ビンテージギターの高騰化は止まらない★流れに便乗した悪徳ショップは避ける！～安く買っても最終的に高くつくことも

近年のビンテージギター高騰化に便乗して売価を極端に高くしているショップさんもあるようですからご注意ください。
高くても買う人がいるわけですから、ある意味Win-Winな関係と言えるのかもしれません。
昨日テレビ「なんでも鑑定団」でプロBMXライダーの大池水杜さんがご自身の愛車スプリンタートレノAE86を持ち込み400万円の鑑定結果が出てました。正直「安っ！」って思いました。元々の当時新車価格は160万円位でした。僕はリアル世代なので当時のことはよく憶えていますが、正直僕が住んでいた地域ではカローラレビンの方が人気ありましたね～　それも白黒のパトカーみたいなヤツ！今回の鑑定依頼車は「トレノ」で「ブラック」でした。それでも400万円はちょっと安いんじゃない？って思いました。近年のビンテージギター価格のせいで何かレトロものに関しての価格意識がおかしくなっているかもしれませんネ♪
この画像↑は青島文化教材から出ている86のプラモデルですが模型でも86は人気があるようです。ゴールドツートンの初代ソアラのプラモもやはり人気あるようです。
以前もお話しましたが僕も若い頃乗っていた130系ハイラックスサーフのプラモを箱のまま部屋に飾っていますよ。
しかし昔の国産車って近年のクルマと違って色気みたいなものがありますよね～　ビンテージギターも然り！
その証拠がフェンダーのストラト、ギブソンのレスポール
発売当時のままじゃないですか～
ギターやられる方でもご存じない方がおられるかもしれませんが海外老舗楽器メーカーさんのリイシューモデルやビンテージシリーズは70年代に日本のメーカーさんが真剣にコピーモデル製作に取り組んだ産物なんですよ。例えば70年代当時本家フェンダーの現行ストラトはあのラージヘッドのやつなんですよ～
僕も20代の頃長年愛用していましたがトーカイのスプリンギーサウンド（ストラト50s/60sモデル）はサイコーでした。
で、その後トーカイはフェンダーに叱られることになるわけです。そして日本のコピーモデル対策としてフェンダージャパンが登場したんです。ギブソン系のコピーに力を入れていたグレコなども同じで本家ギブソンから、、、。ヘッドのダイアモンドインレイなども使えなくなったわけです。ギブソンのギターもフェンダージャパンと同じように日本で「オービル」ブランが登場しました。国産パーツを使った普及モデルが「Orville」
ギブソンピックアップ搭載モデルが「Orville by Gibson」のヘッドロゴ。後者の通称がみなさんもよくご存じの「バイギブ」ってやつです。こちらも近年では入手困難、あったとしても価格はものすごいことになっていますネ。特にES-175タイプは高いですね。
少し話が脱線しました。
ビンテージギターは希少価値の分、売価が高いのは仕方ないとナットクするしかないわけですが、ショップさんによってはネット上の表記価格がギターとして完璧な状態であるとは限らないことも理解しておくことが大事だと思います。
バイクでいうなら乗り出し価格みたいなもので、ギターを買った時すぐに楽器として使える状態の価格なのか？ということを確認することが重要ですね。
例えばネックが反っている・フレットの残りが少ない・ポット関係にガリがある等ですね。ネック折れの「修理歴あり」については、ある意味少し安心材料かもしれません。取り敢えず修理はしてあるわけですから。修理方法にもよりますがネック折れの場合、単純に折れた箇所を接着してあるだけでなく接合後再度掘り込みを入れ補強木材を打ち込んである場合は折れる前の状態より強度が上がることもありますから、僕はビンテージギターを物色する場合は「ネック折れ修理」に対して特に嫌悪感は持っていないんです。ま、骨董品としての価値はかなり落ちますがその分イイ意味で価格に反映しますから個人的には大歓迎なビンテージですね。フレット減りについてはリアル店舗での購入ならスタッフさんにしっかり相談することをお忘れなく！
フレット打ち直し価格はショップさんや工房によってもかなり価格差がありますが、基本的にレスポールのようなセットネックはストラト系のデタッチャブルネックと比較して高くなります。バインディング有無でもかなり違いがでてきますね。
フレットそのものはギターパーツとしては比較的安いものなのですが、これも材質でかなり価格差があります。
打ち直しのリペア料金は5、6万円が一般的だと思います。安いショップだと3万円台もあるらしいですが、その場合は口コミなどをしっかりチェックすることをおススメします。
僕はプロではありませんが自分でフレット打ち直しをしますが、正直3万円では絶対やりませんネ！　それだけフレット打ち直しって作業は神経使いますからネ。でも自分でやれるようになると、中古市場ででフレット減りのため安売りされているギターを見るとワクワクしますね♪
★とにかく大事なことを隠ぺいしてビンテージギターを高値で売るショップにはご注意くださいね～