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良いギターの定義♪ 値段が高いギターは弾き易い!?~初心者さんが買うべきギターとは、、ローステッドネックは良い!?

■「やっぱ高いギターは良いんですか?」
■「高いギターは音が良いんですか?」
■「高いギターと安いギターって何が違うんですか?」
この3つ、初心者さんからよく質問されます。
シンプルなんだけど本質を突いた鋭い質問だと思います!
今回はこの3つの質問について40数年ギターを弾き続けて来た僕なりの回答をお話しましょう。
まずは僕のメインギターを見てもらいましょう↓
このギターはもう20年近く前に買ったものなんですが、入手後大改造を施しスケールもストラトと同じ324scalに変更しました。 基はモズライトと同じ314のミディアムスケール。一応1968年製のビンテージギター!、、、といっても昭和40年代にいろんなメーカーさんが競って作っていたモズライトのデッドコピーのひとつに過ぎない安物のギター。当時の定価で2万円もしなかったと思います。僕は程度の良いジャパンビンテージとして高額で入手しました。以前、少しお話しましたが極悪ショップにだまされ電気系統やネックの状態が最悪な個体を高値で売り付けられました。「ジャパンビンテージはそんなもんですよ~返品不可です!」
ショップからのその返事で僕のモディファイ心に火が着いたんです。 「こうなったらこのギターを超いいギターに生まれ変わらせてやる!」、その一心で作り上げたギターなんです。
今では手持ちの中で一番大事なギターになってます♪♪♪
★もう今回の答えは出たようなものですネ!

まずギターの値段ですが、「高い」には大きく分けて2つあります。ひとつはギブソンやフェンダーのような有名ブランドのビンテージギター。ビンテージタイプではなく50、60年代のリアルなビンテージギターです。どうしてビンテージギターは高いのか? これは単純に希少価値といっていいと思います。当時使われていた木材や製法も勿論すばらしいんですが、実際「鳴るビンテージギター」のサウンドはほんとスゴイんです!
同じ時期に作られたギターでも鳴らない個体も勿論あります。エレキは工業製品といってもやはり土台(ボディ・ネック)は木材という生ものですから。
例えばフェンダーのストラトのビンテージ、見た目はほとんど同じような感じの2本があったとします。ひとつは150万円、もうひとつは250万円となっていた場合、一概には言えませんが恐らく150万円の方は鳴りがイマイチなんでしょう!と、言っても150万円ですから決して安いギターじゃないですよね~
つまり150万円という価格はビンテージギターとしての歴史についた価格、でもう一つの250万円の方はそのビンテージの希少価値に楽器としての良質な鳴りがプラスされた価格といって良いんじゃないかと考えます。
そうなんです鳴らないビンテージギターって結構あるんですよ~ でもあるショップで250万円の値段がついているビンテージとほとんど同じルックス、サウンドのギターが別のお店で90万円で売られていることもよくある話なんです。そこがオモシロいんですよね~ビンテージ探しって!
市場相場200万円のビンテージをお金に困って手放した人がいたとします。あるショップで「80万円でいいなら現金ですぐ払いますがどうされますか?」と言われたらお金に困っているわけですからそりゃ~「ハイ」って言っちゃうでしょ!?
で80万円で買い取ったギターをそのお店がしっかりメンテナンスして良心的に120万円で店頭に並べるのか? それとも市場相場に少しプラスして220万円で並べ暴利を貪るのか??
そう、ビンテージギターの値段とはそんなものなんです。
※といってもこれは、あくまでも主観次元のお話です。しかし、業界の方から聞いたお話ですが、、、
★今のは高額なギターのお話
今度は高級なギター♪ そう「高級」
高級と一言でいっても色々ですよね~ ま、一番わかりやすいのはそのギターに使われている材料やパーツですね~
例えば希少木材のハカランダがふんだんに使われているとか、インレイなどの装飾にダイヤモンドなどの宝石が使われているとかね! ハカランダはギターとしてのサウンドに影響しますがダイヤモンドの装飾が音に良い影響を及ぼすことはマズありませんから美術工芸品としての価値が価格に反映されているわけですね♪
先ほどの希少価格と種類は違いますが、ま~高額なギターとして括れば同じ「値段が高いギター」には違いありませんね。
★では高いギターと安いギターではどこが違うのか?
そう、今までのお話でお判り頂けたんじゃないかと思いますが、そのギターの価格が「どうして高いのか?」が判ればカンタンなお話ですね♪ もう今回は初心者さんのために単刀直入にお話しましょう! 近年のエレキなら10万円前後のモノなら一生使えるギターと言っても良いんじゃないかと思います。
ただこの価格帯で探す場合自分の好みの木目やサウンド、弾き心地がドンズバのものに出逢えることは少し難しいかもしれませんね~ もし運良く出会えたならそれは「買い!」ですね。
だから楽器はネットではなくショップの実店舗で試奏して買う方がイイんです。もしどうしても自分好みのギターに出逢えなかったら、、、やっぱオーダーするしかないですね~
オーダーの場合は木材からピックアップ、すべてのパーツを自分好みで指定できますからね~ ただその場合40、50万円は覚悟しておいた方がいいですね~
僕のようなトーシローが出来合いの材料を使ってコンポーネントしたとしても、ボディ材が4万円前後・ネック材3万円前後・2ピックアップの場合5万円前後・ブリッジ等のハードウェアで5万円前後、これだけでも20万円近くなりますし、更に塗装代などのことも考えるとやはり20万円は超えてしまうと思います。
なのでショップさんでの完全オーダーが40万円位になったとしても仕方ないんですよね~ ただオーダーギターは本当の意味で一生モノになると思いますから。。。
ちなみに僕がよくYoutubeで弾いているこのテレキャスは
10年ちょっと前にボディとネックの生材を購入して組んだモノなんです。確かボディ(スワンプアッシュ/センター2P)が3万円ちょっと、ネック(メイプル1P)が2万5千円だったと思います。
最初に組んだ当時はノーマルの52仕様にしてたんですが、何度もカスタムを繰り返し現在のカタチに落ち着きました。このギターには結構お金遣いましたネ~ でもおかげで今ではお気に入りの一本となっています。僕はボンビーなのでショップにオーダーできるお金が、、、 だからいつも自分で作っています♪

