スクワイアーの塗装はポリでもウレタン★フェンダージャパンは基本硬いポリエステル

ハイお待たせ致しました~前回の続き「スクワイアー」のお話
その前に懐かしいギターアンプカタログ↓
80年代フェンダージャパン・アンプカタログ中の写真↑ この画像を見て懐かしく思う方もおられるんじゃないでしょうか?
昭和のカタログってこんな感じのイメージ写真や挿絵がイイ雰囲気を出してたんですよね~ 僕が大好きだったトーカイのカタログは手書きの解説文やイラストで構成されていてホント見ているだけで楽しかったですね~ カタログの分厚さと掲載写真のカッコ良さでは今は無きフェルナンデスでしたね~
※フェルナンデス:2024年7月11日破産により事業停止
僕も娘もZO-3ギターは今も愛用してますよ~ 実にザンネン!
それでは本題の「スクワイアー」のお話
2015年フェンダージャパンブランドが無くなった現在は
大きく分けて「本家フェンダー」「フェンダーメキシコ
フェンダーメイドインJAPAN」「スクワイアー」
今回この他のライセンスブランドに関しては割愛させて頂きます。スクワイアーのギターを分かりやすく言うならギブソン傘下ブランドのエピフォン(epiphone)みたいな感じでしょうか
といってもその昔エピフォンといえばCASINO(カジノ)などの箱モノ名器を世に送り出した老舗メーカーであることは言わずもがな。現在もギブソンの廉価版モデルだけでなくエピフォンオリジナルのフルアコなど製造を続けていてくれているのはホント嬉しいですよね~ エピフォンの箱モノって時々欲しくなる波がやってくるんですよね~ 値段が安いからつい買っちゃうんです。
楽器としてのクオリティーも高いのでコスパで考えれば海外ブランドではトップっていっても良いんじゃないでしょうか?
●epiphone CASINO worn olive
ここでついでにエピフォン・カジノをご検討中の方にアドバイス
ボディのホール内に張ってあるラベルがビンテージライクな「ブルー」に変更されたことはみなさんご承知かとは思います。
ラベルカラーについては人それぞれ好みもありますから、どっちが良いとかはありませんが、もしサンバーストのカジノを買われるなら最新版の「ボディバックが濃いブラウン一色」のものを選んだ方がイイんじゃないかと思います。人気の80年代国産カジノとほぼ同仕様の雰囲気でなかなかイイんですよね~ ただネックジョイントに関してはリアルな16フレットジョイントです。
僕はどちらかといえば17フレットジョイントの方が好きなんですけどね! 昔持っていた国産サンバーストCASINOも17Fだったのでハイポジション弾きが16Fより多少ラクでした。
そんなエピフォンの現行廉価モデルは機種によっては塗装がイイ感じに薄いんですよ~ 僕が15、6年前に使っていたアレイキャットやワイルドキャットの塗装はホント薄かったんですよ~ 勿論ラッカーではありませんでしたが、カンタンにレリック加工できちゃいました。そこで本題のスクワイアーギター
実はフェンダー廉価版のスクワイアーって基本的にボディの塗装は「ポリウレタン」なんです。ジャパンビンテージで人気のトーカイスプリンギーとかに使われていた塗料。
フェンダーのmade in ジャパンモデルは基本「ポリエステル」
両者ともポリには違いないんですが、ポリウレタンはポリエステル塗りのギターほど表面が硬くガラスっぽくないんです。
ちょっとだけラッカーに近い感じですね~ 僕は若い頃トーカイのストラトをメインで使っていたのでよく判るんですが、80年代当時のトーカイの薄塗りポリウレタンってホントいいんですよね~ ポリなんだけど使い込むとラッカーのようにイイ感じでヤレてくるんですよ~塗膜表面のクスミも出てきて 1983年ST-50↓
特に80年代トーカイのスプリンギーの塗装はポリなのに薄いから木の導管もハッキリしてくるからぱっと見ラッカーみたいなんです。勿論、ネックに関しても同じ感じなんですが、そこはポリのイイところで長時間ギタースタンドに立て掛けておいても接触部分の塗装がゴムで溶けちゃうなんてことは無いんですよ~
同じポリでもエステルならその辺の心配は皆無! とにかく強い ただ楽器として考えると厚塗りのポリエステルはボディ表面にがっちりコーティングされ皮膜形成されるので木が持つ本来のボディ鳴りみたいなものは遮断されてしまうことになりますね。
海外ミュージシャンがこのポリエステル塗装のギターを好むのはいろんな国に出向きさまざまな環境でライブ演奏をするため気候の影響を受けにくい頑丈なポリエステル塗りのギターを使うと云われています。しかしレコーディングなどではしっかりお気に入りのビンテージ使ってますもんね~
フェンダーのギターを選ぶ場合、ホント悩むでしょ?
清水、、で本家にするか?でも高いし。とはいえジャパンだとなんかバカにされそうで、、やっぱメキシコにするか? MEXなら多少本家感みたいなもんもアピールできるし、、、
どうです、正直こう考える方多いんじゃないでしょうか?
僕も一時期ちょっとだけそう考えていましたね~
でもフェンジャパ、メキシコ、スクワイアーと何本も使ってきて判ったことは「今のスクワイアーはメチャ良い!」ってことですね~ ただ正直、ピックアップ以外の電気パーツは交換した方がイイということですね~ エレキで一番簡単にコストダウンできるのはパーツ関係ですもんね! ペグも正直、機種によっては交換した方がいいですね~ ただ近年人気の「Classic Vibeシリーズ」についてはボリュームポットぐらいを載せ替えればOKなんじゃないかと考えます。※あくまでも個人的な意見です。
スクワイアーは本家が生産終了したモデルもしっかりラインナップしているのでリーズナブルな価格で高いクオリティーのギターを手に入れたい方は一度スクワイアー(Squier)のギターにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
スクワイアーなら迷わずクラシック・バイブ・シリーズがおすすめですネ。僕が先日動画アップしたジャガー(Jaguar)もクラシックバイブシリーズなんですよ~




売ってないなら自分で作る!