オールドデジカメブームだけど中古で買う場合に注意すること★レトロ昭和・平成っぽい動画撮影・#エモい写真~インスタ

最近のオールドデジカメブームもあってか中古カメラの市場価格が急激に高騰していますね。僕は数年前に長年常用カメラとしてきた一眼レフにサヨナラしました。といってもフィルム一眼や一部のデジイチはまだ手元にありますよ~ なんだかんだいっても思い入れみたいなものがありますからネ。
デジイチから離れてからはもっぱらコンデジがメインカメラになっていますね。撮影枚数からいけばiPhoneで撮ることの方が多いんですが、やっぱ写真を撮るということを純粋に楽しむならカメラですよね。勿論、スマホの方が細かいことを考えなくてもそれなりにキレイには撮れるんですけどね。。
このデジカメ↑は普段お散歩カメラとして持ち歩いているキャノンのパワーショットG12(Power shot)、発売されたのが2010年ですからもう14年前のモデル、センサーも現代のCMOSではなくCCDですからもうオールドコンデジといってもいいでしょうね。CCDセンサーはCMOSと比べると電力を多く消費するんですがCMOSとは一味違った雰囲気のある写真が撮れるんです。
もう10年以上前の時代ですから画素数だけでいけば今のスマホにはゼンゼン勝てない老体ですがネ。
しかし「クッキリきれいな写真」が良い写真なのか?
勿論、商用の商品写真みたいなものならクッキリ鮮明な画像が良い写真といえるでしょうね。
年齢的なものもあるかもしれませんが僕はこの数年クッキリ写った画像にはほとんど魅力を感じなくなってきたんです。
ちなみに僕は2024年現在61歳、カメラと同じでいろんなトコロにガタはきてますね~
このカメラ↑は先日手に入れた同じくキャノンのG7
さっきのG12の4つ前のモデルで2006年に発売されました。
ぱっと見はG12と似ているんですがG7にはバリアングルモニターはありません。中古で買う場合↓重要なポイント
〇G5・G6:バリアングルモニターあり
●G7・G9・G10  :バリアングルモニターなし
●G11・G12:バリアングルモニター復活
〇G15・G16:バリアングルモニターなし
コンデジのバリアングルモニターを利用して自撮りする人はVログをやっているユーチューバーさんぐらいだと思いますが、バリアングルってあると結構ベンリな機能なんですよ~
例えばモニターを正面から覗けないローアングルやハイアングルでの撮影、屋外炎天下で画面を確認し難い時など
ま、バリアングルが無くても特に困る場面はシチュエーションは少ないとは思いますけどね。ただ人通りの多い街中での動画撮影ではモニターを上向きにできるので撮影時に人目を気にしなくて済むことはメリットかもしれませんね。↓向かって右 G12
向かって右のG12はかなりお気に入りのデジカメなんですが、今回さらに古いモデルのG7を手に入れたのには理由があるんです。
それは動画性能にあるんです。G12もフルHDではなく1280×720 で、今回手に入れたG7はもっと落ちる1024×768
そうなんですG12よりちょっとだけ悪い画質のコンデジが欲しかったんです。さらにG7を選んだ最大のポイントは動画のフレームレートなんです。G7は15fpsで撮影できるんです。言わずもがなではありますが、フレームレート(fps)というのは1秒間に記録されるコマ数のこと。動画というのは1枚ずつの写真をつなぎ合わせたもの、つまり秒間の枚数が多い方が動きがスムーズ。
コマ数が少なくなればなるほどカクカクした映像になるんです。わかりやすく言えばパラパラ漫画ですね~
で、僕は今回のG7には敢えてカクカクした動画性能、つまりレトロ感を求めたんです。僕が子供だった頃のような古臭い映像が撮りたかったんです。勿論、G12も24fpsですから色相の調整でそれなりのレトロ感は演出できるんですが、、、
【参考】●映画:24fps ●テレビ:30fps
これ↑はG7の設定画面ですが、今まで常用してきたG12同様カラー設定は「C」モード。被写体にもよりますが基本的には各色マイナス設定、コントラストなんかもマイナスにしています。
Cモードで細かく設定するだけでそれなりのレトロ感が出せるんですよ~ あとホワイトバランスもオート(AWB)にしない方が良い結果になることが多いですね。勿論、レトロな感じを意図的に出す場合の話ですよ。それとパワーショットは絞り優先などのオート設定の場合、露出はオーバーぎみになることが多いので僕は普段から-1/3~-2/3とアンダーぎみに設定しています。
