作った広告にダメ出し!

うなぎの蒲焼に話が飛んでしまいましたが、ここらでまた戻しますね!
で、前回最後に触れた 「企業から広告にダメ出しされた」お話をします。 今の世の中では普通によくあるパターンの広告なんですが、15年前の当時では結構衝撃的なことだったみたいです。 当時僕がやったのは、広告に載せる商品を目立たせるため背景色に黒を使ったんですよ~ 「ん、」なんでそれがダメなの?って思うでしょ! 企業側が言うには、黒はダークなイメージで「会社としては、暗い、怪しい・・・なイメージをユーザーに持たれてしまう!」ということで即却下となりました。 僕は思わず 「え~」って言っちゃいました。 黒背景はどんな装飾を施しても映えるし、なんたって商品を目立たせることができちゃうわけですから広告の背景色としては最高だと考えたんですが・・・。 結局、企業側の要望通り明るい爽やか系の背景色を使うことになりました。 確かイエローだったような・・・。 それに伴い掲載する商品のカラーの変更は勿論ですが、レイアウト、いやデザインそのものが大幅変更となったわけです。 それでもクライアントの要望通りに制作するのが僕の仕事ですから仕方がないんですが・・・ 自分でもその時却下をくらった広告が結構気に入っていたので、ホント残念でした。 しかし、その時思い出したことがあったんです! それは、ある広告代理店さんの仕事をやった時に言われた言葉なんです。 「あなたに頼んでいるのは、作品じゃなくて、商品なの!・・・」 確かにクライアントの言う通りです。 僕はその一言から、仕事に対する考え方が少しだけ変わっていったような気がします。 商売ですから趣味でやってた時と違うのは当たり前! 当然のことです。 それでも、黒背景をどこかで使いたかった僕は他のクライアントへ提案し続けましたね。 すると、いたんですよ~ 黒背景でやって欲しいっていうクライアントが! 一時期、サンプル広告すべてブラック背景のもので営業してたこともありましたから、依頼があった時はホントうれしかったですね~♪ 勿論、自分の事務所のホームページもブラック背景で通してましたよ~ 今思えば、結構意地になっていたかもしれませんね~
そして、また世の中がちょっとずつ僕に味方をしてくれるようになったんです。 そ~です、ブラック背景時代の到来であります! 前回、黒背景を却下した会社の競合他社が「黒背景は斬新で良い!」って言ってきたんです。 勿論、こてこてのブラック仕様で仕上げましたよ! 結果、従来パターンの広告を打った月より売り上げがかなり上がったと報告を頂きました。 あの時は嬉しかったのと 「それみろ!」って思いましたね~

 

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