ギターアンプのエミュレート・アウトって何? ~EMULATED OUT / 宅録に必要な知識なのね

今までDTM(宅録)に全く興味が無かった人でもコロナ禍になってお部屋で「ギター演奏の録音」にチャレンジされる方が増えているようです♪ それがきっかけで作曲に目覚める!なんて方もいるそうですよ~
ギター、特にエレキの音を録る場合いろんな方法がありますよネ~ ま、手っ取り早いのはギターアンプのスピーカーに向けてマイクやスマホで録音するパターンですよね。しかし、実際にやってみるとなかなかご自分が思っているように上手くいかないんじゃないでしょうか?
レコーダーが悪いのか? スマホのマイクが悪いのか?
考えられる原因はいろいろあるかと思いますが、実は一番大事なことはものすごく単純で「ギターアンプの音量」によることが原因になっているパターンが多いようです。
個体差はありますが、ギターアンプにはそれぞれ一番おいしい音量設定っていうものがあるんです。例えばマーシャルの大型スタック・アンプ等はある程度音量を上げてた時に本領を発揮できるように作られているんです。それとは逆に20cm位の小径スピーカーを搭載したミニアンプは小音量で鳴らした時にイイ感じのサウンドになるように作られているんです。 ※音の感じ方には個人差があります。
このことからもミニアンプの方が宅録には向いているかもしれませんネ~ 実際、あのエリッククラプトンも若い頃「Motherless Children」のレコーディングで「ピグノーズ」を使ってますからね♪ ま、言わずもがなではありますが、、、
ということでスピーカーから出た音みたいにイイ感じで録音できるようにするのがラインOUTやヘッドフォンOUTジャック。
この2つの出力、勿論どちらも録音に使えるわけですが微妙な違いがあります。まずラインOUTはプラグINしてもスピーカーから音は出ます。※ギターアンプにもよります。
スピーカーでギターの音を確認しながら録音したい人やライブでPAさんに音を送る場合に向いている出力です。そしてもう1つのヘッドフォンOUT、これはも~ズバリ名前のまんま!ヘッドフォンを使うための端子ですからスピーカーからの音はカットされます。アッテネーター(抵抗)を介して出力された信号なのでスピーカーにつないでも音は鳴りません。※ギターアンプによってはスピーカー出力とは別にヘッドフォン専用のアンプを内蔵したものもあります。このヘッドフォン用ジャック、スピーカーからの音がカットされますから宅録に向いているわけですが、小さな信号とはいえラインOUTと違い一度アンプで増幅された信号なのでライン信号と比べて多少ホワイトノイズがのりますからブレイク時に少し気になるかもしれません。

ハイ、それではここからが今日の本題! 
この2つの出力で録音したギターの音、実際聴いてみると???ってことがあります。それは「なんか無機質な感じだな~、、、」みたいなコト♪ それは単純に電気信号を録音したサウンドなのでスピーカーから出た音と違い「空気感」が足りないからなんです。といってもわずかな違いなんですが実際にギターをやっている人には、これが大きな違いなんですネ~
そこで、その足りない「スピーカーの空気感」みたいなものをプラスしたサウンドを出力してくれるのが
エミュレーティドOUT↑
EMULATE(エミュレート)とは、真似とか模倣のこと♪ つまりこの端子から出た信号はスピーカーで鳴った音みたいに聴こえる信号ということです。実に宅録向きな出力でしょ~! もし宅録する時、アンプにこのジャックがあったら使わないのは勿体ないですよ~♪♪♪ これさえあれば家族に気を遣わずに満足できるサンドメイクが出来ますからネ! EMULATEDの表示がなくてもエミュレートされた音を出力してくれるギターアンプもありますから、気になる方は一度ご自分のアンプの取説に目を通されることをおススメします。
ただこのエミュレート回路、アンプによっては「なんちゃってエミュレーター」みたいなこともありますから実際のサウンドで判断した方がイイかもしれませんネ~ 僕が普段使っているのは安物のギターアンプばかりですが、一応エミュレートアウトになっているものもありますネ♪ でもギターアンプを使って宅録する場合は単体の「スピーカー・シミュレーター」を使うことが多いですね~ これ↓は僕が愛用しているシミュレーター
リーズナブルなムーア(MOOER)製なんですが、アッテネーター搭載のSPシミュレーターで、6.3mmフォンジャックのアンバランスOUTとキャノンのバランスOUTでホント重宝してます。ま、シミュレーター付のダイレクトボックス(D.I.)ですね♪
アッテネーターとして働くGAINスイッチは、ライン出力をつなぐのかスピーカー出力レベルの信号をつなぐのか切り替えできるようになってます。その他、+20dBブーストと接地切り替えもできます。価格は一般的なコンパクトエフェクターと同じ位なのでダイレクトボックスとして考えれば標準的なものだと思います。
電源は一般的なエフェクターと同じ9Vですが、マイクロサイズの筐体なので006P電池を内蔵させることはできないんです。
●宅録する時、エフェクターやプリアンプなど入り口側にお金をかける方が多いですが、個人的には出口側、つまりスピーカーやパワーアンプの音が宅録の中核を握っているように思うんです。ギターアンプ、僕は普段フルチューブもプリチューブもどちらも使ってます。勿論、オールソリッドのものも。。。
やはりフルチューブ・アンプは自分が欲しい音が確実に出せますから大好きなんですが、それでもやはり手軽なプリチューブ・アンプを使うことが一番多いかもしれませんね~ 宅録の場合はプリチューブ+SPシミュレーター、、みたいな感じです♪
音の入り口側をコントロールするストライモンのイリジウムは前から欲しいと思ってるストンプなんですが、普段の宅録基準で考えるとやっぱNUXのソリッド・スタジオ↓も気になります。
コイツ↑はイリジウムのちょうど半分の値段なのでまだ手が出しやすいんですが、買う時はイリジウムとセットで入手したいんですよね~ そうするとチョットしたギターアンプ買えちゃうんですよ! でもこのソリッド・スタジオ、スピーカーキャビネットやパワー管(真空管)・マイクの種類と設置方向もシミュレートできるかなりのスグレモノなんです♪ ん~ほしい~


ロレックスじゃないよ、オメックス
今人気のギャグ腕時計のお話:2021年6月14日投稿記事


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