最近、当サイトやゴーゴーあっくん(Youtube)でラジオやラジカセに関する内容を取り上げることが多くなっていますが、それには理由がありまして、みなさんからのご質問が昨年辺りから急に増えて来たからなんです。おそらく2028年に民放AMラジオ放送が廃止されるからだと思います。勿論、今の世の中ラジオが無くてもスマホでラジオ放送が聴けるわけですからAM放送が無くなったとしても特に困る人は少ないと思います。FMワイドバンド対応のラジオを持っておられる方なら引き続き高音質のFMでお気に入りの番組を聴けるんですから特に問題は無いですよね~
しかし意外にそれだけでもないようです♪
これは70年代BCLラジオブームの頃超人気があったナショナル(パナソニック)のクーガ2200、今でも程度が良い個体はかなりの高値で取引されています。
特にこの2200はソニーのスカイセンサー5900同様根強いファンが多いモデルですね~ この2200はAMは勿論ですがFM、SW(短波)6バンド搭載のまさに無敵のラジオって感じ。しかし残念ながらこの2200はFMワイドバンドには対応してないんです。
FM受信上限90MHz。僕の2200は以前Youtubeでもお話させて頂きましたが受信帯域の改造手術をしてあるので2028年以降もノープロブレムの状態となっています。
現在も私の住んでいる名古屋のCBC(AM 1053KHz)をFMの93.7MHz、TOKAI(AM 1332KHz)をFM 92.9MHzで聴いています。スマホのRadikoでも聴くことはありますが、それはほとんど外出先での場合ですね~ やっぱ僕ら還暦オジサンはラジオのスピーカーから流れる音で放送を楽しみたいんですよね!
そんなオジサンだけでなく近年の昭和ブームもあってか若い方の間で70、80年代のラジオやラジカセが流行っているんですよ!
20数年前にも古いBCLラジオブームがあって中古相場が一気に上がったんですよね~ 近年の若い人たちにラジカセ、レコード、フィルムカメラなどが受け入れられていることはリアル世代の僕らオジサンとしてはなんか嬉しいですね。
単にラジオ好きというだけでなく「ラジオ」という箱は、これから起こりうるであろう「大災害時」に重要な役割を果たしてくれるアイテムにもなるんです。南海トラフなど大地震で世の中の情報伝達機関がストップしてしまったとしても最後まで残るといわれているのがこのラジオなんです。スマホの復旧は比較的早いといわれていますがそれでも一部復旧まででも2~3日はかかると考えます。復旧と同時に大勢の人が一斉にネット、LINE、通話連絡をはじめるわけですから真面に使えるレベルになるまでにはそれなりの時間が必要になってくると思います。
その点ラジオは間違いなく確実な情報を得ることが出来る命綱になってくると考えます。特に2028年以降も残されると言われているAM放送のNHK(第一と第二統合)はFM受信感度が悪い地域でも情報入手は可能だと思います、※一部のAM放送が残されるかどうかに関してはみなさんご自身でお確かめくださいネ。
僕は近年モノのラジオも何台か所有していますが普段よく使うのはやはり70年代のビンテージBCLラジオですね。
受信感度が近年モノのラジオとは「月とすっぽん」レベルでよく受信してくれます。特に写真左↑のクーガNo7は70年代当時からTV音声(VHF)が受信可能なワイド仕様なので現在もこの先もFMで今まで通りお気に入りの深夜放送が楽しめるんです。
向かって右のスカイセンサー5800↑もFMワイド改造してありますからこれからもバリバリ現役で活躍してくれると思います。
70年代のナショナルクーガやソニースカイセンサーの音を聴けば今の若い人たちも「どうしてオジサンたちは古いラジオやラジカセにこだわるのか?」がきっと解ると思いますよ~♪
ほんと70年代ラジオのアンプ回路やスピーカーってめちゃめちゃよく出来てて音が超いいんです!
※いつも言っていますが「いい音」っていうのは人それぞれですからあくまでも主観次元のお話とご理解くださいネ。
これは僕が大好きなメーカーのオーム電機さん↑のラジオ
この写真は購入時の状態ですが現在はかなり手を入れてあります。勿論、近年モノのラジオですからFMワイドにも対応しています。僕がこのラジオを愛用しているのはAUX(外部入力)が使えるからなんです。普段はPCのモノラル音声チェック用に使っています。本体スピーカーから出る音はモノラルなんですが実はこのラジオ、ステレオ仕様なんです。なので外部入力も3.5mm三極ステレオ入力、ヘッドフォン出力も同じくステレオ出力なんです。
よくこういうモノラルラジオは3極プラグのヘッドフォンが使えたとしてもモノラル出力のものがほとんどなんですよね。外部入力にしても3極プラグ対応だとしても内部でモノラル化されるものが多いんですよね~ 最近70年代主流だった3.5mm2極ミニプラグのケーブルってあまり見なくなりましたもんネ。
現在はこんな姿↑になっています。今、組み込むスピーカー選びのため仮バッフルを取り付けています。このラジオもやはり内部スペースの関係でゴツいスピーカーを着けるとマグネットが干渉してしまうんです。
元々のスピーカーもそんなに悪い音ではないんですが中低域が少し物足りないのと特性がフラットというよりは少し上側寄りのサウンドだったのでモニターアンプとして使うためには少し手を入れる必要があったんです。
現在段ボール製の仮バッフルで取り付けてありますがスピーカーが決まったらMDF材を使ってしっかりしたカタチに仕上げたいですね!今取り付けてあるFOSTEXで最大音量に上げるとラジオの筐体そのものがビビってしまうのでバッフルを仕上げる時ついでに内部空間の対策も必要になってくると思います。
このラジオ、市場相場も3,800円前後という安ㇻジですから勿論PLL方式、デジタル表示で選局メモリもついているからぱっと見DSPラジオだと思われるんですが中身はしっかりアナログ仕様
便利だといわれても個人的にDSPラジオはあまり好きじゃないんです。肝心のコイツの受信感度は? 正直60点ってとこです。
同じ場所に置いてあるクーガ2200と比べちゃ可哀そうなんですが局によっては受信感度は大学生と幼稚園児くらいの差がありますネ! 勿論、ラジオというものはその筐体構造の微妙な位置の違いで感度は極端に変わりますから単純にコイツの受信感度がクーガ2200より極端に落ちるというわけではありませんよ。
で、僕は同じ場所に置いてあるクーガ2200の受信感度に近づけるためにアンテナを標準の1.5倍の長さのモノに交換し更に角度の可変幅を拡げるために2段階折り曲げれる根元を追加してあります。結果は「これ同じラジオ?」って感じで高感度化に成功しました。
昭和48年(1973年発売)ソニーICF-5800↑
このラジオはホントいい音しますよ~ 超あたたかい音
一日中聞いていても耳が疲れない柔らかいサウンド!
外部入力装備なのでマルチエフェクター経由でギターアンプとしてもたまに鳴らしてますよ~
僕はICF-5900も使っていますが音は5800の方が好きですネ♪
FMワイドバンド非対応機種をワイドバンド化↓
■ハイウェイパトロールマン話:2025年1月23日投稿記事