オール合板 | 人生をモディファイ

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2018年、今年も何だかんだで楽器関係での散財が目立ちましたが、「やっぱ買って良かった！」って～モノも結構あるんです♪　その中でも今年一番の当たりはVGのアコギですね～　正式名はVG KTR-LG、あの有名なショップさんが寺田楽器にオーダーしたモデルなんです。モデル名からもお判りだと思いますが、ギブソンLGのレプリカモデルなんです。基本構造はビンテージギブソンを踏襲したモデルなんですが、そこはやはり寺田楽器さんですから、単なるコピーモデルでは終わらないんですよ～　　

↓ Gibson 1967 LG-1

一部のモデルを除き基本的にギブソンのアコギはオール単板で作られているんです。勿論、このモデルの見本となっているLGもオール単板構造なんですが、LGのようなスモールボディでオール単板構造にするとどうしても中低域が暴れるんですよ～　僕が長年愛用している1967年製のLG-1も同じボディサイズなんですが、当時B-25の廉価版として製造されたLG-1はコストダウンを図るためラダーブレーシングを採用してあるんです。勿論、Xブレーシングと比べると少し大人しめの軽いサウンドなんですが、それが中低域の暴れに関して良いカタチで影響してるんです。そう、ガッツリと強めにストロークしてもB-25のように音が暴れないんです。
僕は3年前まで12年間LG-1と共にB-25も愛用していたのでよく判るんです♪　バーカウンターなんかでの演奏では特にB-25よりLG-1の方がコントロールし易いんです。で、VGのLGモデルはXブレーシングを採用し音量はキープしながらサイド材に敢えて合板を採用することにより中低域の暴れを抑えてあるんです♪　言葉ではなかなかお伝えし難い部分なんですが、このモデルを一度でも弾いたことがある方なら必ずご納得されていると思います。ただ厳密に言うと、多少サウンドは硬めに感じますが、個人的にはかなり好きな音なんです。70年代ギブソンのスクエアショルダーのサウンドに少し似てる感じですね～♪
このKTR-LGも勿論ラッカーフィニッシュなんですが、導管をしっかり浮き立たせた薄塗り仕上げということもあって、まだ半年なんですがイイ感じで塗装が変化していっているのが判ります。　ルックスもサウンドも個人的には大満足なギターで、何といってもネックと指板・フレットの仕上げがメチャいいからホント弾き易いんです♪　ネックを握れば誰でもポリ塗装のギターとの違いは判ると思いますヨ～　このクオリティーで10万円ですから、かなりおトクに感じます！
まだこのギターに関しては一切手を加えてないんですが、現在搭載するピックアップを検討してるとこなんです。アコギ定番のSUNRISEは一時期使っていたことがあるんですが、正直あまり好みではないんです。で、ルックスがシンプルでサウンドにクセがないフィッシュマンのNEO-D（ハムバッキング）にしようとかとも考えたんですが、いろいろ試奏した結果、現時点ではデュアルモンドが第一候補！って感じです♪
ちょっと派手目に見えるかも知れませんが、ホールに着けた時コイツが一番 60、70年代っぽいんですよね～　サウンドもやっぱデュアルモンドって感じの音で、PIEZO（ピエゾ）とは真逆の音！って感じですね～　僕は大好き！
毎年この時期になるとMINIMATON（ミニメイトン）の出番が多いんですが、今年はいろんな現場で敢えてアンプラグ重視でこのKTR-LGを使ってます。ピックアップでいく場合はギブソンのLG-1で今年はやってます♪