さらに屋外での撮影には内蔵のNDフィルターをONにした方がイメージに近い画像になると思います。このNDフィルターは静止画だけでなく動画撮影時にも有効になるのでホント助かります。
今回のG7は外観もかなりキレイでカメラとしての基本的な動作に問題はなく市場相場の半値位で入手できたんですが、1つだけ残念だったのは動画撮影時のマイクですね。収録音声がメチャ低いんです。低いというよりほとんど✖✖って感じ。大きな振動音ならなんとか拾うんですが通常の音声はほとんど聞こえません。
ま、18年モノなのでこれは仕方がないお話。昔使っていたコンデンサーマイクとほとんど同じ症状なので、経年劣化ですね。
今回G7の入手目的であるレトロ風動画撮影に音声は必要ないのでマイク不良については全く問題なしなんです。
10年選手の中古デジカメを買う場合、この辺のことは覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。メインの表面実装基板がやられることは滅多にないとは思うんですが、今回のマイクやダイヤルスイッチなどの接点不良はどうしても経年劣化で症状が出てきますからね~ あとはファインダー内のホコリやカビ、液晶画面の汚れなどが多いですね。キャノンのパワーショットは比較的分解清掃がやり易いので、汚れやチリの混入で価格が下がった個体を入手して自分でクリーニングするというのも賢い買い物かもしれませんよ。パワーショットGシリーズは基本的にハウジングが金属製なので分解により割れたりすることはほとんど無いと考えられますから自信のある方は一度チャレンジしてみては。。
ただ注意したいのは内部のフィルム式配線ですね~ iPhoneと同じように基板からの配線はほとんど薄いフィルム配線になっていますから折り曲げを繰り返すとすぐ切れちゃいますから!
あと外観のアクセサリーとして背面ディスプレイの保護フィルムですね。古いモデルになると専用サイズの保護フィルムの入手は難しくなってきますから。今回のG7も探したんですがやはりありませんでした。で、寸法を調べた結果、同じパワーショットG1Xより横幅が短いだけということが判明! G1Xも使っているんですが残念ながら保護フィルムの手持ちはありませんでした。
でもG1Xの専用フィルムは今でも普通に売っていました。
で、貼り付け正面の左端をカッターとプラへらで折り曲げました。最初は折り曲げてからカットするつもりだったんですが、なんかイイ感じで画面のエッジに貼り付いてくれたのでそのままにしてあります。ただG7はG1Xと違いディスプレイ面が奥に引っ込んでいないので各コーナーだけカットしました。
最後にバッテリーですが、入手した時入っていた純正品はさすがに18年経っていますから、、、 って思ったんですが意外に使えました。ただこの純正バッテリーが18年前のものなのか前オーナーさんが途中で買い足したモノなのかは判りませんけどネ♪
古い純正バッテリーで動画合計40分撮れました。
ちなみにG7で1024×768撮影する場合、4GBで撮影停止します。
先日購入した互換バッテリーは4GBの動画2本撮影と静止画数十枚撮影できました。
一応互換バッテリーのラベルには1800mAhと表記されていましたが、この辺りのコトは正直??ですね。
ちなみに純正品は720mAhとなっていますので互換バッテリーは2倍以上、そう考えると案外表記されている1800mAhも眉唾でもないかもです。
中古コンパクトデジカメのオークション価格はレンズやファインダー内のチリやカビの混入状況で大きく違いがありますね。
沈胴レンズ内のチリなどを除去するにはある程度の知識や技術が必要になりますが、光学ファインダー内のチリやホコリ・汚れなどは意外にカンタンにできると思いますから、手先に自信がある方は価格が下がっている動作はするけど汚れアリの個体を入手するのもアリかもしれませんよ~
注意することは極端に古い機種は記録メディアがSDカードではなくコンパクトフラッシュ(CF)やスマートメディアなど現在入手困難なメディアを使うモデルもありますから、せっかく本体を安く入手できても記録メディアで高くついてしまうなんてこともありますから機種選びは慎重にやった方がいいと思います。
※古い機種によっては使えるメディアの容量上限ありの場合もありますから気を付けてください。




▼Panasonic  TZ-90 / 720mm 超望遠テスト動画

売ってないなら自分で作る!