金、ロレックス、ポテトチップス、、、
世の中のすべてのモノが値上がりしていますよね！ 勿論、僕が大好きな楽器関係も例外ではありません。特にギブソンやフェンダー等ブランド品の価格が急激に上がってますね。
よく考えてみれば今までが安過ぎたのかもしれませんネ～ 僕が高校生の頃（70年代後半）、フェンダーのストラトが確か定価23万円位、ギブソンのレスポールスタンダードが27万円だった記憶がありますから、何十年も大して変わってなかったんですよね。うがった見方をするなら、当時メーカーさんはボロ儲けしてたんじゃないかと、、、。
ベンチャーズで有名になったモズライトだって60年代当時、一般の人が簡単に買えるような値段じゃありませんでしたからネ～ 国産ライセンスを持ったファーストマンが出したアベンジャーですら確か48,000円、当時の大卒初任給から考えてもエレキはホント高かったですよね！
ほとんどのグループサウンズが国産のコピーモデルを使ってましたもんネ～ ブルーコメッツのファーストマン・リバプールはオリジナルモデルでしたがね♪ 小学生の頃、綱木さんが抱えていたあのデカいバイオリンシェイプがホントかっこよく見えたんですよ～♪ 一時期「商標問題」でモメていた日本製モズライトも今では黒雲さんが作っていないようなので新品で入手することは不可能になってしまいましたね！
僕も若い頃ほんとお世話になったフェンダージャパンも2015年に無くなってしまいましたし、リーズナブルな価格帯で楽器を提供してくれていたブランドが次々と消えていってしまうのも時代の流れなんですかね～ 勿論、フェンダーは今でも本家がメイドインジャパン・シリーズとして低価格帯モデルを出してくれていますが、、、。
これ↑は1ピックアップ仕様にモディファイしてありますが、元はギブソンの2016年製「SGトリビュートモデル」
ま、カンタンに言えば廉価版ギブソンです。6年前に7万円ちょいで買ったんですが、こいつも今では10万円前後するんですよね～ 値段が高くなるのは仕方がないことなんですが、ほとんどの方が同じスペックで値段だけ上がっていると思っているんじゃないでしょうか？ 勿論、そういうモノもありますが近年のギターの品質は確実に落ちてきていると思います。※あくまでも主観
正確には「品質が落ちてきている」というよりギターのメイン材料である「木材の質」が落ちてきているということですかね。特に廉価モデルに関しては従来通りの木材ではなく似た性質の代用材を使うことが多くなっているんです。
本体スペックをよくチェックしてみるとマホガニー材ひとつとっても〇〇マホガニーとかになっていることがあります。この〇〇が従来の材とは少しだけ違うということなんです。中には今まで聞いたことが無いような木材名になっていることもありますね。そういった材をよく調べてみると従来使われていた木材とほとんど同じ性質の材であることは判ります。木材としての性質がほとんど同じなら何の問題も無いと思うんですが、まだその材を使った楽器としての細かなデーターがそろっていないという不安は多少ありますよね。同じ性質の材なら、どうして今まで使わなかったのか？、、みたいな！ 木材枯渇になった今になって急に、、って～のが気になるわけであります。
僕のこの廉価版SGも買った当時いろいろ言われていましたよ。
「あの廉価シリーズは最悪だ！」とか「一ヶ月でネックが反る」みたいな。実際、噂はホントでした。僕のSGは6年間で数回反りましたよ！ 毎回順反り、運よくネジれとか元起きにはならなかったのでトラスロッドの調整で簡単に直せました。
今までギブソン系のギターで何度も経験していましたからネックが反るなんて～のは想定内のこと、特に不安になることはありませんでした。事実このSGも数度の反りを繰り返し今ではシッカリ落ち着いてくれています。ビックリする位のレベルでネックは真っすぐ、弦高が低いのに一切バズが出ない超弾きやすいギターになりました。おかげさまで指板についても特に目が粗い箇所もありません。ギブソンのローズ指板も2000年初めの頃はヒドい個体が多かったですからね～ 虫が食ったかのような指板のギターが普通に店頭で売られていましたから。フローリング用のキズ隠しクレヨンで表面をキレイに見せているショップさんも結構ありましたよ～ さすがに近年はそこまで酷い個体には出遭っていませんが、、、。
★エレキ初心者さんにひとつだけアドバイスさせて頂くなら
ギブソンの廉価版シリーズは出来ればショップの実店舗で試奏してから買った方が間違いないというコトです♪
勿論、その際「ネックや指板表面」をしっかりチェックするということをお忘れなく！
ギブソンは基本的にセットネックでラッカーの薄塗り仕上げなので新品でジョイント部分に塗装クラックが入っていることはほとんど無いんですが、同じ系列の傘下ブランドであるエピフォンは一部を除いてポリ塗装なのでセットネック部分に問題がある場合はジョイント部分にクラック（ひび）が入っていることがあります。ほとんど塗装部分だけにクラックが入っている場合が多いんですが、もし「塗装面にクラックが入っているから特価」となっている場合はヘッドの周辺をチェックしてみて下さい。
店頭展示中にスタンドから倒れた可能性もありますから。一度ある程度の衝撃が加わったマホガニーネックは次の衝撃で折れることが多いんです。塗装表面クラックで極端に価格が下げてある個体は気を付けてくださいネ！ フェンダーギターと違ってギブソンギターのネック折れは修理代がメチャかかりますから。。。
★あともうひとつアドバイス
近年、ギブソンギターの偽物がかなり出回っていますから価格が極端に安くなっている個体には手を出さない方が無難です！
偽ギブソンで一番判りやすい見分け方は塗装です。
ギブソンは基本的にラッカー塗装ですから照りのあるグロストップでもポリ塗装の照りとは全く違います。初心者さんには難しいかもしれませんから心配ならギター歴の長い知り合いの方に相談してみて下さい。〇〇エキスプ〇〇に出ている激安ブランドギターはほとんど偽モノだと思います。ま、その辺のことは判っててみなさん買っているんですが、、、
★アコギの場合、本物のギブソンはホール内から甘いオレンジのようなチョコレートのような匂いがします♪
近年の偽物は意図的にギブソンっぽい匂いをつけていることもあるようですからご注意ください。
それよりもっと注意しなくてはいけないことは、ネットでお金だけ騙し取られないようにすることですね～
僕は約3年前にネット詐欺に遭い、お金だけ取られました！
▲Gibson 1967 LG-1
▲2022円8月21日投稿記事↑▼XTU S3PRO 買ってみたけど、、、
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・・・2022年5月31日投稿記事
■初心者さんのアコギ選び：2022年5月11日投稿記事
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