★高いギターといっても価格が高くなっている理由はそれぞれ。高いギターといっても必ず音が良いとか弾き易いとは限らないんです。基本的に高価なビンテージギターは弾き難いモノが多いです。「音が良い」というのも感じ方は人それぞれ♪
「良い音」かどうかではなく「好きな音」かが重要なんです。 ぶっちゃけエレキはなんだかんだ言っても当たりハズレがある工業製品、何十万もする高額なギターとビギナー向けの3万円のギター、目を閉じて聞き分けるのはプロでも難しいんですよ~
ただ間違いなく言えることは「ギターが人に弾かせる!」って~ことは確かにあると思います。どれだけそのギターに思い入れがあるかで弾き方も違ってくると思います。そうだから良い音と感じれるんだと思います。ギターは金額じゃないということです。ただギターとしての基本的なポテンシャルをもたせるためには最低これぐらいは必要!?という金額はありますね。
それが近年のエレキでいうと7~10万円って感じですね。例えば7万円のギターも10万円のギターも同じ材料とパーツが使われていたとしたら、おそらく仕上げ処理の差だと思います。そうネックのフレット処理とか指板の仕上げとか、、、
ネック周りはどうしても手作業が基本で一番手間がかかるところですからその価格差は仕方ないかもしれませんネ。

と、いうことでアとナタの手にぴったり合う弾きやすいギターがどうしても欲しいのなら専門店さんでオーダーして作ってもらうことをおススメします。ただ先ほどお話したようにお金はかなりかかりますネ♪ それとオーダーギターというものはいくら高いお金をかけたとしても手離す際の買取額はかなり安くなってしまいます。もしオーダーするにしても数年後に手離す可能性が高い場合はオリジナリティ溢れるデザインではなくストラトやテレキャスのような万人ウケするボディシェイプで製作依頼した方がいいかもしれません。ストラトやテレキャスタイプのボディ材は元々のテンプレートが用意されていると思いますから、基本の製作費を安くできるメリットもありますし。
みなさんも「困った時はコイツ!」って言える一本に早く出逢えるとイイですね~

★ワンポイントおまけ話
近年「ローステッドネック」が装着されたギターが流行っていますよね~ 製造段階で余分な水分や油分を強制的に飛ばす処理を施したネックで長年使い込んだネックのような音ヌケを実現しているんですが、このロースト処理をしたネックのサウンドも人それぞれ好みがあるようで、、、
ローステッドネックの音は「カ~ン!って気持ち良く音がヌケていく感じ」なんですがロースト処理していないネックと比べると少し「硬い音」になります。この硬質な感じがダメとおっしゃる方も結構おられるようなので、なんでもかんでもローステッドネックのギターが良いとは言えないんですよね~
ただローストされたネックが反り難くいのは確かなようです。
個人的にはローストされたネックのサウンドは好きですネ♪僕はこの先もこの1702T↑でイクと思います♪
他のギターでつまずくフレーズもコイツならスンナリ弾けるんですよ~ ちなみにこのアライ1702Tはカートコバーンが愛用していたユニボックスのハイフライヤーと同じギターなんです。
ハイフライヤーは1702Tの海外輸出モデル
※アライ(新井貿易):現在のアリア


全てのビンテージBOSS OD-1が使える音じゃない!
・・・2022年8月30日投稿記事


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廉価版ギブソンの値段も上がって来てる!
———-2022年8月11日投稿記事


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ギター初心者さんにとって弦高は超重要!

・・・2022年5月31日投稿記事


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老眼でもデジタル本なら超ベンリ! 月に何冊も本を買ってる人にはおススメですね~ ★今や読書はデジタルが当たり前! 読み終わった本の片付けや処分も必要なし! どうしても手元に置いておきたい本だけ今まで通りの「紙の本」を買えばいいんです!
本を整理できると部屋が広く使えますからネ~


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