広告制作の流れを少し変えた

お話しが少しそれてしまったので、この辺で戻しましょう!
15年前、広告制作の打ち合わせ~校正までネットをフルに活用したことで僕は独りでも事務所を回すことが出来たわけですが、そのコール&レスポンスの速さからクライアントやメーカー、商社の要望は増大していく一方でした。
事務所に居ながら細かいやり取りが出来るわけですから、そりゃ~先方に出向くよりは時間を有効に使えましたよ! しかしそれも限度がありますからね・・・ ひどい時は入稿締め切り時間をオーバーしても修正・追加の連絡がありました。
制作側のこちらが色々な手法を取り入れて仕事が円滑に進むようにやっているのに、メーカーや商社さんは相変わらずの古いスタイルでの対応なのは・・・?って、正直思いましたね~ 例えば、広告に掲載する商品画像もポジフィルムを郵送、ひどい時は「どこかで、カタログを調達して、スキャンして下さい!」って電話連絡がありましたからね。。。 締切日なんかは酷いもので、製版や印刷業者からの督促電話オンパレードでしたよ! もっと嫌だったのは、業者の担当者が作業をやっている後ろで完成データーを待ってるんですよ~ 「まだですか~ あとどれくらいですか?」ってな感じで。。。
そして我慢の限界を感じていた僕は、ある時 メーカーさんの窓口担当者に 「掲載用の商品画像は最低でもデジタルデータで下さい!」ってお願いしたんです。 これは、他でも要望が多かったようで CD配布化されるのに大して時間はかかりませんでしたね。 そして、今度は逆に制作側である僕からの要望も増大していったんですよ~!
それは、CDでのデータ配布は確かに助かりますが、郵送や宅配便を使ってる以上どうしても時間にロスが発生するわけです。 そこで僕が提案したのは、普段うちの事務所がやっているようにネットのサーバー上に画像データを置いてもらい、リアルタイムでダウンロードできるようにして欲しい!ということでした。 さすがに、この要望には窓口担当者さんも・・・ 静かになってしまいました。
当時、担当者によっては、こちらが何を言っているのかも理解してもらえないこともありましたね~
そりゃ~まだ誰もこの数年後にスマホという化け物のような機械が登場するなんて夢にも思ってない時代でしたからね。。。
なんせ、15年前のお話ですから・・・     つづく

 

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