National Panasonic RF-877 / COUGAR no.7
ギターアンプとしても使ってます♪
ちょっとギター関係の機材ではないんですが、エレキ好きは古いラジカセやオーディオが好きな方が多いので、、、僕の周りではですが、、、 これは僕が愛用している1973年発売、松下(パナソニック)のBCLラジオ/クーガNo.7(RF-877)
当時の定価は18,500円、そう昔はラジオって結構高かったんですよ~ でも今見てもデザインめちゃカッコいいでしょ! このラジオは約20年前にオークションで手に入れました。発売当時、小学生だった僕にこんな高いラジオ買えるわけありませんからネ。
4歳上の兄貴が貯めたお年玉でコイツを買った時の衝撃は今でもハッキリ憶えていますよ~♪
10数年前ピークだった昭和アンティークラジオブームの時、このクーガNo7はオークションでの相場は結構安かったんです。それはこのクーガNo7はBCLラジオとしては短波の機能がイマイチだったからなんです。アマチュア無線を聴くためのBFO回路も搭載していませんしネ。でも近年、コイツの美品中古相場が高騰しているんです。それは他の多機能BCLラジオには無いFMワイドバンド搭載だからなんです。当時まだTVがアナログ放送だった時、僕が住んでいる東海地区の1ch(東海テレビ)~3ch(NHK教育)が受信できる108Mhzまでカバーされているからなんです。ご存じの方がほとんどだと思いますが現在AM放送の一部はFM補完放送で受信できますよね。そうこのクーガNo7ならAM放送をFMで受信できちゃうんです。70年代のBCLラジオは近年のラジオなんか足元にも及ばない位に音が良いんですよ~ 勿論、DSP受信ではありませんから経年劣化による同調のズレは時々起こしますが、それもご愛敬で愛着の1台なんです。毎日のルーティーンになっているCBCラジオ放送は勿論こいつのFMで聴いています。
このクーガは外部入力端子が装備されているので僕はたまにコルグのPandoraストンプをつないでギターアンプ代わりとしても使っているんですよ~♪
★ちなみに現在のAM放送は2028年に完全移行されますから、AM専用ラジオやワイドFMでないラジオでは現在のAM放送は一部を除き受信できなくなります。
●ローステッドネックのお話
最近人気が加速しているローステッドネック
高温加熱処理を施し余分な水分や油分を揮発させた木材を使ったネック。高価なカスタムギターなどに採用されていた技法なんですが、近年は低価格帯のギターにも採用されることが珍しくなくなって来ました。ローストされたネックの特徴としては、新品なのにビンテージギターのような乾いた抜けの良い音が出せる。
しかしこのローストされたネックも良いコトばかりではないんです。
●まず、ギターとして音の立ち上がりが良い反面、どうしても音が硬質傾向となります。音が硬いといっても普通のネックと比べてという次元のお話。単純に「好みが分れる」ということです。ビンテージギターを弾いたことがある方なら解ると思いますが、経年が作り出すあの音ヌケ感を硬質と表現しているだけで今後弾き込むことで音の温かみはどんどん加わっていくわけです。ただ柔らかめの音が好みの方には向いていないことも確かです。
●ギターの管理(保管状態)がシビアになります。
加熱処理されて余分な水分や油分が飛んだネックはその分、外気の水分を吸収しやすくなってしまいます。つまり、お部屋の湿度管理が重要になってきます。保管状態によってはネックの反りやフレットの浮き等が起きる可能性も一般的なネックよりは高くなるわけです。ビンテージギターのように長年かけて余分な水分が飛び何度も反りを繰り返し落ち着いたネックと比べるとどうしても音以外の差が出てしまうということは否めません。
※ギターにも個体差がありますから一概にこうだというお話ではありませんので、特に神経質になる必要はないと思います。もしネックが反ったら調整すればいいだけですから。。。
★エフェクター・ワンポイントアドバイス
あなたは普段エフェクターをどんな電源で使っていますか?
