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スクワイアはフェンダー直系ブランドでも品質が悪いのか? ~入門者用ギターなのか?

「Spuier/スクワイア」と聞いてあなたはどんなことがアタマに浮かびますか? 「フェンダーの廉価ブランド」、「中国かインドネシア生産の安いフェンダー」、、、ま、こんな感じでしょうか? その答えで間違ってはないと思いますヨ~
ただ「廉価ブランド」だからといって本当に楽器として「安かろう悪かろう!」なんでしょうか?
当サイトの管理人であります私はギターを始めて既に40数年立つんですが、私にとって「スクワイア」はものすごく愛着のあるブランドなんです。70年代中期、中学生だった僕らに海外の超有名ブランドFenderのギターなんて買えるわけもなく、当時は楽器屋さんのショーウインドーに飾られたストラトをヨダレを垂らして眺めるのが精一杯でした♪
当時僕はまだベースだったので6弦のエレキは高校生になってから手に入れたんです。勿論、フェンダーじゃなくてアリアのストラト・タイプ(定価4万円のラージヘッド・ナチュラル)ですよ~ 僕が高校生の頃はまだフェンダー・ジャパンも無かったですからネ~ そのフェンダー・ジャパンが登場したのは1983年、僕も既に二十歳過ぎだったので、迷わず買いましたよ~ストラトを!
それまではトーカイのストラト・タイプSpringy sound(スプリンギー・サウンド)を愛用していたんです↓ 1982年
僕のスプリンギーは5万円のヤツでST-50とかいうモデルでした。高価な機種ではないのでラッカー塗装ではないんですが、極薄のポリウレタン仕上げでだったので、厚塗りのポリエステルと違いキズや打痕もしっかりつくのでウェザー・チェックまでは出ませんが、それなりに経年変化が楽しめるギターでした。現在も手元にあります。そのトーカイはルックスも音も気に入っていたのでフェンダー・ジャパンが登場した時「ま、今はまだいいか~」って感じでしたね♪ 名古屋人の僕は当時三河の豊橋市に駐在していました。(商社へメーカーから出向) ある日、地元名古屋で会議があったんですが、時間に少し余裕があったので当時行きつけだった栄・伏見の「名曲堂」にちょいと寄ったんです。
ありましたね~♪フェンダー・ジャパンのストラトがズラリと!その時、僕の目に飛び込んで来たのが「ブロンド・カラー」のストラト♪ 「ん、なんでブロンド?」そう当時フェンジャパのカタログにブロンドはラインナップされてなかったんです。
ブロンドカラーは、ぱっと見ビンテージホワイトって感じですが、よく見ると木目が透けてるんです。
なんでも数量限定でカラー・オーダーした残りの1本だったんです。「なに、限定品!、ん~、、、」
実はお釣りをコツコツ貯めたタンス貯金を銀行でお札に替えたばかりで僕のサイフの中には6万円ちょっと入っていたんです! で、そのブロンドのストラトは5万5千円、、、もう買うしかないでしょ! 僕はただ神様の指示に従っただけですよ♪ と、いうことで出張帰り僕の営業車の助手席にはブロンドのストラトが座っていました♪♪♪ あれから30年以上経ちますが、たぶんまだ僕の後輩が使ってると思います。少しお話が脱線してしまいましたが、当時そのフェンジャパと同じく本家直系のライセンスブランドとしてあったのがスクワイアなんです。
これ↓は1985年フェンダー・ジャパンのアンプ・カタログ
当時僕は会社の宴会とかスナックで演奏する時用にカタログ下段中央に写っているSQUIER REVERB15 を愛用していたんです。小型のソリッド・アンプですから大したサウンドは出なかったんですが、コイツの手前にボスのコンプCS-2をかませて長いこと使ってましたよ~ アンプのパネルにもしっかりFenderエンブレムが付いてましたし、当時スクワイア・ブランドの魅力的なストラト・モデルがラインナップされていましたから「スクワイア=廉価モデル」という感覚は持っていませんでしたね~
実際、モデルによっては今でも高値で取引されていますからネ♪しかし、、、 ここからが今日の本題です!
