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チューブスクリーマーTS9の正しい使い方♪ ~ボスSD-1との違いは、、、

エフェクターの中で一番シンプルなんだけど「一番奥が深い!」と云われているのがオーバードライブですよね~ ホント深過ぎて一度ハマったら抜け出せなくなっちゃうんですよ♪ かく言う私もその一人ですが、、、
「なんでこんなに高いの?」って思う「ブティックもの」も世の中には数多く存在しますが、基本的にはボスOD-1やチューブスクリーマー等の昔ながらのオーバードライブにちょっとだけ手を入れただけのストンプが多いような気がします。
オペアンプ入出力部分のダイオード・クリッピングを少しだけイジればサウンドキャラはかなり変えれますからね~ さらにその周辺のコンデンサーや抵抗の数値を微妙に変更していけば「なかなかイイじゃん!」ってな感じのサウンドに化けるコトもあるんです。 しかし超有名なMXRのディストーション+は少し回路構成が違ってて、あいつは最終段階でダイオードクリッピングさせているので歪ませると原音部分が主張してこないんです。そう純粋にドライブさせたサウンドが出て来るんです。ただその分、音量が小さくなっちゃうんですが。。。 巷のオーバードライブにはセレクター・スイッチをつけて1台でいろんなサウンドが楽しめるようにしてあるモノもありますが、個人的には「コイツはこういう音♪」って感じのストンプが好きですね~
その代表機種と言えば、やはりTS9(チューブスクリーマー)なんじゃないでしょうか!? ★TS9の音(youtube gogoakkun)
「スクリーマー」とは日本語で「叫ぶ」とか「粗く・強く」みたいな感じでしょうか? まぁ~シンプルに「真空管をゲンキよく。。」みたいな感じかな~?? ホントのトコロはよく判りません♪ ただ、TSは間違いなくソリッドアンプよりチューブアンプ(真空管)との相性がいいように僕は感じますネ♪♪♪
少し前にYoutubeでもお話したんですが、僕はホント久々にTS9を買ったんです。もう十数年ぶりにです。なんか急にまた使いたくなっちゃったんです。僕がバンドで長年メインで使っているのはボスOD-3で、TS9とはサウンドキャラが微妙に違いますからネ。
▼BOSS OD-3
僕がOD-3を長年愛用している理由
ボスオーバードライブの中でもOD-3はほんと音にクセが無くてアンプのように使えるんですよ~
モチロン、これは主観ですが♪ エフェクターとしては代表選手「SD-1」と同じグループですが、OD-3はONしてもSD-1のように低域がざっくりカットされることは無いんです。 ここで1つお話しておきたいのは、SD-1の「低域がカットされる」っていうのは「意味がある」というコトなんです。カットされるってコトは単純に「音が瘠せる!」って感じですよね~ 確かに低音部分が減ると音にパンチが無くなったように感じます。 ただそれは、一人で音出した場合の話。 ところが、ベースやドラム、キーボード、ボーカル、、、バンドのカタチになるとパンチがあるギターの低音部分(重低音)って邪魔になることが多いんです。一番わかり易く言うなら「ベースとかぶる!」ってことです。
勿論、ベースとギターでは演奏パートが違うわけですからフレーズが全く同じになることは少ないんですが、1つの「バンドの音」として考えると、、、 これはPAをやっていた友人のプロ・ミキサーからも聞いたことがあるんですが、ライブハウスなんかのサウンド調整で低域が強過ぎるギターはホント手間がかかるようです。 これは、バンド経験の少ないギタリストさんに多いそうです。この辺りのお話をはじめると長くなってしまいそうなので今回は割愛、、、 また次回♪
★バンドでギターを演奏する時、低域が出過ぎると音ヌケが悪く感じます。だからアンプの音を大きくする。すると他の楽器もそれに合わせて自分の機材を調整し始めます。で、また自分のギターの音が埋もれた感じになるので、音量を上げて、、、
バンドの音はどんどん大きくなて最終的には「騒音レベル」のサウンドになっちゃうんです。
オーバードライブの代表的な使い方といえば、単体でガッツリ歪ませるというより、ドライブさせたアンプの音をプッシュする感じの使い方がスタンダードですよね~ そう、ブースターとして、、、ってヤツ♪ その際、つないだオーバードライブが適度にギターの低域と高域をカットしてくれて、中音域を前に押し出した感じのサウンドにしてくれるので、本来ギターが持っている一番オイシイ帯域を全面に持ち上げてくれんです。そうコレこそがバンド内での音ヌケにつながるんです♪
じゃ~僕がどうして低域がカットされないボスOD-3を愛用しているか?? それは、普段使っている自分のアンプが持ち込めない現場(ライブハウスなど)に対応するためなんです。勿論、OD-3をONしなくても大丈夫な場合もありますよ~ 先日、YoutubeでボスBCB-60(エフェクターボード)のお話しましたが、僕は普段入口側のプリアンプで基本のサウンドを作っているので出口側に置いたOD-3は最終的な微調整用なんです。OD-3で低域補正する場合は愛用のギター(Arai 1702T)のVolを少しだけ下げるんです。1702Tのポットにはハイパス用のコンデンサーをセットしてあるので、ギターのボリュームをほんのちょっとだけ下げてOD-3を踏むとバランスが良くなるんです。まぁ、この辺りの微調整は現場の状況によってかなり変わりますから「この時はこう」なんていう設定は決めてないんです。この前やったボスSD-1のダイオード・クリッパーを外したのも、現場用にモディファイしたかったからなんです。SD-1やOD-3を単体で持って行くコトが結構あるので。。。
アイバニーズTS9↑に至ってはOD-3と違い普通にオーバードライブとして使ってますネ~♪ なので勿論ダイオード・クリッパーも外してませんよ~ ツマミの設定も写真↑のような感じで使うことが多いですネ。TONEはほとんど絞り切ってます。TS9のトーンって絞りぎみで使っても音の開放感って悪くならないんですよ~ 軽くフィルターがかかった感じでギターの音が気持ち良く抜けるんです。特に軽く歪ませた真空管アンプの手前にかませて使うとホントいい感じなんです。アンプは音ヌケが良過ぎると弾くフレーズによっては気を遣うことがあるんですが、TS9を通しただけでちょっとした「安心感」みたいなもんを感じれるんですよ~♪ まぁ~こんな感じで、どのオーバードライブをどの順番でセットするか? どれくらいの歪みで使うかは人それぞれってコトですよ~ セオリーなんて気にしなくてゼンゼンOK!
国産のオーバードライブは「限定品」みたいなもん以外は数千円で買えるモノがほとんどなので、初心者さんは中古なんかでいろんなオーバードライブを試すのがイイんじゃないかと思います。自分に合ったオーバードライブに出逢えると後々音作りで重宝すると思いますヨ~
前回の記事・・・ボスBCB60の細部寸法↓


オルガンマシン、ルーパーの使い方(Youtube gogoakkun)

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ボスSD-1ダイオード・クリッパーを外す♪


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