たまにされる質問の中に「エフェクターって電源で音が変わるんですか?」って~のがあります♪ 答えは「変わります!」
変わるといっても微妙な違いですから、人によってはその変化が判らないこともあります。
じゃ~どうして直接音に関係がないと思われる電源で音が変わるのか? 実はエフェクターも含めアンプ等のように信号を増幅する機器から出力される音(信号)に入力信号(原音)は含まれていないんです! どういうこと??って思いますよね~
例えばブースターやオーバードライブ、OUTジャックから出力される音はINPUT(入力ジャック)から入った信号のコピーなんです。そう原理はオフィスなんかにある「コピー機」と同じ!
つまり入力信号波形のクローンがOUTPUTから出力されているんです。入力の音量と出力の音量がほぼ同じ場合は等倍のコピー。出力を大きくした場合は拡大コピーということです。
つまりエフェクター等に使われる電源が出力信号の材料なんです。解り易く言えば電源はコピー機でいう「用紙やトナー」に当たるわけです。だから質の良くない紙やトナー、インクではキレイにコピーできないでしょ~♪
僕は基本的にエフェクターの電源には「電池」を使っています。なぜなら電池は最初から直流ですから! ACアダプター電源はまず交流電源を直流に変換するという工程が入ります。この時点で既にハムノイズ等の要らない不純物が発生するわけです。高価なパワーサプライは極力電池に近い直流電源を出力するために色んな回路で構成されていると言っても過言ではないんです。だから僕は最初から外部からのノイズ影響を受けにくい電池を使っているんです。コードを引き回す必要も無くなりますし! 近年のエフェクター、特にオーバードライブ系は昔のようにバッテリー消費が激しくありませんからネ♪ でもやはり昔のようにバッテリーの持ちが悪いエフェクターはその分「音がイイ」んですよね~
★僕が普段プリアンプとしてギターアンプの手前にかませているのがMAXON(マクソン)のVOP9、勿論電池で使ってます。
VOP9はバッテリーでも連続20時間(9V設定)使えますからネ♪ VOP9を通すだけでスタジオにあるJC120が真空管アンプみたいなサウンドに変身できちゃうんです。
今まで色んなマルチを使って来ましたがこの↑TECH21のFLY RIGよりコスパの良いマルチはないんじゃないかと思います。
コイツはバージョン2で前モデルには無かったチューナーが搭載されているんです。サウンドの中核にはあのフェンダーアンプをシミュレートしたBlonde(ブロンド)、その他にはブースターや定番のリバーブ&ディレイ♪ こいつ1台あれば「何とかなる!」って感じなんです。小型軽量ボディなのでギターのギグバッグにスッポリ入っちゃいます。XLR端子付きなのでアンプが無くても卓にダイレクトで音が送れるトコロもいいんです。
僕はTech21のリバプール(VOXタイプ)とブロンド(フェンダータイプ)を長く使っていたのでコイツのサウンドと扱いやすさは超おすすめしたいですネ~ ちょっとお値段が高めですが、、、
★TECH21 FLY RIG5 Ver2
↓話題のプリアンプFLAMMA FS06 ・・・記事は後半です♪
■コンパクトサイズ・マルチは何かと重宝しますよ♪
近年のマルチエフェクターの性能にはホント驚かされますよネ~
特にアンプ・シミュレーターなんかは言われなければ本物の真空管アンプかと思うレベルのサウンドですもんね♪ まぁ、ケンパーのプロファイリングアンプなんかはそれなりのお値段しますからナットクって感じですが、、、 勿論、僕はそんな高価なアイテムは買えませんから大人しくリーズナブルなヤツで遊んでます♪ そんな僕が愛用しているコンパクト・エフェクター・サイズのZOOM MS50G(写真↑向かって左)。これゴールド仕様のヤツ、いいでしょ~! このMS50G、コンパクトマルチの定番と言われるほど人気があるエフェクターですが、登場してから既に10年が経つんですよね~ 勿論、途中ファームウェアのアップデートなんかはありましたが基本的には発売当時の内容そのまま! なのに今でも売れ続けているのはなぜか? 1つは、そのお値段でしょうね~ アマゾンだと約8,000円、ボスのブルースドライバーBD-2より安いんですよ~ そのBD-2もホント息が長いエフェクターですよね! 僕もBD-2Wを愛用してます。
ご存じのように「MS-50G」は最大6個のエフェクターを同時に使うことができるスグレモノ! といってもほとんどの方が2つ位のエフェクターでセットして使っているんじゃないでしょうか?
