この3本を載せたギターは全く反りませんね~ 勿論、弦は常時張りっぱなし!
先日Youtubeでもお話しましたが僕は「板目」のネックは絶体買いません! どうして? 反るからです!
反る!っていうと語弊がありますから「反りやすい」にしといてください。それはローストされたネックでも同じです。
同じ条件ならローストされていないネックより反り難いだけなんです。湿度・温度管理はどんなネックでも必須ということです。
特に湿度については40~60%未満でキープすることをおススメします。近年の夏は湿度が60%以下だったとしても温度が異常に高くなる日が多いですからギターの保管場所には十分注意が必要ですね。
僕が絶対選ばないネックの木目はこんな感じです。↑
絶対反る!とは限りませんが、こんな感じのヤツは反りやすいと思った方がいいと思います。※あくまでも個人的な意見です。
特に最近は海外製の「なんちゃってローステッドネック」っていうモノも多いようです。実際は一切加熱処理せず、それっぽく着色してあるだけのネックもあるみたいです。
ちょっと前に海外製の廉価なネックで下地がボコボコな木加工を厚いポリ塗装で平らに仕上げてある粗悪品が出回っていましたね。海外製のネックを買われる場合は出来れば未塗装なものを選んだ方がいいと思います。僕も中国製の未塗装メイプルネックを何本か買った経験があるんですが、意外に真面なモノが多かったですね。不発は3回に1回って感じ。
海外製のネックは22Fのツバ出し部分の角が欠けていることが多いんですよね~ ま、ザックリってことは無いんですが神経質な方は買わない方がいいかも知れませんね。


先日ジムニーJB64のフロントグリル交換しました↑


ドラレコのSDカード寿命(2025年8月5日投稿)