優等生の広告作り

前回お話した通り、サラリーマン時代に苦い経験(失敗)をしてましたから、メーカーさんにお金を出してもらう以上細かいことを言われるのは仕方が無いって諦めてはいましたね。 例えば、うちのお得意さんが自費で折込広告を打つ場合、予算的に3万部が限界だとしましょう。 しかし、メーカーさんや仕入れ商社さんの広告支援金が使える場合、打てる部数が10万部、20万部になることもあるわけですから、やっぱ「長いものには巻かれちゃう」でしょ!?
で、話を本題の 「広告制作」に戻しますね! 援助がある場合の広告制作は、うちのお得意さん +メーカーさんの両者の意向を盛り込んで作らないといけないわけです。 ですからリアルタイムな校正打ち合わせが必須なんです。 ですが、援助してくれるメーカーさんは遠方・・・ 当時、独りで事務所を回している僕に対応は出来たのか?って
はい、バッチリでした! そうです、ネットの力をフルに使いました! 前回お話したように、まだメールサーバー容量が現在のように大きくなかった当時も自社サーバーへ校正画像をアップし、クライアントとメーカーにはメールでURLを連絡するだけですからね! そして修正した広告画像も数分後・数時間後には各担当者がPC画面で確認できたわけです。 今の時代では全く特別なことでは無いんですが、当時僕のやり方で仕事をやっていたデザイン事務所は少なかったですね~ まぁ~やっていたのはWeb制作がメインの事務所だけでしたね~ ただ、僕が独りでもこの方法を採用したことにより、レスポンスの良い作業ができたわけですが、入稿締め切り時間ギリギリまでOKの返事を引っ張られることなんかは日常茶飯事になってましたね~♪ 当時、僕の事務所は三河にあったんですが、クライアントは 九州・大阪・名古屋・東京 と、ほとんど地元ではなかったので同業者からは、「独りでどうやってるの?」って、しょっちゅう訊かれましたね!
★ここで、ちょっとオマケ話
当時(2001年前後)、うちみたいな小さな事務所でも学生さんの就活シーズンになると、専門学校等から「面接担当者様」ってよく郵便物が届きましたね~ まぁ、「 うちの卒業生を使って下さい! 」って、やつですね!
勿論、郵便物だけではなく 電話もかかって来ましたよ~ 就活されてる本人から・・・ で、当時一番多かった電話は、デザイン専門学校を卒業する人なんですが、当時のやりとりで今でもよく憶えているのは 、「今、御社のホームページを拝見し・・・ 採用頂けないでしょうか?・・・」って、可愛い(たぶん)若い女性の声。 で、僕が「得意なソフトは?」って訊くと、「アドビのイラストレーターです・・・ フォトショップはあまり得意ではないです!」っちゅ~答えでした。 「で、他は?・・・ HTMLは?」って尋ねると、「H T M ・・・L ですか? あの~それは・・・?」、その時点で電話を切りたくなってきましたが、その女性は 「すみません、ちょっと待ってください、メモを・・・」って言いながら一生懸命僕の言うことをノートに書いてる様子でした! ちょっと可愛そうになってきたので、いろいろ訊いてみると通っていた専門学校ではWeb関係のことは一切やっていなかったらしいんです。  僕は独学で勉強したので、デザイン系の専門学校がどういうカタチで教えているのかなんて考えたこともありませんでしたから、正直 「 あれは教えるけど、これは別!」なんていうやり方だったとしたら、当時の専門学校は「詐欺じゃ~ん!」って思いましたね~ 勿論、全ての専門学校がそうではないと思いますが・・・。 結局、その女性には 「これからは、絶対ネット関係の知識が無いとダメだと思うよ~・・・ まずは、自分のホームページでも作れるようにはしておきな!」って伝えて電話を切りました。 ★これ15年前のお話ですが・・・   つづく

 

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