僕は普段ライン録りで使っていますが、アンプシミュレーター(フェンダー・ツイン)+リバーブかディレイって感じですね~ 手前にチューブスクリーマーTS9をよくつないでます♪
勿論、MS50Gの中にもチューブスクリーマーのシミュレーターは入っていますが、やっぱ実際のTS9は中に使われているパーツは全て昔ながらのサイズのモノ(写真↑)で構成されていますから、音のニュアンスがかなり違うんですよネ~ でもMS50Gの音もかなりのデキだとは思いますヨ~!
普段、MS50Gと同じぐらいよく使っているマルチがコルグのパンドラ・ストンプ(写真↑左)ですね♪ パンドラも古いマルチなんですがコイツは既に生産終了となっていてオークションなんかでたまに見かけますが今でもそこそこの値段で落札されてますね~ 僕は使っているから判るんですが、パンドラは操作が解り易くてクリーン系の設定はかなり使えるレベルの音なんです。それと何といってもやっぱリズムマシン機能が搭載されていますから宴会ステージなんかではホント重宝するんです。 でも単体のエフェクター性能として比べた場合はZOOMのMS-50Gに軍配が上がりますネ♪ ■ZOOM G1 FOUR
コンパクト・サイズのプリアンプとして今話題になっているのがコイツ↓フランマ MS06
有名ギターアンプのシミュレーターが7種類、さらにそれぞれ2チャンネルのプリセット♪ で、そのサウンドはおちゃらけレベルなんかではなくマジで使えるグッドサウンド! 巷では先ほどお話した高価なケンパー・アンプに迫る音とまで言われているんです。驚きなのがそのお値段、実勢価格が約8,000円ですよ!!
もしショップで見つけたらゼッタイ試奏の価値アリですよ~
STETSBAR
■ステッツ・バー・ロレモロの調整方法
モダンとレトロが融合したようなデザインのトレモロ
ベースプレート(台座)上にあるボールエンド・ハンガーを前後に水平移動させる構造なので、チューニングの狂いが少なく滑らかなアーミングが可能。 但し細かい調整が必須!