ジャパンとはいえ初めて手にしたフェンダーだったので、それまでの愛器だったトーカイと比較しまくりましたよ~
で、僕が出した答えは、、、 楽器としてはトーカイのスプリンギーの方が数段上!ということです。まぁ、フェンダーといっても5万円のレギュラー・ラインですからネ~ 当時のオーダー仕様のエクストラッドなら答えは違っていたと思いますが。。。
【フェンダー・ブランド、生産国別の違い】
みなさんもご存知のようにフェンダー・ジャパンというブランドは2015年に無くなってしまいました。現在のMADE IN JAPANモデルは、本家フェンダーの日本生産機種という位置づけなんです。まぁ、解り易く言えば、フェンダー・メキシコと同じようなものですね~ ただジャパンとメキシコの違いは、ジャパンは基本的には今までとほとんど同じで一部USAパーツを使ったモデルもありますがライセンス時代の作り方と同じです。メキシコの場合はUSAパーツで組みつけがメキシコって感じでしょうか~
メキシコに関しては厳密には本家のUSAラインナップモデルと比べてパーツのクオリティはかなり落ちますネ! 僕はロード・ウォーン等メキシコ産フェンダーはかなり所有してましたから、、
特にメキシコ・モデルのピックアップは音ヌケがイマイチなものが多いように思います。※あくまでも主観次元のお話です
★メイドイン・ジャパン
流石に日本製と言えるシッカリした作りです。ネックの仕込み精度についても本家のレギュラーラインよりイイと僕は思います。ただ、ジャパンの塗装は「ポリ・エステル」です。
10万円クラスのモデルでもエステルです! ポリエステルは塗装後の乾燥が速く、一度に厚く塗れるので量産品の塗料としては最適なんです。あと塗装表面の硬度も高いのでキズに強いんです。つまり製品管理もラクなんです。ラッカーのように塗膜が化学反応を起こして溶けるなんていうトラブルが起きませんからネ♪ ただ強い衝撃を受けた場合はガラスを割ったように塗装が剥がれます。さらにラッカー塗装のように経年変化で貫禄が出てくるなんてこともありません。サウンドの傾向としては硬めの音になります。 しかし海外の有名アーティストのほとんどはこのポリエステル塗装のギターを好みます。それは、ポリエステルならではの強度、天候や温度からの影響を受け難いというメリットを重視するからなんです。つまりプロがステージで使うギターは新品の状態で既にイイ音が出ないとダメなんです。良質の材やパーツでしっかり作られた良質なギターのサウンドを外的要因による悪影響から保護するためのものが塗装なんです。
プロがステージで使うのにギターの経年変化を待っている時間は無いわけですから。。。 だからレコーディングなんかではビンテージを使うんですね~ 50年前に作られたギター、ステージ中いつ壊れたっておかしくないですからネ~
なので本家USAのラインナップは一部を除いてほとんどポリエステル仕上げですね♪ シグネーチャー・モデルにラッカー塗装が少ないのはそのためなんです。 しかし、ギブソンはしっかりラッカー塗装なんですよね~ 商品管理にも気や手間がかかりますから、その辺も価格に反映してるということですネ♪
スクワイアbyFender
ジャパンがポリエステルだからスクワイアもポリエステル?って思うでしょ~ 実はスクワイアはポリウレタン塗装なんです♪
「エステル」と「ウレタン」って同じポリなのに何が違うの! 単刀直入に言うとウレタンは厚塗りできないポリで、作業的にはラッカーと似てます。→重ね塗り作業
なので市販されているポリウレタン塗装のギターの塗膜は薄いものが多いです。勿論、ポリですからラッカーのように経年変化でウェザーチェックが入ることはないんですが、ラッカー塗装のギターに近いサウンドが出せる場合もあるんです。ウレタンはエステル塗装のようにガラスが割れたように剥がれることはほとんどないので、ある意味ラッカーとポリの良いトコ取りって考えれる塗料であると言えるかもしれませんネ♪ 個人的にはポリウレタンの薄塗りギターは好みですね~ と、いうことでフェンダーというブランド・ロゴにこだわらなければ、日本製の半額で手に入るスクワイアはかなりお買い得だと思いますヨ~♪
僕も実際近年モノのスクワイアは何度か弾いたことありますが、かなり良かったですよ~
僕は昔からテレキャスターが好きなんですが、今一番欲しいのはシンラインですね~ 本家USAだと20万以上、日本製が10万ちょい、スクワイアは5万円代で買えるので実にそそられます♪
テレキャスはストラトと比べてもシンプルな構造のギターなのでボディ材や載せるパーツの違いによってサウンドがかなり変わるんです。 初期のテレキャスのようなパキッとしたサウンドを出したいならボディ材はやはりアッシュをおすすめしますネ♪
テレキャスサウンドを表現するのによく使われる言葉に「トゥワンギー」っていうのがありますが、もしその辺のサウンドにこだわれるのであれば、ブリッジは6コマタイプではなくブラスの3コマタイプがイイと思います!


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