4年位前ハードオフで1,300円でゲットしたアンプ↓
先日Youtubeでお話した中身をピグノーズ基板に載せ換えたミニアンプ(70年代 LOCO)、独特なウォームサウンドがお気に入りだったんですが流石に40数年経過した電子部品の劣化はひどく電解コンデンサー等ほとんど交換が必要な状態でした。代用できそうなコンデンサーの手持ちも無かったこともあったんですが、ギターアンプって電子パーツを交換すると音がキレイになり過ぎちゃって折角のイイ意味での経年サウンドが台無しになっちゃうんですよね~(経験あり)オーディオ用として使うなら実にウェルカムな話なんですが、、、
このLOCOアンプは元々ハードオフで入手した時点でスピーカーがやられていたのでピグノーズのヤツに交換したんです。
で、今回基板もピグノーズにしたので丸ごとPignose!
って思うでしょ~? しかしここが面白いトコロでエンクロージャーが変わるとサウンドも変わるんですよ~
ピグノーズ(7-100R)のスピーカーは5インチの割に大きめのマグネットが使われているせいかダンピングが結構いいんですよ!ただエッジがきゃしゃなので大音量時にかなりビビっちゃうんですよ~ ピグノーズアンプはある程度音量を上げるとゴキゲンなサウンドでドライブしてくれるところが気に入っているんですがエッジのビビれだけは、、、 ま、そのビビれも含めてピグノーズなんですがね♪ しかし僕はこのLOCOアンプをこれからも実戦用として使っていきたいので今回スピーカーの載せ替えの決断を致しました!
今回も載せ換えに使ったのは僕の中での定番『フォステクス』の5インチ。一般的なオーディオ用フルレンジですけどね~
音の相性はバッチリだったんですが、同じ5インチ同士でもフォステクスの方が少しだけ外径が小さくてスピーカーとバッフルの間に微妙な隙間ができちゃうんです。で、バッフルを作り直そうかとも考えたんですが、サランネットの経年劣化がひどくてちょっと強く引っ張るとパラパラとばらけてきちゃうんです。
仕方がないのでバッフルのSP取付面にMDF材で一枚新たにバッフルを追加しました。前面から見ると少しだけSPユニットが後ろに引っ込んだ感じにはなったんですが、これがイイ感じでメガホン効果とでも言いましょうか音が野太く聴こえるようになったんです。勿論、フォステクスのFFはエッジがしっかりしているので交換前のようなビビレは一切無くなりました!
これで中身は完全にピグノーズ7-100Rになってしまいましたが、出来る限り交換前のサウンドイメージに近づけるため回路的に少し手を入れたおかげでイメージ通りの音に仕上がりました。
ご存じな人が多いと思いますがピグノーズは近年モノの表面実装基板アンプと違い昔ながらのディスクリート構成で出力段のトランスのおかげもあって超ウォームなサウンドで鳴ってくれるんです。人によってはクリアじゃないブーミーな音って言われるかもしれませんネ!
■Pignose 7-100R 50th anniversary