①イモネジを六角レンチにより調整
締め込んでいくとテンションが上がります。(スプリングの張り) 軽いテンションが好みの方は締め込みを少なくすればいいんですが、アームの位置が低くくなり過ぎる場合があります。
②ナベネジ(+)をテールピース(ハンガー)に突き当たるまで締め込むとアーム・アップしなく出来ます。ストラトのトレモロ・ベタ付けと同じ状態。アーム・アップもしたい場合はナベネジを緩めておきます。アップ量は微調整可能。ステッツバーは意外に弦振動をダイレクトに伝える構造なので、①イモネジ②ナベネジ共に定期的な緩みチェックが必要です。慣れて来るとアームの高さで微妙なネジの緩みが判ると思います♪
※どのショップさんでもステッツバーのクローム仕様(シルバー)は品切れになっていることが多いようです。
■MOOER RED TRUCK
ツボをおさえた!って感じのコンパクト・マルチ
ブースター、オーバードライブ、ディストーション、モジュレーション、定番のディレイとリバーブ! 全体的には70年代風のワイルドで骨太な感じのサウンドですね♪ このモデルはとにかく直感的に操作できるので説明書の必要はないかも。。。
■SONICAKE / SONICBAR ROCKSTAGE
複数のエフェクターは必要ないけど「リバーブ」や「ディレイ」などの基本どころだけは押さえておきたいという方にピッタリのリーズナブルなマルチがコレ! お値段がお値段ですからプログラムとかはできないんですが、コイツ1台あればライブもなんとかなるんじゃないかと、、、
一般的にいうドライブにあたる「ROCK AMP」が結構しっかりできているので、こいつで全体のサウンドを決めるっていう使い方がいいんじゃないかと思います♪ 最近はいろんなメーカーが小型マルチに力を入れているようですが、取り敢えずチャレンジしてみるのにモッテコイのマルチエフェクターですね~
※歪みとしては80年代の荒々しいロック系のサウンドかな♪
■BOSS OD-3 mod. プリアンプとして使ってます♪
最近は小型軽量なのにゴキゲンなサウンドで鳴ってくれるアンプヘッドって結構ありますよね。 お値段はそこそこしますが、、 僕が若い頃(90年代)は持ち歩くっていっても、せいぜいプリアンプだけでしたネ~ プリ&パワータイプで軽いヤツなんてありませんでしたから♪ 現在でもライブ以外のちょっとしたギグ程度なら重い真空管アンプを持ち出すことはありませんネ~
助っ人現場に置いてあるのは8割「JC-120」ですから「まぁ、なんとかなるか~」って感じですね♪ そんなJCを使う時の必須アイテムがボスのOD-3。 コイツをJCの手前にかませてプリアンプ的に使ってます。★その際に最低やるコトがあって、まずJC-120のチャンネル1と2をループ接続して両方のチャンネルでコントロールできるようにします。次にチャンネル2のディストーションツマミをカチッと! その時「ON」するだけでディストーション・レベルは上げない(7時)。←コレ、やってる人多いです♪ こうすることで無機質なJCの音が少し色っぽくなります。
僕はOD-3との付き合いはかなり長くて97年の発売時からお世話になってますね~ それまで使っていたBD-2から完全にバトンタッチっていう感じでした。 と、いってもこのOD-3もBD-2も手放した時期はありましたネ~ 2001年辺りにローランドのブルースキューブBC-60をメインで使っていた時はボスのDD-3(ディレイ)以外のエフェクターは一切使ってませんでした。現在もブルースキューブの後継モデルが売られていますが、僕が使ってた初代のBC-60はホントいいアンプでしたよ♪ 完全独立の2チャンネル仕様でソリッドなんだけど音はモロ真空管!!
たぶん今比べたら現行モデルの方がチューブ・ライクな音だとは思いますが、当時あんな完成度の高いソリッド・アンプは無かったですからネ~ ただ少し重かったんですが、ソリッドならではの安心感がありましたから、2001年三河(豊橋)から福島県(玉川村)までクルマで13時間かけて行ったライブにもBC-60だけで予備アンプは持って行きませんでした。
OD-3は、JC-120の手前にかますだけで当時のBC-60に近いサウンドが出せるから気に入ってるんです♪
ちょっとだけモディファイしてありますが、ほんと使い易いオーバードライブですね~
OUTジャック横にあるスライドスイッチ↑、これはちょっとしたプリセット・トーン回路でONするとミッドが少し前に出てくる感じになります。僕は若い頃からやってる配線で「アーモンド・フィルター」って呼んでます。
その他、基板内ではダイオードD10と11を外してクリッピング・カットしてます。これがOD-3をプリアンプ的に使うことに大きく貢献しています。そして先日Youtubeでお話したオペアンプ横にある電解コンデンサー(C14:10μF)を手持ちがあったタンタルコンデンサー(4.7μF)に交換してあります。これによりOD-3特有の余分な低音域の膨らみを多少抑えることができます。
■BOSS オーバードライブ OD-3 (参考アマゾンリンク)